オーストラリアンシルキーテリアの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

ドッグ界の「三山たかし」 オーストラリアンシルキーテリア

名前の通りオーストラリアでペットを目的として作られた犬種であるオーストラリアンシルキーテリア。
ペット犬として誕生した犬種ではあるが、意外にもネズミ捕りが上手な一面も。
演歌歌手でありながら、意外にもけん玉が得意な「三山たかし」を彷彿とさせます。

ここでは、オーストラリアンシルキーテリアの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさってください。



オーストラリアンシルキーテリアの歴史

オーストラリアン・テリアの被毛を美しくするために生まれた犬種

オーストラリアで作業犬として人気のあった「オーストラリアン・テリア」を元に、被毛の美しさを引き立てるため、イギリスから新たに輸入した「ヨークシャー・テリア」と現在は絶滅している「クライズデール・テリア」をかけ合わせ、ペット用犬種として19世紀末に作出されました。

シルキー・テリアはオーストラリアのシドニーを中心に飼育されていた事から、「シドニー・テリア」や「シドニー・シルキー」と呼ばれる事もあります。

1950年代になると諸外国にも輸出され、人気を得てFCIにも公認犬種として登録されました。
当時は興奮しやすい性格であり、凶暴で扱いにくいという印象から人気が下落し、作出に使われた2犬種に人気を奪い返されてしまいました。
それに危機感を持ったオーストラリアンシルキーテリアの愛好家たちによる性格や健康面での改良が行われ、現在は以前に比べて攻撃的な気性が抑えられ、以前に比べ飼いやすい性格に改良されました。

オーストラリアンシルキーテリアの特徴

絹のような美しい被毛の好奇心旺盛で活発な犬種

オーストラリアンシルキーテリアは、大きめのヨークシャテリアのような外見をしています。
耳はピンと立った立ち耳で、目はアーモンド形をしています。

この犬種の特徴でもあるシルクのような滑らかな被毛はシングルコートで、頭部から尾の付け根まで左右に分かれ体に沿うように生えています。
カラーはブルー&タンで、そのコントラストが明瞭であるほど美しいとされています。

性格は、陽気で好奇心旺盛であり、活発です。
テリア種らしく気性が荒い傾向があり、見知らぬ人や他の犬に対して吠えたてる事もあります。
番犬として最適ではあります。
また、飼い主に対しては従順で、甘えん坊な所もあり、愛すべき性格と言えるでしょう。オーストラリアンシルキーテリア

外見

「ヨークシャーテリア」と外観がよく似ています。
サイズはヨーキーよりも少し大きく、被毛はヨークシャー・テリアほど長くないです。
美しいロングコートは絹のようにつややかでやわらかいです。
毛色はブルー&タンです。
立ち耳で垂れ尾ですが、尾は短く断尾することがあります。
胴は長く、脚はやや短い。

性格

明るい性格で好奇心旺盛で活発だが、興奮しやすく攻撃的な面もあります。
縄張り意識が強い面があるため、見知らぬ人やほかの犬には吠えやすい傾向があります。

体重  4~5kg
体高  22~24cm

オーストラリアンシルキーテリアの健康

「気管虚脱」や「水頭症」、「糖尿病」に注意

小型犬に見られやすい疾患でもある、変形した気管が空気の通りを悪くし呼吸を妨げる「気管虚脱」や「水頭症」、「糖尿病」などに注意が必要です。

その他では、「椎間板疾患」、成長時に肘関節に異常を来す「肘関節形成不全」には気を付けて下さい。

また、「外耳炎」などにもかかりやすいです
外耳道の中に毛が多く、通気性が悪いと「外耳炎」を悪化させてしまいます。
定期的に耳掃除を行い、清潔に保つようにしましょう。

オーストラリアンシルキーテリアの食事

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。

以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ

オーストラリアンシルキーテリアの運動

毎日30分程度の散歩

オーストラリアンシルキーテリアは、運動が好きな犬種ですので、毎日30分程度の散歩は欠かさないようにしましょう。
おもちゃで軽く遊ぶという運動よりは、体を思い切り動かす激しい運動を好みますので、たまにドッグランへ行き自由に運動をさせると喜びます。

運動不足になるとストレスが溜まり、無駄吠えなどの問題行動の原因ともなりますので、毎日適度な運動を心掛けてあげて下さい。

オーストラリアンシルキーテリアのしつけ

無駄吠えをしつけ直す必要が?

中途半端なしつけでは言うことを聞かなくなってしまいますので、幼犬の頃から一貫した態度で厳しく飼い主さんとの主従関係を教えなくてはいけません。
服従訓練を繰り返すことが大切です。

オーストラリアンシルキーテリアはよく吠えるので、無駄吠えでトラブルにならないよう幼犬の時からしつけてください。⇒犬の無駄吠えをしつけ直す 完全ガイド

また、小さい子犬の頃から様々な人や他の犬と積極的に触れ合わせ、社会性を身に付けさせるようにしましょう。

愛犬がしつけをマスターしていくと、ついつい「できて当然」と思ってしまいがちになります。
そうなるとしつけができても全く褒めなくなってしまうでしょう。
でも、これでは犬たちもしつけを忘れてしまう可能性もありますので、毎回ご褒美を与える必要はありませんが、しつけができた時には、褒めてあげるなどの気持ちを伝え続けることを忘れないようにしてください。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

オーストラリアンシルキーテリアの手入れ

毎日の丁寧なブラッシングを

抜け毛は少ないですが毛が絡みやすいので、毎日の丁寧なブラッシングが必要です。
また、1~2ヵ月に1回程度の定期的なシャンプーがおすすめです。

オーストラリアンシルキーテリアの価格

35万円程度が相場

オーストラリアンシルキーテリアをペットショップで見かける事はまずありません。
もしも家族に迎え入れるのであれば、ブリーダーさんから直接購入する方法がメインとなります。
その際の値段ですが、35万円程度が相場となります。

ブリーダーさんから直接購入する際は、必ず現地へ行き、飼育環境やブリーダーさんの人柄などを確認し、信頼できるかを見極めたうえで決定するようにしましょう。

まとめ

✔ 縄張り意識が強く、番犬に適している
✔ 社会性を身に付けましょう

オーストラリアンシルキーテリアは体は小さいですが、縄張り意識が強く勇敢であり、見知らぬ人に対して臆することなく、敵意をむき出しにする性格を持っています。
ですので、番犬に向いた犬種と言えます。

ただ、都会での飼育となると、ドッグランで喧嘩をしてしまったり、吠える声がご近所の迷惑となる事もあるので、小さい子犬の頃から様々な人や他の犬と積極的に触れ合わせ、社会性を身に付けさせるようにしましょう。

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