ドゴ・アルヘンティーノの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

猛獣ハンターの ドゴ・アルヘンティーノ

ピューマやジャガーなどの猛獣退治にも使用されていた超大型犬のドゴ・アルヘンティーノ。
2007年に公開された「ボンボン 幸せを呼ぶ白い犬」という映画で主役をつとめた白くて大きな犬としても知られています。

ここでは、ドゴ・アルヘンティーノの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。



ドゴ・アルヘンティーノの歴史

ピューマやイノシシの狩りで活躍

ドゴ・アルヘンティーノは、アルゼンチン原産であり、アントニオ・ノーレス・マルティネス博士の手により誕生した犬種です。
別名は「ドゴ・アルベンティーノ」、「アルゼンチン・ドゴ」、「アルゼンティニアン・マスティフ」などがあります。

1925年に作出が開始され、スペインから闘犬種の絶滅犬種である「コルドバ・ドッグ」の雌を10頭入手し、「イングリッシュ・ポインター」が交配され、穏やかで優しくも体力のある「ボクサー」、サイズを大きくし、脚を長くするための「グレート・デン」、勇猛果敢で痛みに強い「ブルテリア」、更に忠実さと勇敢さを強調し胸を広くさせるための「オールド・イングリッシュ・ブルドッグ」、優れた狩猟能力を加えるための「アイリッシュ・ウルフハウンド」、アゴの強化のため「ボルドー・マスティフ」、穏やかな性格を強調し、純白のコートにするための「グレート・ピレニーズ」、コートを短くし、力を強くするための「スパニッシュ・マスティフ」を順次交配させ作出されました。

本来は闘犬として作出が始まったが、路線変更により多くの犬種を交配させ、1947年に完成したドゴ・アルヘンティーノはピューマやジャガー、イノシシの狩りに使われました。

ドゴ・アルヘンティーノの特徴

つぶらな瞳で非常に短い白い被毛が特徴

ドゴ・アルヘンティーノは、筋肉質で引き締まった体型をしており、いかにも力が強い印象で、嗅覚が非常に優れています。
目は比較的小さく、ブルーかブラウンの美しい瞳をしています。
耳は元々は垂れ耳ですが、断耳して立ち耳にする事もあります。
尻尾を太くて長めの垂れ尾です。

被毛はホワイトのみで、短く滑らかな毛質をしています。

性格は、プライドが高く攻撃的な面がありますが、意外にもフレンドリーであり、明るく陽気です。
飼い主に対しては、非常に従順ですので、しっかりと適切なしつけを行えば、素敵な家族となってくれる事も可能です。

外見

非常に短いホワイトのスムースコートの下からピンクの地肌が透けて見えるのが特徴です。
筋骨隆々のたくましい体型で力が強く、嗅覚も非常に優れています。
元々の垂れ耳を断耳して立たせる場合もありますが、尾は飾り下のない垂れ尾で断尾しません。
目はつぶらで小さく、瞳の色はブラウンもしくはブルーです。

性格

性格はとても明るく無邪気なところがあり、人間に対しては友好的です。
また飼い主には忠実で、時に甘えたがりの一面もみせてくれます。
ただ、気が強く、とても攻撃的な犬種なので、多頭飼いには向きません。

体重  36 ~ 45kg
体高  61 ~ 69cm

ドゴ・アルヘンティーノの健康

比較的病気も少なく、健康的

ドゴアルヘンティーノの平均寿命は約10~12年ほどです。

比較的病気も少なく、健康的ですが、大型犬ですので、股関節の形が異常な形になっている成長時に股関節に異常を来す「股関節形成不全」や胃が捻じれる「胃捻転」に注意が必要です。

特に「胃捻転」は死に直結する恐ろしい疾患ですので、注意が必要です。
食事のドカ食いを防ぐためにも2回以上に分けて与え、食後は安静に過ごさせましょう。
胃捻転は胃が捻じれる事によって、胃の中でガスが溜まり、胃が拡張していきます。
結果、周囲の臓器を拡張した胃が圧迫してしまい、全身の血流を止めてしまいます。
ぐったりとしていたり、苦しそうにしていたら、一刻も早く病院に行きましょう。

また、ダニの寄生により皮膚に炎症が生じる「毛包中症」にも気を付けましょう。
子犬の時期に多く、口や目などの顔回りなどに赤みがある場合は、速やかに動物病院へ行くようにして下さい。
重症化すると、最悪の場合は合併症により命を落とす場合もあります。

ドゴ・アルヘンティーノの食事

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。

以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ

ドゴ・アルヘンティーノの運動

1日2回、合計1時間の散歩

とても体力がある犬種ですので、かなりの運動量を必要とします。
散歩は1日2回、少なくとも合計1時間以上は行って、運動量を確保してあげてください。
また、ドッグランなどの広い場所で思いっきり走らせてあげたり、ボール遊びをして体を動かしながらストレスを緩和してあげることがおすすめです。

運動不足になるとストレスが溜まり、無駄吠えなどの問題行動の原因ともなりますので、毎日しっかりと運動を心掛けてあげて下さい。

ドゴ・アルヘンティーノのしつけ

初心者の飼育は難しい?

飼い主には忠実ですが、攻撃性が高く、初心者の飼育は難しいでしょう。
しっかりとした主従関係を築くことで、飼い主に対して非常に従順になります。

また、小さい子犬の頃から様々な人や他の犬と積極的に触れ合わせ、社会性を身に付けさせるようにしましょう。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

ドゴ・アルヘンティーノの手入れ

被毛の手入れはとても楽?

ドゴ・アルヘンティーノは短毛なので、手入れは非常に楽です。
週に1回程度、硬く絞ったタオルで全身を拭いて汚れを取ったり、ラバーブラシでマッサージを兼ねて余分な毛を取り除いてあげましょう。

ドゴ・アルヘンティーノの価格

海外から輸入がメイン

ドゴ・アルヘンティーノは、希少種ですのでペットショップで見かける事はまずありません。
もしも家族に迎え入れるのであれば、海外から輸入がメインとなります。
その際の値段ですが、輸入経費などの経費を含めて50~60万円が目安となります。

まとめ

✔ 攻撃的ではあるが、しつけ次第で素敵な家族に

ドゴ・アルヘンティーノは、猛獣狩りにも使用されていたことから攻撃的な性格があります。
ただ、飼い主に対しては、非常に忠実であり、意外にも友好的な性格でもあるので、子犬の頃からしつけを適切に行えば、素敵な家庭犬となる事も可能です。
ただ、大型犬で力も強いので、それをコントロールするとなると、初心者には難しいでしょう。

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