マスティフと言えば、イングリッシュ・マスティフ⁉
一般に「マスティフ」という場合は、「イングリッシュ・マスティフ」を指します。
様々な国ごとに改良され、別々の品種として登録されてる非常に筋肉質で戦闘力の高い大型犬です。
ここでは、マスティフの歴史や特徴、飼育するにあたっての必要な情報などをまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。
- マスティフの歴史
- マスティフの性格
- マスティフの運動
- マスティフのしつけ
- マスティフの手入れ
- マスティフの犬種
マスティフの歴史
非常に戦闘力の高い犬種
マスティフは非常に古い歴史を持つ犬種で、紀元前700年頃の古代バビロニアのレリーフの中にライオン狩りや野生馬狩りをしているその姿が描かれています。
また古代ローマのジュリアス・シーザーがイングランド遠征した際に持ちかえり、ライオンやクマなどの猛獣と闘技させたり、軍用犬として活躍していたとされています。
マスティフの源流は「チベタン・マスティフ」と言われており、最もポピュラーなマスティフである「イングリッシュ・マスティフ」も元は「チベタン・マスティフ」とされています。
マスティフは、昔は牛やクマと闘う競技を行っていた歴史があり、非常に戦闘力の高い犬種ですが、現在では、穏やかな性格に改良され、主に番犬・闘犬として使われている犬種群です。

マスティフの性格
とても忠実で、気立てがよく穏和
飼い主さんにとても忠実で、気立てがよく穏和な性格です。
とても落ち着いていて、堂々とした佇まいです。
しかし、注意が必要なのは、超大型犬で力も非常に強いので、破壊トラブルには注意が必要です。
マスティフの運動
激しい運動は不要
特に激しい運動は必要ありませんが、毎日1~2時間程度の散歩を1日2回は行って、体力保持と適正体重の維持を行いましょう。
マスティフのしつけ
初心者には不向き
子犬の頃から基礎的なトレーニングを行い、行動をコントロールできるようにしておくことが必要です。
ただ、穏やかで落ち着いた性格ではありますが、体が大きく力もかなり強いため、行動をコントロールできなくなる恐れがあります
初心者には扱いが難しく、不向きな犬種といえるでしょう。
マスティフの手入れ
顔をタオルで拭いてあげましょう
被毛のお手入れは必要としません。
しかし、顔回りのシワの間に汚れが溜まりやすいので、絞った濡れタオルなどで拭いてあげましょう。
マスティフの犬種
ご当地マスティフ?
- チベタン・マスティフ:
チベット高原原産。チベット犬とも呼ばれ、多くのモロサス犬種の祖先である超大型のマスティフです。 - イングリッシュ・マスティフ:
単にマスティフとも呼ばれ、最もポピュラーなマスティフ犬種です。 - ナポリタン・マスティフ:
イタリアの古くからいるマスティフです。 - ブル・マスティフ:
イギリス産のブルドッグとマスティフを交配して作られた犬種です。 - スパニッシュ・マスティフ:
スペイン原産。マズルがやや長めで、アゴ、頸部が強靭で短毛のマスティフです。 - ジャパニーズ・マスティフ :
土佐闘犬の別名です。 - ジャーマン・マスティフ :
グレート・デーンの別名です。 - ボルドー・マスティフ:
フランス原産のマスティフ犬種のひとつです。
別名はフレンチ・マスティフです。 - ピレニアン・マスティフ(英: Pyrenean Mastiff) :
スペイン原産の家畜護身犬種(ガードドッグ)です。
スパニッシュ・マスティフの親せき種で、こちらは長毛。近年希少化が進んでいます。 - ベルジアン・マスティフ:
ベルギー原産のマスティフです。
警備犬、荷引き犬として用いられていた怪力を持つ犬種だが、現在は絶滅寸前です。
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