オーストラリアンシェパードの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

ドッグ界の「成田空港」 オーストラリアンシェパード

なぜかアメリカ生まれのオーストラリアンシェパード。
とても性格が良く、飼いやすい犬種ではあるものの、そこが気になる犬種でもあります。
とっても楽しいんだけど、東京ではなく千葉にあるのに「東京ディズニーランド」みたいなものです。
東京から結構遠い千葉県成田市にあるのに「新東京国際空港」と言っている「成田空港」みたいなものですが、そもそも「新東京」と何ですか?

ここでは、オーストラリアンシェパードの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさってください。



オーストラリアンシェパードの歴史

実はオーストラリアはそれほど関係ない

オーストラリアと名前にはついていますが、実際はアメリカ・カリフォルニアを原産です。
1800年代にペインとフランスの国境付近のピレネー山脈バスク地方からオーストラリアへ移住した羊飼いが牧羊犬として持ち込んだのが本種の先祖とする説が有力です。
これらの羊飼いはその後、牧羊犬と共にアメリカ合衆国西部へ移り住み、そこでさらに改良を重ね誕生しました。

ではなぜ犬種名にオーストラリアと付けられたかというと、当時はアメリカの農民たちが羊飼いと共にオーストラリアから連れてられた犬種と勘違いした為、「オーストラリアンシェパード」という犬種名になりました。
実際は上でも述べているように、「グレート・ピレニーズ」、「ワーキング・コリー」、「ティモンズ・バイター」、「ラフ・コリー」、「スムース・コリー」、「ボーダー・コリー」などの犬種が自然に交雑して生まれた犬種ですが、このような犬種名になっています。

現在は世界中で多く飼育されていて、牧羊犬としてだけでなく聴導犬や救助犬、麻薬探知犬や介助犬、ドッグスポーツ用の犬として広い分野で使われています。
勿論、ペットやショードッグとしても人気が高く、日本でも人気がある犬種で、国内でもブリーディングが行われています。

オーストラリアンシェパードの特徴

おとなしく温厚で、喧嘩することも滅多にない性格

オーストラリアンシェパードはがっしりとした体格をしており、極端に短い尾、透き通った水色など薄い目の色も特徴です。
また、尾は断尾したかのように生まれつき短い「ボブ・テール(先天的無尾)」であることがあります。

被毛はダブルコートの長毛で、ストレートかややウェーブがかったオーバーコートと、密生したアンダーコートからなり、フサフサでゴージャスな被毛が首まわりを覆っています。
カラーは、ブルーマール(黒い斑点とグレーの配色)、ブラック、レッドマール、レッドの4色になります。
毛色の組み合わせや模様の入り方はとてもバラエティに富んでいて、同じものは2頭といないともいわれています。

性格は温厚で優しく、飼い主に対してはとても忠実です。
明るく遊び好きで、愛情深く、家族と一緒に過ごす事を好みます。

オーストラリアンシェパード
外見

体型はコリータイプで、脚は長く、マズルはやや短いです。
耳は垂れ耳です。
尾は短いが断尾されている訳では無く、「ボブテイル」という生まれながらの短尾の場合があります。

被毛ダブルコートの長毛で、ウェーブのかかった剛毛のコートと密生したアンダーコートからなります。
毛色はブラックトライ・レッドトライ・ブルーマール・レッドマールの4色です。
毛色の組み合わせや模様の入り方は千差万別で、同じものは2頭といないともいわれています。

アメリカ先住民から「ゴーストアイ」と呼ばれていた瞳の色は黒(アメリカでは茶色とする)のものと青のもの、オドアイ(黒と青)のものがいます。

性格

陽気で優しく愛情深い性格をしています。
警戒心と独立心に富み、責任感の強い面も持ち合わせています。
仕事熱心で飼い主にも忠実です。
おとなしく温厚で、他の犬や子供と遊ぶことも大好きで、犬同士で喧嘩することも滅多になく、家庭でも飼いやすいです。

体重  16~32kg
体高  46~59cm

オーストラリアンシェパードの健康

眼に遺伝性の疾患を持つ可能性があります

オーストラリアンシェパードの平均寿命は、12~15歳ほどです。

かわいそうな事に、乱繁殖により眼に遺伝性の疾患を持つ個体が多いです。
生まれつきの盲目や失明しやすかったり、難聴や耳が聞こえなかったりする血統もいますが、血統書で判断出来ますので、飼育予定の方は充分に調査した上で入手するようにしてください。

注意しなければいけない寄生虫は「フィラリア」です。
イベルメクチンという成分のフィラリアの予防薬はコリー系の犬に中毒症状を引き起こす恐れがあると言われているので獣医と相談して処方してもらってください。
また、「股関節疾患」にも注意が必要です。

オーストラリアンシェパードの食事

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。

以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ

オーストラリアンシェパードの運動

最低でも60分、毎日2回の散歩

身体能力が高く、運動量はとても多いので、最低でも60分、駆け足などの運動を兼ねた散歩を、毎日2回することが必要です。
肉体的、精神的な両方の面で、ボール投げなど活動的に行える運動がオススメします。

運動不足になるとストレスが溜まり、無駄吠えなどの問題行動の原因ともなりますので、毎日しっかりと運動を心掛けてあげて下さい。

オーストラリアンシェパードのしつけ

大変賢いのでしつけは楽

従順で大変賢いので、一度覚えると状況判断力にも富んだ行動をとれるようになります。
教えればなんでもできるようになるでしょう。

また、小さい子犬の頃から様々な人や他の犬と積極的に触れ合わせ、社会性を身に付けさせるようにしましょう。

牧畜犬の本能が残っているせいか、自転車やバイクなどを衝動的に追い立てたり、小動物や自分より小さい子供を軽く噛むことでコントロールしようとするため注意が必要です。
噛み癖は幼犬のときにしっかりとしつけておいてください。⇒「犬の噛み癖をしつけ直す 完全ガイド

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

オーストラリアンシェパードの手入れ

毎日、ブラッシング

手入れは出来れば毎日、ブラッシングやコーミングを行ってあげてください。
シャンプーは月に1回程度は行いましょう。。

皮膚炎を防ぐためにも換毛期には入念にブラッシングをして、抜け毛をしっかり取り除いてあげてください。

オーストラリアンシェパードの価格

20~30万円が相場

オーストラリアンシェパードをペットショップで見かける事はまずありません。
もしも家族に迎え入れるのであれば、ブリーダーさんから直接購入する方法がメインとなります。
その際の値段ですが、20~30万円が相場となります。

ブリーダーさんから直~接購入する際は、必ず現地へ行き、飼育環境やブリーダーさんの人柄などを確認し、信頼できるかを見極めたうえで決定するようにしましょう。

まとめ

✔ 愛情深く、状況判断に優れている

オーストラリアンシェパードは、飼い主に対して従順なのはもちろんですが、家族に対しての愛情も深い犬種です。
また、賢く状況判断にも優れているので、家族の意向を汲み取って行動する事があります。
体は大きいですが、とても可愛く飼いやすい犬種といえます。

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