ボロニーズの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

社交的で素直な元貴族犬 ボロニーズ

ボロニーズは、イタリア原産の小型犬です。
元々は貴族や王族の愛玩犬として、寵愛を受けてきた犬種で、社交的で純真な心を持った素直な犬種です。

ここでは、ボロニーズの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。



ボロニーズの歴史

王族貴族に愛された犬種

ボロニーズは、イタリア・ボローニャ地方原産であり、「ボロネーゼ」と呼ばれることもあります。

生い立ちは諸説あり、はっきりとはしていませんが、11世紀ごろに存在していたと言われています。
諸説には、ウォーター・スパニエル犬種の小型化により作出された説、古い愛玩犬種であるショック・ドッグの突然変異により生まれた縮れ毛の犬を交配させた説などが挙げられます。
いずれにしても、11世紀ごろには存在しており、「ビション・フリーゼ」、「ハバニーズ」、「マルチーズ」などのビション系犬種と同じ先祖をもつと考えられています。

ルネサンス期の古くからボローニャ地方で王族貴族の間でペットとして愛され、その後も高貴な人々に非常に大切に扱われ、とても贅沢な暮らしを送っていました。
イタリアのサボイ王朝ウンベルト王からベルギーのホセ王女へ贈られたり、イタリアの名門メディチ家から王室への贈り物とされたりしており、オーストリアの女帝マリア・テレジアやロシアのエカテリーナ王妃などからも愛されていました。
ティツィアーノやゴヤ、ブリューゲルといった画家の絵の中にも、ボロニーズたちは存在しています。

2度の世界大戦の際には、人気も衰えて、少しずつ減少して行くことになりましたが、貴族たちの手によって犬たちを疎開させ、ほぼ難なく生き残ることが出来ました。
戦後はイタリア人繁殖家ジャンフランコ・ジャネリの手によってボロニーズたちは数を増やし、貴族だけでなく一般市民の手にも渡り、ペットやショードッグとして多くの国で飼育されるようになりました。

ボロニーズの特徴

のんびりした雰囲気があり、気品が漂う

体長と体高がほぼ同じ長さのスクエア型と呼ばれる正方形の体型をしており、真っすぐな足をしています。
目は丸くて、耳は垂れています。
全身をピュア・ホワイトの長くカールした被毛に覆われており、ビジョン・フリーゼやマルチーズと似ています。
理想的な体高サイズはオスが27~30cm、メスは25~28cmです。
理想体重は2.5~4kgとされています。

性格は明るく素直で優しく、攻撃的になることはほとんどありません。
人懐こく従順であり、チャカチャカした面も比較的少なく落ち着いていて穏やかですので、大変飼いやすい犬種です。
社交性も高いので、多頭飼いや小さな子供のいる家庭でも安心して飼う事が出来るでしょう。
しかし、かと言って室内でばかり過ごしていると、本来持ち合わせている社会性が育たずに、臆病になって吠え癖がついたりすることもあります。

ボロニーズ
外見

マズルは細く短めで、鼻と丸い目は黒々しています。
脚や体は、細く華奢です。
耳は垂れ耳、尾は巻き尾で、尾にはふさふさの豊かな飾り毛があります。
被毛は縮れ気味でふわふわとしたボリュームのあるシャギーコートで抜け毛の少ないシングルコートです。
毛色は通常ピュア・ホワイト(純白)のみ認められています。

性格

性格は基本的には温厚で人懐っこく、フレンドリーな性格です。
また、臆病で気が小さい一面もあります
飼い主には従順でしつけはし易く、社交性もありますので、とても飼いやすい犬種です。
王侯貴族に愛されていただけにのんびりした雰囲気があり、気品があります。
飼い主のそばで静かにのんびり過ごすのが好きです。

体重  3~4kg
体高  25~28cm

ボロニーズの健康

比較的健康な犬種です

ボロニーズの平均寿命は12~14歳程度になります。

ボロニーズは比較的健康な犬と言われていますが、成長期の関節の骨に異常が生じる「股関節形成不全」や「肘関節形成不全」、1~2歳までに発症し手術が必要な場合もある「レッグ・ペルテス」などには注意が必要です。
成長しきって、発育が問題ないかを確認できるまで十分に気を付けましょう。

また、垂れ耳ですので「外耳炎」にも気を付けてください。
定期的に耳掃除をし、悪臭がする場合は、なるべく早く受診しましょう。

ボロニーズは、運動量が少ない犬種ですので、「肥満」にもなりやすいので、おやつの与え過ぎなど注意しましょう。

ボロニーズの食事

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。

以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ

ボロニーズの運動

運動量は少なめです

元々、人のそばで過ごす愛玩犬となることを目的として作られた犬ですので、激しい運動は必要ありません。
運動量は多くは必要とせず、毎日15~30分程度で十分です。
その分、部屋の中で一緒に過ごす時間を大切にしてあげて下さい。

いくら運動量が少ないからと言って、ずっと部屋に閉じ込めすぎると、ストレスが溜まり、性格も臆病になってしまいますので、少ない時間でも気分転換に外へ連れ出してあげましょう。

ボロニーズのしつけ

しつけは苦労しないでしょう

決して賢いというわけではありませんが、素直な性格であり、飼い主の事が大好きなので、しつけはあまり苦労しません。
小さな子犬の頃から、たくさんの人や他の犬とも触れさせて、社会性を身に付けさせましょう。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

ボロニーズの手入れ

週2回程度ブラッシング

シングルコートなので、抜け毛はあまりありません。
週2回程度ブラッシングをしてあげて下さい。
シャンプーも月1回程度はしてあげて下さい。
垂れ耳なので、定期的に耳掃除もしてください。

ボロニーズのカットスタイル

月に1回程度のトリミングが理想

ボロニーズは、被毛をカットしないと伸び続けてしまうので、月に1回程度のトリミングが理想です。
定期的にカットしないと毛玉の原因にもなりますので、注意が必要です。

ただ、せっかくトリミングをするのであれば、カットスタイルを気に掛け、愛犬の新たな魅力を見出すのも有意義だと思います。
カットスタイルによって、大きくイメージを変えられるのもボロニーズの魅了の一つでしょう。

下記に代表的なカットスタイルをまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。

■ テディベアカット

トイプードルでおなじみのテディベアカット。
丸いマズルが印象的な可愛らしいデザインのカットスタイルです。
顔まわりの毛はあまり短くカットせず、マズル周りや耳の毛の長さをお好みで変えることによって、さまざまなバリエーションを楽しむこともできます。

■ 耳長めのゴージャスカット

ボロニーズの毛量豊かな耳の毛を浮かしたカットスタイル。
耳の毛を長く伸ばしてあげることによって、上品で豪華でありながら可愛い仕上がりになります。

■ アフロカット

こちらもボロニーズの豊かな毛量を生かしたスタイルです。
顔全体をを大きな丸につくる事によってファンキーでありながらどこか品のあるアフロスタイルになります。

まとめ

✔ 落ち着いた飼いやすい犬種
✔ 成長期の発育程度には注意を
✔ 定期的な耳掃除は必ず行う事

ボロニーズは、とても素直で落ち着ており、飼い主に依存する傾向があります。
運動量も多くなく、多くの散歩量も必要としないので、毎日の散歩が面倒という方には最適化もしれません。
また、抜け毛も少なく、子犬の頃から様々な人や犬たちと交流を持つようにすれば、社交的になりますのでとても飼いやすい犬種です。

遺伝的疾患も特になく、健康的な犬種ですが、肘や股の関節の成長段階での異常が見られる可能性が比較的高い傾向があります。
特に2歳になるまでの間は、歩き方に問題ないかなどを注意深く見守ってあげて下さい。
もし、異常がある場合は、速やかに動物病院に連れていってあげて下さい。
「レッグパルセス病」の場合、手術が必要となる事もあります。

ボロニーズは垂れ耳なので、「外耳炎」になる事が多いです。
週に1回は必ず耳掃除をするようにして、耳から嫌な臭いやドロドロの耳垢が見られるような場合は、受診するようにしましょう。

以上のように、とても飼いやすい犬種ですが、そうは言っても我々人間と同じ生き物ですので、やはり個性はあります。
思っていたのと違うからと言って、飼育を放棄したり、虐待するのは倫理上、決して許されるものではありません。
動物を家族として迎える時には、如何なる時も愛情を注ぎ続けるという事も肝に銘じて決断して欲しいです。

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