ワイマラナーの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

~非常に優秀な猟犬ではあるが、甘えん坊のワイマラナー~

ワイマラナーは大型犬で、知性もあり非常に優秀な犬種です。
ドイツで誕生したこの犬種は、ドイツの中でも門外不出として長い間、繁殖を徹底的に管理されていました。
そこまでしてしまうほど、ワイマラナーは優秀な猟犬であり、美しい容貌をしています。

精悍で風格のあるその見た目とは裏腹に、とても甘えん坊で遊び好きな性格をしています。

しつけ自体は、非常に賢いので決して難しくありません。
ただ、体力が豊富ですので、その運動欲求を満たすためには、多くの運動を必要とします。
ですので、飼育は決して簡単ではないでしょう。

ここでは、ワイマラナーの特徴や性格、外見、病気、しつけなど飼い方を徹底的にまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。



ワイマラナーの歴史

門外不出の非常に有能な狩猟犬として誕生

ワイマラナーはドイツ原産で、ワイマール地方のカール・アウグスト大公の宮廷にて作出されたと言わています。
シカやクマなどの大型の動物から鳥やうさぎ、リスなどのすばしっこい小動物まで狩ることができるオールラウンドで非常に有能な狩猟犬として誕生しました。

高貴な容姿も含めた完璧な猟犬を求め、「ブラッドハウンド」、「ジャーマン・ポインター」などが掛け合わされたと推測されているが、秘密裏に交配が行われたため、詳細は謎のままです。
ワイマラナ―は、19世紀初頭にドイツのエアフルトで貴族のみが入会を許されたワイマラナークラブが設立されました。
ドイツの貴族などの上流階級のみが飼う事が許され、その繁殖はクラブが非常に厳重に管理されていました。

犬種基準に合わない子犬は処分され、現在では人気のロングヘア―の個体も排除されていました。
20世紀直前まではワイマラナーの情報が外部に漏れないように徹底されており、実際それまでは、ドイツ以外の国に現れる事なく、ドイツに独占されていました。

1928年、アメリカ・ニューイングランドのハンターであったハワード・ナイトは、ワイマラナークラブへの入会を申し込み、入会を認められ、2頭のワイマラナーを与えられましたが、その2頭は生殖機能を失わさせられていて、繁殖はできない個体でした。

しかし、さらに10年後の1938年、ハワード・ナイトはクラブから3頭の未避妊メスと子犬を与えられ、ドイツのワイマラナークラブの管理の下、アメリカでもワイマラナーの繁殖が始まりました。
1942年にはアメリカ・ワイマラナークラブが発足し、アメリカンケネルクラブに犬種登録がされることになりました。

現在では、ワイマラナーは見た目の美しさからドッグコンテストやアジリティ競技などでも優秀な成績を収めるなど、その能力の高さからも人気のある大型犬です。

ワイマラナー

ワイマラナーの特徴

筋肉質で引き締まったカッコイイ犬種

ワイマラナーの特徴は、何と言っても筋肉質で引き締まった美しい体型です。
それに「グレーゴースト」とも呼ばれる光り輝く艶やかなシルバーっぽいグレーの被毛がその体型を引き立てます。
短毛とロングヘアがおり、短毛は非常に短く、ロングヘアの場合はとても滑らかな美しい被毛です。

また、見た目によらず甘えん坊で無邪気に遊びまわる可愛らしい性格です。
また非常に頭も良く学習能力が高いので、しつけも比較的楽でしょう。
神経質で繊細な部分もありますので、お留守番のしつけは必須でしょう。
元々が狩猟犬であるので、社会性を身に付けさせる為にも、子犬の頃から様々な人や犬たちに触れさせた方が良いでしょう。

外見

筋肉質で引き締まっており、長い脚も有しています。
耳は垂れ耳で、目は小さく、瞳の色は明るいアンバー、ブルー・グレー、グレーのいずれかです。
被毛は基本的には短毛ですが、まれにロングヘアーの個体も存在します。
カラーはシルバーやグレーの毛色に、わずかな白斑は許されますが、白以外の斑は公認されません。

性格

非常に活発で、とても賢く、状況判断力に優れています。
また飼い主には忠実で従順であり、普段は穏やかですが、いざという時は勇敢さも見せてくれます。
ただ、とても寂しがり屋な面があります。

体重  30~40kg
体高  59~70cm

ワイマラナーのロングヘア

~一般的には珍しいロングヘア~

元々、ドイツのみで繁殖されていた当時は、稀に生まれてくるロングヘアは処分されていました。
今でもワイマラナーはショートヘアが基本ですが、やはり稀にではありますがロングヘアが生まれてきます。

ロングヘアとは言ってもショートヘア比べて、全身の毛は少し長くなった程度です。
耳は長毛に覆われているのが特徴的で、ショートヘアよりも可愛らしい印象です。
また、ショートヘアーと比べて後頭部が出ていて、頭部の外見に威厳を感じます。

ワイマラナーの健康

胃捻転になり易い犬種

ワイマラナーの平均寿命は、10〜12年前後です。
大型犬ですので、「股関節形成不全」や「胃捻転」には気を付けましょう。
食事のドカ食いを防ぐためにも2回以上に分けて与え、食後は安静に過ごさせましょう。

特に「胃捻転」は死に直結する恐ろしい疾患ですので、注意が必要です。
胃捻転は胃が捻じれる事によって、胃の中でガスが溜まり、胃が拡張していきます。
結果、周囲の臓器を拡張した胃が圧迫してしまい、全身の血流を止めてしまいます。
ぐったりとしていたり、苦しそうにしていたら、一刻も早く病院に行きましょう。

ショートヘアもロングヘアも共に寒さに弱いので、部屋の中で飼うようにしましょう。
冬場は洋服を着せても良いでしょう。

その他では、「肥満細胞腫」や「白内障」や「眼瞼内反症」などの眼病にも注意が必要です。

ワイマラナーの運動

思いっきり走らせてあげて下さい

運動欲求が高い犬種ですので、最低でも朝夕1時間ずつの毎日2時間程度の散歩が必要です。
また、ただ歩くだけでは満足させる事は出来ないので、飼い主もジョギングしながらや自転車での並走が良いでしょう。
時にはドッグランなどで思いっきり走らせてあげられる機会も必要です。
そうでなければ、運動不足によるストレスから、破壊行動などの問題行動に発展することがあります。

飼い主と一緒に遊ぶ事こ好きですので、頭を使うゲームなどもやってあげると喜ぶでしょう。

もし、ワイマラナーの運動欲求に応えられる自信がないのであれば、飼うのは諦めたほうが良いです。

ワイマラナーのしつけ

主従関係さえ築けば楽

ワイマラナーは、とても賢く訓練性能は高いです。
飼い主には非常に忠実で従順なので、主従関係さえ築くことができれば、しつけは難しくありません。

ただ、神経質な性格でもあるので、なるべく早い段階から社会性を身に付けさせる為に様々な人や犬たちとの交流をさせるようにしましょう。

飼い主は主従関係をはっきりさせる為にも、攻撃的な行動を取ろうとしたとき毅然とした態度で接して下さい。
ただ、やや繊細な面があるので、子どもとの相性はいまいちです。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

ワイマラナーの手入れ

お手入れはとても楽!

ワイマラナーはショートヘアとロングヘアがいます。

ショートであれば、シングルコートでスムースヘアなので被毛の手入れはとても楽です。
週に1~2回のラバーブラシを使ったブラッシングで十分です。
美しい被毛を保つために、毎日、硬く絞ったタオルで全身を毛並みにそって拭き上げましょう。

ロングでもあまり毛が長くないので大変ではなく、週2~3回はブラッシングしてあげましょう。
特に美しい被毛を保つためにも、股や脇など被毛が擦れて絡まりやすい部位に注意したブラッシングをしましょう。

シャンプーは月1〜2回程度してあげてください。
また、寒い日には、服を着させるなど、対応してあげましょう。

まとめ

✔ 品のある美しさとハイスペックな大型犬
✔ 胃捻転には要注意
✔ 運動量は豊富に必要

ワイマラナーは何といっても品のある美しい姿が魅力でしょう。
元々、貴族などの上流階級のみが飼う事を許された犬種でもあり、その美しい外見だけではなく、知性や運動能力もレベルが高いです。
精悍な見た目と違って、甘えん坊でやんちゃな性格です。

他の犬種と比べて、ワイマラナーは胃捻転に注意が必要な犬種でもあります。
胃捻転は命を落とすこともある危険な疾患ですので、十分に注意して下さい。
具体的には、食事のドカ食いを防ぐためにも2回以上に分けて与え、食後は運動を控え、安静に過ごさせましょう。

元々は優秀な猟犬であった事もあり、体力が豊富であり、運動量はかなり必要です。
優雅に歩いて散歩をするというよりは、ジョギングしながらの並走か自転車との並走をさせると良いでしょう。
時折、思いっきり走らせる為にも、ドッグランに連れていくと喜びます。

ワイマラナーは、とても賢くしつもし易いですが、豊富な運動量を満足させられるかがポイントになるでしょう。
毎日2時間程度の散歩が必要ですので、時間的にゆとりがあって、体力もある方でないと飼うのは難しいです。

とても魅力的な犬種でありますが、何よりも犬の幸せを第一に考えて、飼えるかどうかを判断する必要があります。

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