ブラッドハウンドの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

魔法の嗅覚 ブラッドハウンド

全犬種中トップクラスの嗅覚を持つブラッドハウンド。
1~2週間たった古いニオイでも察知できる優れた嗅覚の持ち主です。

ここでは、ブラッドハウンドの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。



ブラッドハウンドの歴史

高貴な血を継ぐ純血の犬

ブラッドハウンドは、ベルギー原産で、司教が生み出したと言われる「セント・ヒューバート」がブラッドハウンドの先祖といわれています。
その歴史は古く、8~10世紀頃に誕生していたとされています。

犬種名の由来は、ベルギーのアルデンヌ地方の修道院で飼育されていた猟犬だと言われており、そこから「高貴な血を継ぐ純血の犬」を意味して命名されました。

獲物の血の臭いを追跡するセントハント(嗅覚猟)に用いられ、逃げ出した囚人や奴隷などの探索にも使われていました。
又、「魔法の嗅覚」といわれるほど嗅覚が鋭いため、警察犬としても世界的に採用されています。

ブラッドハウンドの特徴

厳つい風貌とは異なり、温和で優しい犬種

筋骨隆々でがっしりとした体格をしており、体は引っ張るとよく伸びる柔らかな皮膚が全身を覆っています。
特にのど下にはデューラップというたるみがあり、これは他の動物に噛まれたり引っかかれても大きなケガを負いにくくするために発達したものです。
頭部は大きく、顔には深いしわがあり、耳は垂れ耳で長めで、尾は垂れ尾です。

被毛は硬めの短いスムースコートで、毛色はタン&ブラック(黄褐色)、レバー&タン、レッドの3つです。

性格は、その厳つい風貌とは異なり、落ち着きのある穏やかな性格で、基本的には攻撃的な様子を見せません。
子供や他の犬とも仲よくできるフレンドリーさをあり、飼い主に対しては従順です。

嗅覚が非常に優れているので、散歩に行くと持ち前の集中力で臭いを嗅ぎ続ける傾向があります。
ブラッドハウンド

外見

筋肉質で頼りがいのある体型で、デューラップ(喉の下のシワが寄った皮膚)があり、マズルは長くと耳は垂れた耳、窪んだ眼が特徴です。
被毛は固くて短く、カラーはタン&ブラック(黄褐色)、レバー&タン、レッドが認められています。

性格

ブラッドハウンドはその厳つい風貌とは異なり、温和で社交性が高く、愛情深くて優しく落ち着きのある性格です。
集中力が非常に高く、訓練性能は高いですが、少々頑固なところがあります。
また、子供や他の動物とも仲良くしてくれ、甘えん坊な一面もあります。

体重  40~54kg
体高  62~68cm

ブラッドハウンドの健康

「股関節形成不全」や「胃捻転」には気を付けましょう

ブラッドハウンドの平均寿命は8~12歳とされています。

大型犬ですので、「股関節形成不全」と「胃捻転」には注意してください。
特に「胃捻転」は死に直結する恐ろしい疾患ですので、注意が必要です。
食事のドカ食いを防ぐためにも2回以上に分けて与え、食後は安静に過ごさせましょう。
胃捻転は胃が捻じれる事によって、胃の中でガスが溜まり、胃が拡張していきます。
結果、周囲の臓器を拡張した胃が圧迫してしまい、全身の血流を止めてしまいます。
ぐったりとしていたり、苦しそうにしていたら、一刻も早く病院に行きましょう。

また、垂れ耳のために耳の中が蒸れることによって起こる「外耳炎」にも注意が必要です。

ブラッドハウンドの食事

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。

以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ

ブラッドハウンドの運動

散歩は毎日1時間以上

大型犬で、非常にタフな犬種なので、散歩は毎日1時間以上は連れ出してください。
色んなところの臭いを嗅ぎたがりますが、これもストレス解消の一つですので、散歩時間が長くなったとしても多めに見てあげて下さい。

運動不足になると、ストレスを溜めてしまい、自傷行為などの問題行動にも繋がりかねませんので、気を付けましょう。

ブラッドハウンドのしつけ

トレーナーへの依頼も視野に

服従訓練はしっかりと行う必要があります。
少々頑固な一面もあるので、しつけはし易いという訳ではありません。
しつけに失敗すると、わがままな性格にもなりえますので、自信がない場合は、トレーナーへの依頼も視野に入れましょう。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

ブラッドハウンド(顔)

ブラッドハウンドの手入れ

手入れは大変ではない?

被毛の手入れは、時々よく絞ったタオルで円を描くようにこすって、抜け毛を取り除けば良いです。
ブラッドハウンドはヨダレをたくさん垂らしますので、タオルなどで拭きとってあげてください。
また、垂れ耳ですので、1週間に1回程度、耳掃除をしてあげてください。

ブラッドハウンドの価格

海外からの輸入やブリーダーさんから直接購入する方法がメイン

ブラッドハウンドはペットショップで見かける事はまずありません。
もしも家族に迎え入れるのであれば、海外からの輸入やブリーダーさんから直接購入する方法がメインとなります。

その際の費用ですが、海外からの輸入の場合は、50万円以上する場合がほとんどです。

まとめ

✔ 温和で優しい性格
✔ 抜群の嗅覚

ブラッドハウンドは、温和で優しい性格であり、攻撃性も少ないので、子供や他の犬とも仲良く出来ます。
性格の面では、とても飼いやすい犬種と言えます。

ただ、大型犬ですので、力がとても強く初心者には向かないでしょう。
散歩時もジャーマンシェパードよりも優れる嗅覚ゆえに、色々と嗅ぎ回ってしまい、散歩時間が長くなる事はザラです。
それでも受け入れられる広い心を持っていないと、ブラッドハウンドを飼う事は難しいでしょう。

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