オーストラリアンテリアの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

ドッグ界の出川哲郎 オーストラリアンテリア

陽気で好奇心旺盛なテリア種らしい性格のオーストラリアンテリア。
小型犬ではあるもののスタミナも豊富で運動能力が高く、毒蛇駆除にも従事していたとされており、小さな体で怖いもの知らずな点から「ドッグ界の出川哲郎」と世界中で呼ばれています。ごめんなさい(-_-;)呼ばれていませんでした。で、でも、それ位体を張れる子なんです。

ここでは、オーストラリアンテリアの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさってください。



オーストラリアンテリアの歴史

毒蛇を捕らえるのにも使われていた犬種

1860年代にオーストラリアへ渡ってきた初期の移民によって作られました。
ヨークシャー・テリア」、「ノーリッチ・テリア」、「ケアーン・テリア」、「スコティッシュ・テリア」、「ダンディ・ディンモント・テリア」、「スカイ・テリア」、「アイリッシュ・テリア」を複雑で綿密に計画されたプログラムに則って交配させて作り出されたテリアで、1870年代に確立したと言われています。

オーストラリアン・テリアは地中に潜って獲物を捕らえるだけでなく、畑を荒らす野ウサギや毒蛇駆除の際にも使われていました。

1899年には愛好家たちにより犬種クラブが結成され、FCIへの申請を目指してスタンダード(犬種基準)の制定が行われました。
この時に「オーストラリアン・テリア」という犬種名が与えられました。

しかし、あらゆる犬種の混血によって誕生したという事で、始めのうちは純血犬種として認められず、ワーキング・テリアのバリエーションであるこの犬種に「オーストラリア」の名を冠するのを嫌がる人もいて非難されていた時期もありました。
それでも、一般的には作業犬として非常に人気があったため絶滅は免れました。

そして20世紀には本種がワーキング・テリアでなくれっきとした純血の犬種となったということを認められるようになり、FCIにも公認されることが出来ました。

オーストラリアで人気の高い犬種のひとつですが、他国でもペットおよびショードッグとしてだけでなく作業犬としても人気が高いです。

オーストラリアンテリアの特徴

陽気で子供や老人にも親しみやすい性格

オーストラリアンテリアは、がっしりとした体格で、足も意外と筋肉質です。
首周りにあるシルキーで柔らかい豊かな襟巻のような被毛が特徴の一つです。
大きな立ち耳も特徴的で、どことなく知的な印象を与えてくれます。

被毛はダブルコートで、粗く真っ直ぐなオーバーコートと柔らかく短いアンダーコートからなります。
カラーはブルータンなどの配色のほか、サンディー、レッドの単色もあります。

性格はテリア種らしく陽気であり好奇心旺盛で、少々警戒心も強い傾向があります。
それでも他のテリア種に比べれると、温厚で穏やかな性格をしており、子供とも問題なく接してくれるでしょう。
また、飼い主に対しては従順であり、知的でもあるのでしつけは比較的し易いでしょう。
オーストラリアンテリア

外見

やや胴長短足ぎみの体形ですが、ボディは筋肉質で引き締まっている。
人間のウルフカットのようなヘアスタイルをしていることもオーストラリアン・テリアの特徴の一つです。
口ひげはなく、マズルは先が尖っており、くりっとした大きく丸い瞳を持ち、耳は立ち耳です。
尾は垂れ尾ですが、半分の長さに断尾することもありましたが、現在では動物愛護の観点からあまり行われていません。

被毛はダブルコートです。
毛色はタン&ブルーが最も人気ではありますが、サンディー(砂色)やレット、タンの単色の個体もいます。

性格

無邪気で陽気であり警戒心が強いですが、テリア種の中でも穏やかな性格です。
飼い主に対しては、愛情深く従順な一面があります。
もとが作業犬であるため小動物を見ると狩猟本能が覚醒する事があります。
ただし、オーストラリアン・テリアから作られた同国原産の愛玩用犬種、オーストラリアン・シルキー・テリアと比べると性格面は忍耐強く、シルキー・テリアほど攻撃的ではないです。

体重  5~6kg
体高  24.5~25.5cm

オーストラリアンテリアの健康

「レッグパーセス病」や「膝蓋骨脱臼」に注意が必要

オーストラリアンテリアの平均寿命は、11〜15歳ほどです。

基本的には丈夫な犬種です。
かかりやすい遺伝病は特にはありませんが、「レッグパーセス病」や膝のお皿の位置が本来の場所からずれてしまう「膝蓋骨脱臼」に注意が必要です。
高いところから硬いフローリングに飛び降りると、「膝蓋骨脱臼」の原因になりますので、フローリングの床で滑らないようにカーペットを引くことをおすすめします。

オーストラリアンテリアの食事

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。

以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ

オーストラリアンテリアの運動

毎日1時間程度の散歩を

非常に活発な犬種なので、毎日十分な量の散歩や運動をさせる必要があります。
毎日1時間程度の散歩をしてあげてください。
オーストラリアンテリアはあちこち探索することが好きなので、毎日の散歩道も変えてあげると喜びます。

運動不足はストレスに繋がり攻撃的な性格になるので、ドッグランなどで思いっきり遊ばせてあげるのもおすすめです。

オーストラリアンテリアのしつけ

しつけは比較的しやすい

テリア種ですが気の強さは控えめなのでしつけは比較的しやすい犬種といえます。
幼犬の頃から主従関係を教えてあげるのがおすすめです。
オーストラリアンテリアは賢く、家族を喜ばせることが大好きです。
誉めて長所を伸ばすしつけ方が効果的です。

また、多少警戒心も強い傾向があるので、小さい子犬の頃から様々な人や他の犬と積極的に触れ合わせ、社会性を身に付けさせるようにしましょう。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

オーストラリアンテリアの手入れ

週1回程度のコーミング

耐候性の被毛は針金のように硬く、ほとんど抜けることがないので、被毛の手入れは週1回程度のコーミングと、年に2回ほど手で丁寧にムダ毛を取り除いてあげるくらいで十分です。

シャンプーは月に1~2回を目安に行うようにしましょう。

オーストラリアンテリアの価格

30~40万円前後が目安

オーストラリアンテリアは、ペットショップで見かける事はまずありません。
もしも家族に迎え入れるのであれば、ブリーダーさんから直接購入する方法がメインとなります。
その際の値段ですが、30~40万円前後が目安となります。

ブリーダーさんから直接購入する際は、必ず現地へ行き、飼育環境やブリーダーさんの人柄などを確認し、信頼できるかを見極めたうえで決定するようにしましょう。

まとめ

✔ テリア種の中では穏やかで温厚

オーストラリアンテリアは、テリア種らしく陽気で好奇心旺盛ではありますが、他のテリア種のような気性の激しさはなく、比較的穏やかな性格をしています。
知性もあり、飼い主に対しては従順ですので、飼いやすい犬種と言えるでしょう。

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