シベリアンハスキー×ポメラニアンのミックス犬 ポンスキー
日本では滅多に販売される事のないポンスキーは、大型犬であるシベリアンハスキーと小型犬であるポメラニアンのミックス犬です。
ここでは、シベリアンハスキー×ポメラニアンのミックス犬であるポンスキーの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細などがまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。
ポンスキーについて
シベリアンハスキー×ポメラニアンのミックス犬
ポンスキーは「ポメラニアン」と「シベリアンハスキー」を交配して誕生したミックス犬です。
精悍ではっきりとした野性的な顔つきのシベリアンハスキーと可愛らしいぬいぐるみのようなポメラニアンを交配させて誕生させたのですが、両親の体の大きさがあまりにも違い過ぎるので、可哀そうなイメージを持たれる方も大勢います。
アメリカで人気の「デザイナーズドッグ」と言われる犬種の一つであり、可愛い見た目が目を引くポンスキーですが、それぞれの犬種 の特徴を受け継いでいる故の注意点などもあります。
ポンスキーの特徴
丸い目と丸顔の小さめのシベリアンハスキー
ポンスキーは、大型犬と小型犬との体格差の大きい交配になるので、成長するまで体の大きさが分かりません。
一般的には、中型犬の大きさである7~12kgほどの大きさになる事が多いです。
被毛はポメラニアンのような柔らかくふっくらした感じになり、顔を丸みを帯びた不思議なハスキー犬の子供のような外見になる事が多いですが、見た目の個体差をありますので、逆にシベリアンハスキーのような灰褐色の硬い被毛になる事もあるなど、その限りではありません。
性格は人懐っこく、温厚で甘えん坊になる事が多いです。
愛情深く賢いので、しつけはしやすいです。
ただ、性格も個体差があり、シベリアンハスキーのようなマイペースで頑固な子になる事もあれば、ポメラニアンの臆病で警戒心の強い子になる事もあります。
どのような子になるかを楽しみに出来るのもミックス犬であるポンスキーの魅力です。
外見 |
外見は、どちらに似るかで変わってきますが、丸い目と丸顔はポメラニアンに似ますが、それ以外はシベリアンハスキーの傾向が強いです。 |
性格 |
ミックス犬なので、個体差はありますが、基本的には活発で愛情深く温厚な性格です。 |
体重 | 7~12kg |
体高 | 25~38cm |
ポンスキーの健康
奇形がある可能性が比較的高い
ポンスキーの平均寿命は12~14歳程度と言われています。
ミックス犬は比較的丈夫な傾向がありますが、ポンスキーに関しては、親犬の体格差が大きい事から、奇形がある可能性が比較的高くなります。
また、中には無理矢理に交配をさせる悪質なブリーダーも存在するのは確かです。
例えペットショップで販売されていたとしても、生産者を確認できるなどの管理が出来ているかを確認して、考えましょう。
また、「肥満」には注意しましょう。
ポンスキーの食事
年齢や体調に合わせたフードを選びましょう
子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。
以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。
愛犬に合ったドッグフードを探す
愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ
ポンスキーの運動
毎日30分~1時間程度の散歩
毎日30分~1時間程度の散歩で十分です。
遊び好きな性格ですので、一緒に遊ぶようにしてあげるといいでしょう。
運動不足になると肥満になったり、ストレスがたまる事によって家具を噛んだり無駄吠えをしたりすなどの問題行動の原因になりますので、十分な運動量を確保するようにしましょう。
ポンスキーのしつけ
しつけは比較的しやすい
賢いのでしつけは比較的しやすいです。
厳しく叱らずに、ほめて伸ばすようにしましょう。
シベリアンハスキーの頑固な性格が出る可能性がありますので、根気よく行うつもりでいると良いでしょう。
また、ポメラニアンの要素で臆病で警戒心が強く出る可能性がありますので、幼犬の頃からたくさんの人や犬と触れさせ、社会性を身につけさせましょう。
しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法
ポンスキーの手入れ
毎日ブラッシングを
被毛はポメラニアンのように柔らかくフワフワな毛並を引き継ぐことが多いので、毛質を維持する上でもブラッシングは必須です。
また、ポンスキーはダブルコートなので抜け毛が多いので、でスキンシップも兼ねて毎日ブラッシングをしてあげて下さい。
シャンプーは少なくとも月1回以上を行って、清潔に保つようにしましょう。
歯磨きは犬専用の歯ブラシを使用するか濡れたガーゼを使って、歯と歯茎の間を優しく磨いてあげてください。
ポンスキーの購入方法
海外からの輸入⁉
ポンスキーは日本ではなかなか購入する事が難しい犬種です。
ブリーダーも日本には見かけません。
そうなると、アメリカなどの海外からの輸入になってしまいますが、その際は輸入代行業者に依頼する事になると思います。
購入費用は輸入経費を含めて総額50万円程度は掛かると思っておいた方が良いでしょう。
ポンスキーの評価
ポンスキーは可哀そう⁉
ポンスキーの評価として、可哀そうという声がとても多いです。
それの要因としては、大型犬と小型犬との交配という普通では考えられない状況のイメージから可哀そうという評価になっていると思われます。
実際、ポンスキーはアメリカの「デザイナーズドッグ」と呼ばれる人間の興味本位のエゴから誕生しております。
また、その体格差のある交配から奇形になる可能性も高く、仮に奇形児として生まれてきた際は「ポンスキーの失敗作」として、廃棄されている現状も見過ごすわけにはいかないでしょう。
まとめ
✔ 奇形がある可能性が高い
✔ しつけは比較的しやすい
✔ ポンスキーは可哀そう
シベリアンハスキーとポメラニアンのミックス犬という体格差のある犬種同士の交配という事もあり、生まれながらに奇形を持つ可能性が高い犬種です。
生まれてくる子の個体差も大きく、兄弟でも全然違う犬種に見える事もあるでしょう。
何とも不思議な雰囲気で見た目は可愛いのですが、人間の都合で作られた犬種ですので、どうしても不都合が生じてしまうのです。
ポンスキーの性格はとても愛情深く、飼い主に従順です。
マイペースで頑固な子であったり、臆病で警戒心の強い子であったりと、性格もそれぞれの犬種のどこを引き継ぐかによって個体差が生まれます。
ただ一概に賢いので、しつけの飲み込みは早いでしょう。
先に述べたようにポンスキーは、人間の欲が生み出した犬種です。
日本にはポンスキーのブリーダーは見かけませんが、もし仮にいたとしても強引な交配を強いている可能性があると思われます。
失敗作と呼ばれる奇形児も生まれやすいため、商品として成り立たない奇形を持った子を廃棄する背景もあります。
われわれ愛犬家はそのような悲しい事が起きないよう繁殖の背景を確認し、悪徳ブリーダーからの購入を避ける必要があります。
また、背景を確認できない場合は、輸入も含めて購入を断念する決断力が必要です。
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