ノーリッチテリアの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

立ち耳が愛らしい愛情豊かな ノーリッチテリア

小さな体で足が短く、立ち耳という愛らしい見た目が魅力的なノーリッチ・テリア。
明るく活発で、非常にフレンドリーな愛情豊かな可愛い犬種です。

ここでは、ノーリッチテリアの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。



ノーリッチテリアの歴史

キツネ狩りの猟犬としても活躍

ノーリッチテリアは、イギリス原産の小型犬です。

19世紀後半頃、古くから存在したアイルランド土着のテリアとヨークシャーテリアが祖先ではないかと推定される「トランピントン・テリア」と呼ばれていた小さなテリア犬をを土台に、地域のテリア好きが繁殖を行ったとも言われています。
「トランピントン」とは、ケンブリッジ大学近くにある「トラピントン・ストリート」という通りの名前から来ており、当時、ケンブリッジ大学の学生寮にいたネズミを捕獲する為に飼われていた事に由来しています。

その後、ペドリントンテリアなどが交配され、褐色で背中の赤茶色いテリアが作出されました。
そして、1936年にノーリッチ・テリアとしてアメリカンケネルクラブ(AKC)に認定され、キツネ狩りの猟犬としても活躍しました。

当時この犬種は立ち耳タイプだけを認めていたが、耳が垂れたタイプの犬も存在するということが判明し、1979年に耳の垂れたタイプが「ノーフォーク・テリア」という別の犬種として認定されることになりました。

ノーリッチテリアの特徴

明るく陽気で立ち耳が愛くるしい

テリア種の中でも小柄ではありますが、がっしりとした体格をしています。
足が短く、コミカルで可愛らしい見た目をしています。
目は小さめで、耳は立ち耳です。
尻尾は昔は断尾する習慣がありましたが、今では動物愛護の観点から行われない事がほとんどです。

被毛はダブルコートで、粗い針金状の毛質です。
毛色は、レッド、ウィートン(小麦色)、ブラック&タン、グリズルがあります。

性格は、明るく陽気で遊び好きフレンドリーです。
他の犬とも仲良くすることができ、飼い主へは従順に接してくれます。
ただし、少々マイペースな一面もありますが、それは愛嬌でしょう。

外見

体は小さいですが、しっかりとした骨格と筋肉がついており、足は短く、立ち耳です。
被毛はダブルコートです。
カラーはレッド、ウィートン(ベージュ色)、ブラック&タン、グリズルなどがあります。

性格

明るく陽気で、とても勇敢で自立心が強く、フレンドリーな性格です。
叱られてもめげないタフさがあり、飼い主への深い愛情を示してくれます。
また、テリア種の中では、闘争心が低く、ノーフォークテリアと違って、ケンカ好きではありません。

体重  5~6kg
体高  25~26cm

ノーリッチテリアの健康

膝の皿の骨がずれてしまう「股関節形成不全」に注意

ノーリッチテリアの平均寿命は、約14年程度です。

基本的には健康な犬種ですが、気を付けたい病気は、「白内障」、「緑内障」などの眼病にかかりやすい傾向があります。

小型犬がかかりやすい病気として、膝の皿の骨がずれてしまう「膝蓋骨脱臼」や「レッグペルテス」、「心臓病」には注意が必要です。

ノーリッチテリアの食事

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。

以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ

ノーリッチテリアの運動

毎日30分~1時間程度の散歩

活発で好奇心旺盛なので、毎日30分~1時間程度の散歩には連れて行ってあげてください。
遊び好きなので、ボール遊びやドッグランにも連れて行ってあげましょう。

運動不足になるとストレスが溜まり、無駄吠えなどの問題行動の原因ともなりますので、毎日しっかりと運動を心掛けてあげて下さい。

ノーリッチテリアのしつけ

根気よくしつけを

天真爛漫なところがあるので、飼い主は威厳をもって、根気よくしつけをする必要があります。
幼犬の頃から主従関係と信頼関係を教えてあげてください。

また、小さい子犬の頃から様々な人や他の犬と積極的に触れ合わせ、社会性を身に付けさせるようにしましょう。

始めのうちは、犬の気が散らないように集中できる環境を整えて上げましょう。
しつけがある程度できてから、どんな状況で対応できるようにテレビをつけてみるなど少しずつ環境を変えていきましょう。

愛犬がしつけをマスターしていくと、ついつい「できて当然」と思ってしまいがちになります。
そうなるとしつけができても全く褒めなくなってしまうでしょう。
でも、これでは犬たちもしつけを忘れてしまう可能性もありますので、毎回ご褒美を与える必要はありませんが、しつけができた時には、褒めてあげるなどの気持ちを伝え続けることを忘れないようにしてください。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

ノーリッチテリアの手入れ

被毛のお手入れは楽?

被毛の手入れは毛玉や皮膚炎を予防するためにも、週に2~3回程度のブラッシングまたはコーミングを行うのが良いでしょう。
被毛は豊富なように見えますが、それほど毛量は多くはありません。

ただ、古くなった毛を定期的に抜いてあげるのが望ましいです。
それ自体は、それほど難しくありませんので、安心してください。

ノーリッチテリアの価格

ブリーダーさんから直接購入する方法がメイン

ノーリッチテリアは、ペットショップで見かける事はまずありません。
もしも家族に迎え入れるのであれば、ブリーダーさんから直接購入する方法がメインとなります。
その際の価格は、30~40万円程度になると考えておいた方が良いでしょう。

ただ、ブリーダーさんから直接購入する際は、必ず現地へ行き、飼育環境やブリーダーさんの人柄などを確認し、信頼できるかを見極めたうえで決定するようにしましょう。

まとめ

✔ テリア種の中でも飼いやすい犬種
✔ 活発で遊び好きなので、毎日散歩を

ノーリッチテリアはテリア種ではありますが、それほど気性は荒くないので、テリア種の中では比較的飼いやすいでしょう。
飼い主には従順であり、フレンドリーですので、問題を起こす事も少ないでしょう。

また、とても活発で遊び好きなので、毎日散歩に連れ出してあげる事を怠らないで下さい。
運動不足になると、無駄吠えなどの問題行動を起こす原因となります。

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