スタッフォードシャーブルテリアの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

熱心な愛好家が多い隠れた名犬 スタッフォードシャーブルテリア

筋肉質な力強い外見とは裏腹に、温和な性格が魅力の「スタッフィ」の愛称でも親しまれているスタッフォードシャーブルテリア。
原産国であるイギリスでは、常に人気上位であるほどの人気犬でもあります。


ここでは、スタッフォードシャーブルテリアの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。



スタッフォードシャーブルテリアの歴史

犬と熊や牛を戦わせる競技用の犬種

イギリス原産の犬種で、19世紀初頭に犬と熊や牛を戦わせる「ブルバイティング」や「ベアバイティング」と呼ばれるスポーツ用にブルドッグ(オールド・イングリッシュ・ブルドッグ)とスムース・フォックス・テリアやホワイト・イングリッシュ・テリア等のテリア種と交配し改良されながら誕生しました。

現在では多くの国で闘犬自体が廃止となっており、家庭犬として改良されています。

「スタッフォードシャー・ブル・テリア」は1870年代にアメリカ合衆国へ輸出され、「アメリカン・スタッフォードシャー・テリア」の基礎になりました。
アイリッシュ・スタッフォードシャー・ブル・テリアはごく近年に作出された犬種で、スタッフォードシャー・ブル・テリアが闘犬として使われる以前の「本来の姿」を取り戻すという目的で生み出されました。
ブル・テリアはもともと同名異種の別犬種であしたが、ペット用に改良する際にスタッフォードシャーブルテリアの血が加えられました。

1935年に正式に犬種としてイギリスで認められました。
愛好家が大変多く、原産国であるイギリスでは常に登録数ベスト5に入る大人気犬種となっている。オーストラリア、ニュージーランドにも多く飼育されています。

スタッフォードシャーブルテリアの特徴

陽気で人懐こい性格だが、興奮しやすく攻撃的なところも

スタッフォードシャーブルテリアは、筋肉質でがっしりとした骨太な体格をしており、脚は太くて長く、どっしりとしています。
額には少しシワが寄っていて、目は小さく、耳は半立ち耳で、尻尾は飾り毛のない先細りの垂れ尾です。

被毛はかなり短いショートコートです。
カラーは様々あり、ブラック、ブルー、ホワイト&ブリンドル(虎毛)やブリンドル、レッド、フォーン、フォーン&ブリンドルなどがあります。

性格は、陽気で人懐っこく、やさしく穏やかで、飼い主に対してはとても従順です。
ただ、家庭犬として飼いやすいように改良されているとはいえ、元々が闘犬ですので、やや頑固であり、攻撃的な一面を見せる事もあります。

スタッフォードシャーブルテリア
外見

骨太で筋肉質なしっかりとした体型です。
マズルは太く短く、額には少ししわが寄っていて、半立ち耳です。脚は太く長く、尾は飾り毛のない垂れ尾です。
被毛はショートコートです。
毛色はホワイト・アンド・ブリンドルやブリンドル、レッド、フォーン、フォーン・アンド・ブリンドルなどです。

性格

性格は無邪気で陽気なうえに人懐こい反面、興奮しやすく攻撃的な一面も残っています。
基本的に普段はやさしく穏やかです。
活発に走り回ることが大好きである。 主人に対しては大変従順でもあります。

体重  16~18kg
体高  36~41cm

スタッフォードシャーブルテリアの健康

緑内障や白内障の目の病気に注意

スタッフォードシャーブルテリアの平均寿命は、12~14歳です。

スタッフォードシャー・ブル・テリアは、基本的には健康で頑丈な犬種ですが、かかりやすい疾患として、「緑内障」、「白内障」、「チェリーアイ」などの眼病、口蓋裂・口唇裂など口周りには注意が必要です。

また、「肥満細胞腫」や「悪性腫瘍」に掛かりやすい傾向があるので、腫れていたり、できものが出来てたら、速やかに病院へ行くようにしましょう。

上記以外にも「関節炎」や成長時に股関節に異常を来す「股関節形成不全」が挙げられます。
歩き方に違和感があったり、歩きたがらないようでしたら、動物病院へ受診しましょう。

スタッフォードシャーブルテリアの食事

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。

以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ

スタッフォードシャーブルテリアの運動

毎日1日1~2時間くらいを早足

運動量は多めで、太りやすくもあるので、筋肉質な体型を維持するためにも、毎日1日1~2時間くらいを早足で歩くのが良いでしょう。

ただ、暑さや寒さには弱いので、そのような時期の散歩は短めに切り上げて、室内で遊ぶのが良いでしょう。

スタッフォードシャーブルテリアのしつけ

しっかりとした訓練がないと飼育は難しい

基本的はやさしく穏やかな性格ですが、闘犬の本能が残っている場合があるので、しっかりとした訓練がないと飼育は難しく、初心者向きの犬ではありません。
子犬の頃から信頼関係をつくり、十分なしつけと訓練が必要です。

また、小さい子犬の頃から様々な人や他の犬と積極的に触れ合わせ、社会性を身に付けさせるようにしましょう。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

スタッフォードシャーブルテリアの手入れ

コミュニケーションの一環として週に1~2回程度のブラッシング

スタッフォードシャーブルテリアはスムースコートですので、被毛の手入れはほとんど必要ありませんが、コミュニケーションの一環として週に1~2回程度のブラッシングをすると良いでしょう。

また、皮膚のしわのあいだは汚れが溜まりやすいので、こまめに拭き取ってあげましょう。

シャンプーは月1回を目安に行って下さい。

スタッフォードシャーブルテリアの価格

50万円前後が目安

スタッフォードシャーブルテリアは、ペットショップで見かける事はまずありません。
もしも家族に迎え入れるのであれば、ブリーダーさんから直接購入する方法がメインとなります。
その際の値段ですが、50万円前後が目安となります。

ブリーダーさんから直接購入する際は、必ず現地へ行き、飼育環境やブリーダーさんの人柄などを確認し、信頼できるかを見極めたうえで決定するようにしましょう。

まとめ

✔ 基本的には穏やかで優しい性格
✔ 初心者にはオススメできない

スタッフォードシャーブルテリアは、強面の外見とは裏腹に穏やかで優しく、フレンドリーな性格をしています。
ただ、元々は闘犬ですので、乱暴に扱われたり、他の犬から攻撃的な態度を取られたりすると、闘犬の血が騒ぎ、狂暴性を見せる瞬間もありえます。

いくら家庭犬として改良されているとはいえ、事故が起こる可能性は決してゼロではありません。
力も強く、しつけを失敗すると、飼いづらい子になってしまう可能性もありますので、イギリスでは人気犬種であるとは言っても、初心者にはオススメできません。

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