土佐闘犬の特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

最強の犬 土佐闘犬

一般的に「土佐犬」と呼ばれることがとても多いですが、厳密には「土佐闘犬」です。
何物にも物怖じせず、恐ろしいまでに強いという印象が先行しますが、飼い主には忠実で家族に対しては愛情深い性格をしています。

ここでは、土佐闘犬の誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。



土佐闘犬の歴史

海外で「ジャパニーズマスティフ」と呼ばれる犬種

鎌倉時代または室町時代から闘犬が行われており、藩士の士気を高めるため土佐藩では「四国犬」を使った闘犬が盛んでした。

ただ、その頃は大型犬ではなかったと言われており、江戸時代後期から海外から来た犬と交配させ、大型化していきました。
江戸後期から明治にかけて「四国犬」に「イングリッシュ・マスティフ」、「オールド・イングリッシュ・ブルドッグ」、「セント・バーナード」、「ブル・アンド・テリア」、「グレート・デン」などを配し、「土佐闘犬」は作出されました。

1994年には、天然記念物に指定されました。

海外では、「ジャパニーズマスティフ」と呼ばれ、飼育の規制対象に指定されている国もあります。
また、単に土佐犬と呼ばれる事もありますが、「土佐犬」とは本来「四国犬」を指していました。

土佐闘犬の特徴

普段は穏やかな超強面な闘犬

土佐闘犬は、筋肉質な体格をしており、頭は大きく、耳は垂れ耳です。
皮膚は噛まれてもダメージを軽減するように弛んでいます。
体の大きさは、個体差が大きく30Kg程度しかないものから100kgを超える超大型のものまでいます。

被毛は、レッド(赤毛)、アプリコット(淡赤毛)、フォーン(明るいブラウン)、ブラック、ブリンドル(虎毛)などがいます。

性格は、飼い主に対しては従順ですが、それ以外の人にはなかなか心を許しません。
見た目通り闘争本能が強く、縄張り意識が強いため番犬には向いています。
その反面、他の犬とは相容れないでしょう。

外見

骨太で堂々とした風格があります。
筋肉質で頭は大きく、特徴的な垂れたマズル、皮膚は咬まれても大丈夫なように弛んでいます。
長いたれ尾に、耳はたれ耳だが稀に笹耳もいます。
毛色は赤、黒、虎が基本色です。

性格

飼い主に忠実であり、とても人懐っこくて、普段は穏やかな愛嬌のある性格しています。
また、忍耐強い性格ですが、ふとしたときに闘争本能が目覚めることがあります。
闘犬用として作られた犬なので、闘争本能が強く成犬のオス同士は近づけない方が良いでしょう。

体重  30~90kg
体高  60~95cm

土佐闘犬の健康

「股関節形成不全」や「肘関節形成不全」に注意

土佐闘犬の平均寿命は、10~12歳です。

大型犬ですので、成長時に股関節た肘関節に異常を来す「股関節形成不全」や「肘関節形成不全」、「胃捻転」にも気をつけたほうが良いようです。
特に「胃捻転」は最悪の場合、命を落とす危険もありますので、食後すぐに運動をさせないことや、一回に多くの量をどか食いさせることはやめましょう。

土佐闘犬の食事

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。

以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ

土佐闘犬の運動

毎日1回1時間以上の散歩2回以上

体が大きく体力もあるので、毎日1回1時間以上の散歩2回以上が必要です。
ただ、闘争心が強く、他の犬とのトラブルを避けるためにも、散歩の際には人や他の犬があまりいない場所や時間帯を選ぶと良いでしょう。

運動不足になるとストレスが溜まり、無駄吠えなどの問題行動の原因ともなりますので、毎日しっかりと運動を心掛けてあげて下さい。

土佐闘犬のしつけ

それなりの覚悟が必要

土佐闘犬を飼うには、それなりの覚悟が必要となります。
子犬の頃から多くの人に触れさせ、たくさんの犬とも触れさせながら社会化訓練をすることが非常に大切です。

また、非常に力の強い土佐闘犬をコントロールするために、スキンシップの時間を多くし、確固たる信頼関係を築く必要があります。
深い知識や十分な時間が必要となりますので、それを行う覚悟がないなら飼育は諦めましょう。
いずれにしても専門のトレーナーに訓練してもらう事をおすすめします。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

土佐闘犬の手入れ

被毛の手入れは楽?

固い短毛なので、お手入れはブラッシングより濡れたタオルで拭いてあげましょう。

土佐闘犬を扱ってくれるペットサロンは意外と少ないです。
ですので、自宅でのシャンプーは月1回程度を心掛けて下さい。

土佐闘犬の価格

20~30万円が相場

土佐闘犬をペットショップで見かける事はまずありません。
もしも家族に迎え入れるのであれば、ブリーダーさんから直接購入する方法がメインとなります。
その際の値段ですが、20~30万円となります。

ただ、ブリーダーさんから直接購入する際は、必ず現地へ行き、飼育環境やブリーダーさんの人柄などを確認し、信頼できるかを見極めたうえで決定するようにしましょう。

まとめ

✔ 初心者には飼育は難しい

土佐闘犬は、見知らぬ人や他の犬たちと仲良くすることが難しい犬種です。
その上、闘争心が強く、力も非常に強いので、初心者が飼育するのは諦めた方が良いです。
攻撃力も非常に強く、万が一トラブルになった際には、取り返しのつかない事になります。
くれぐれも子の事を理解しましょう。

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