ウエストハイランドホワイトテリアの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

ドッグ界の「Dr.スランプ アラレちゃん」 ウエストハイランドホワイトテリア

体は小さく、いつまでたっても子犬のような可愛らしさを持ちながら、実は筋肉質でタフなウエストハイランドホワイトテリア。
あどけない顔して、実はタフと言えば、「アラレちゃん」を思い浮かびます。ドラゴンボールの「孫悟空」ではなく、「Dr.スランプ アラレちゃん」なんです。
なぜなら悟空は成長したら、可愛くないからです!

ここでは、ウエストハイランドホワイトテリアの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさってください。



ウエストハイランドホワイトテリアの歴史

白い毛色を選択して生まれた犬種

ウエストハイランドホワイトテリアはイギリス原産の犬種で、「ウェスティ」という愛称で、日本でも親しまれています。
ウェスティの先祖に当たるのは、イギリス・スコットランド地方で飼われていた、「スコティッシュテリア」、「ダンディ・ディンモントンテリア」、「スカイ・テリア」、「ケアーンテリア」やその交配から生まれた犬たちだったとされています。

ウェスティの血統にもっとも大きな貢献を果たしたのは、ポルタロックの領主であったエドワード・ドナルド・マルコムです。
ある時、マルコムは、キツネと間違えて飼育していた赤茶色のテリアを撃ってしまった事を悔いたマルコムは白い被毛を持つテリアの作出を決心したと言われています。

直接的には、スコティッシュテリアやケアーンテリアから時々生まれる白色の個体を選別し、固定したものがウェスティーの起源と考えられています。
当初は、彼が住んでいた土地の名前から「ポルタロッチテリア」と呼ばれていました。

アメリカでは当初ローズニース・テリアとも呼ばれ、愛好クラブも「ローズニース・テリア・クラブ」として1908年にアメリカンケネルクラブに純犬種として公認されましたが、1907年にイギリスのケネルクラブによって、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの犬種名で登録され事により、1909年には「ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア・クラブ・オブ・アメリカ」に改称しています。

アメリカでは当初、ケアン・テリアとウエストハイランドホワイトテリアの交配が行われていました。
本来は別の色の犬から生まれてくる白い犬は、虚弱体質のものも多く、犬種の健全性を保つために必要な措置でした。
しかし、1917年には犬種が固定され遺伝疾患のリスクが低下したと判断され、以降は完全に別の犬種として扱われて、ケアーンテリアとの交配を禁じられ、今では別々の犬種として繁殖がされています。

ウェスティーは原産国のイギリスだけではなく、アメリカでも大変人気のある犬種で、人気ランキングベスト10入りの常連でもあります。
日本では、同じ白い犬でもサイズが小さく、比較的扱いやすいマルチーズの人気が高いようですが、気の強さと甘えん坊ぶりが魅力のウェスティーも、愛好家に根強く支持されています。

ウエストハイランドホワイトテリアの特徴

社交的で人懐っこい、ぬいぐるみのような犬種

ウエストハイランドホワイトテリアは、成犬になっても子犬のようなあどけない印象がありますが、実際は意外と筋肉質でスタミナも豊富です。
頭部の大きさに比べて体が小さいという可愛らしい体付きをしています。
耳はピンと立った立ち耳です。

被毛はダブルコートで、オーバーコートは硬めで、その下のアンダーコートは短く柔らかいです。
カラーはホワイトのみとなります。

性格は、陽気で人懐こくフレンドリーです。
子供に対しても仲良く接する事が出来ます。
その反面、独立心が強く、マイペースで負けず嫌いな面もあります。
やんちゃでいたずらが好きだったりするところもこの犬種の魅力でしょう。ウエストハイランドホワイトテリア

外見

・目は窪んだアーモンド形をしており、色は暗色
・耳は小さく尖った立ち耳
・体長は体高よりも短い
・足はやや長め
・顎はしゃくれ気味のシザーズ・バイト
・被毛はダブルコートで、柔らかく密生したダウンコート(下毛)と粗いアウターコート(上毛)
・カラーはホワイトのみ

性格

・好奇心が強く、地面を掘る事もある
・フレンドリーで人懐っこい
・飼い主に対してはとっても従順
・頑固な面がしつけは根気が必要

体重  7~10kg
体高  28cm前後

ウエストハイランドホワイトテリアの健康

皮膚疾患には要注意!

ウエストハイランドホワイトテリアの平均寿命は、12〜14歳ほどです。

ウェスティーは遺伝的に皮膚疾患が起こりやすく、その症状も多岐にわたります。
アトピー性皮膚炎」、「アレルギー性皮膚炎」、「脂漏性皮膚炎」、「表皮形成異常」などがあります。

また、「肺動脈弁狭窄」や「頭蓋下顎骨症」など、生後数か月から症状が現れる先天性疾患もあるようです。

小型犬によくある膝のお皿の位置が本来の場所からずれてしまう「膝蓋骨脱臼」や先天性の「心臓疾患」にも注意しておきましょう。
中年齢以上になると「ヘルニア」や「白内障」、「心臓疾患」にかかりやすくなります。

ウエストハイランドホワイトテリアの食事

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。

以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ

ウエストハイランドホワイトテリアの運動

散歩は1回30分を一日2回程度

明るい性格で元気があり、活発ないたずらっ子ですので、散歩や遊びの時間は十分にとってあげましょう。
運動不足になるとストレスを感じやすいため、散歩は1回30分を一日2回程度は行ってあげましょう。

また、時には、ドッグランなどで思いっきり走らせてあげて下さい。

運動不足になるとストレスが溜まり、無駄吠えなどの問題行動の原因ともなりますので、毎日しっかりと運動を心掛けてあげて下さい。

ウエストハイランドホワイトテリアのしつけ

頑固な面があるため、しつけはやや難しい?

ウェスティーは、わがままで頑固な面があるため、しつけはやや難しい所があるかもしれません。
気が強くプライドが高いので、トイレの失敗などをあまり厳しく叱るようでは、信頼関係を作るのが難しくなります。
しつけはほめることを大切に、根気よく行うことが必要です。

愛犬がしつけをマスターしていくと、ついつい「できて当然」と思ってしまいがちになります。
そうなるとしつけができても全く褒めなくなってしまうでしょう。
でも、これでは犬たちもしつけを忘れてしまう可能性もありますので、毎回ご褒美を与える必要はありませんが、しつけができた時には、褒めてあげるなどの気持ちを伝え続けることを忘れないようにしてください。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

ウエストハイランドホワイトテリア(子犬)

ウエストハイランドホワイトテリアの手入れ

毎日ブラシングをしてあげましょう

被毛の手入れとしては、、剛毛ですが長いですので、絡まりやすいです。
ですので、できるなら、毎日ブラシングをしてあげましょう。
また、古いアウターコートを指先で引き抜くハンド・ストリッピングで整える場合もあります。
その際、トリマーさんにお願いしても良いでしょう。

シャンプーは月に1~2回を目安に行うようにしましょう。

ウエストハイランドホワイトテリアの価格

37~45万円が相場

ウエストハイランドホワイトテリアをペットショップで見かける事はまずありません。
もしも家族に迎え入れるのであれば、ブリーダーさんから直接購入する方法がメインとなります。
その際の値段ですが、37~45万円が相場となります。

ブリーダーさんから直接購入する際は、必ず現地へ行き、飼育環境やブリーダーさんの人柄などを確認し、信頼できるかを見極めたうえで決定するようにしましょう。

まとめ

✔ 筋肉質でスタミナが豊富なので、毎日しっかりと散歩を

ウエストハイランドホワイトテリアは、かわいい顔して実は結構タフな犬種です。
ですので、その体力を消化してあげないと、家の中で暴れてしまったする事に繋がってしまいます。
毎日、しっかりと散歩をしてあげて、また遊び好きなので思いっきり遊んであげて下さい。

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