チベタンマスティフの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

富の象徴 チベタンマスティフ

「東方神犬」との異名を持つ超大型犬のチベタンマスティフ。
過去には日本円で2億円もの値が付いた富の象徴のような希少犬種です。

チベタンマスティフの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。



チベタンマスティフの歴史

中国でライオンと偽って展示していた事件の犬種

チベタン・マスティフはチベット原産であり、牧羊犬や番犬として飼育され、あらゆる大型犬、特にモロシア犬の原種の一つと見られています。

モンゴル帝国の初代皇帝であるチンギス・ハーンは3万匹のチベタン・マスティフを引き連れて西征したと言われ、またマルコ・ポーロの『東方見聞録』では「ロバのように高く、ライオンのように力強い声。凶暴で大胆」と記述されている生物は、チベタン・マスティフを指していると考えられ、アリストテレスの遺した文献にもその存在は記述されています。

イギリスではジョージ4世が2頭所有し、ヴィクトリア女王にも献上されました。
そこからヨーロッパでも知られる事となり、全てのマスティフ種の礎になったとも言われています。

現在、チベタンマスティフは希少種とされており、純血種は全世界でも200頭に満たないと言われています。

また、2013年8月には、中国・河南省漯河市にある「人民公園」内の動物園で、チベタン・マスティフをライオンと偽って展示していた事件がありました。

チベタンマスティフの特徴

テリトリー意識が高いので、番犬としては非常に優秀

チベタンマスティフは骨太で筋肉質な体型をしており、大型犬の中でも特別に大きく、中には100㎏超級の個体もいます。
体が大きい分、成長しきるまでの期間が長いと言われており、オスでは3~4年、メスでも2~3年ほどかかります。

被毛はダブルコートで、毛の長い「獅子型」と短めの「虎型」が存在します。
カラーは様々あり、「ブラック」、「リッチブラック」、「ブラウン」、「グレー」などがあり、そこにポイントカラーであるタンが入る場合もあります。

性格は強面の割に温和で、飼い主にはとても従順です。
テリトリー意識が高く、侵入者から家族を守ろうとする防衛本能も高いです。

チベタンマスティフ
外見

首周りの毛の特徴から「獅子型」と「虎型」にタイプが分けられます。
なお「獅子型」はさらに毛の長い「大獅子頭型」と短い「小獅子頭型」に分けられます。
被毛はダブルコートです。
毛の色からは、主にブラック、ブラウン、リッチブラック(金黒)、グレー、ホワイト、ライトブラウンから構成されており、尾の毛は長く巻いているため、中国ではその部位をキクの花に例えられています。

性格

主人への忠誠心が強く、外敵に対しては勇敢に戦う犬種である。
独立心と防衛本能がとても強く、テリトリー意識が高いので、番犬としては非常に優秀です。

体重  64~82kg
体高  61~72cm

チベタンマスティフの健康

平均寿命は、10~12年ほど

チベタンマスティフの平均寿命は、10~12年ほどです。

チベタンマスティフは、遺伝疾患は少ないです。
ただ、大型犬ですので、股関節の形が異常な形になっている成長時に股関節に異常を来す「股関節形成不全」には注意が必要です。

チベタンマスティフの価格

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。

以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ

チベタンマスティフの運動

毎日1時間程度の散歩

特に激しい運動は必要としません。
逆に激しい運動は、重い体重から腰や関節に負担を掛けてしまいます。

ただ、ストレス解消のためにも毎日1時間程度の散歩を心掛けると良いでしょう。

運動不足になるとストレスが溜まり、無駄吠えなどの問題行動の原因ともなりますので、毎日しっかりと運動を心掛けてあげて下さい。

チベタンマスティフのしつけ

プロのトレーナーでも扱いが難しい?

プロのトレーナーでも扱いが難しく、チベタンマスティフをコントロールできない飼い主さんによる事件も起こっており、大型犬の飼育経験がある方でも満足に飼育できない可能性が高いです。

また、小さい子犬の頃から様々な人や他の犬と積極的に触れ合わせ、社会性を身に付けさせるようにしましょう。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

チベタンマスティフの手入れ

換毛期は、1日2回のブラッシングを

ダブルコートですので、抜け毛は多いです。
特に春や秋の換毛期は、抜け毛の量も増えますので、1日2回のブラッシングをしましょう。

シャンプーは1~2ヶ月に1回程度はするようにしましょう。

チベタンマスティフの価格

100万円以上と高額

チベタンマスティフは、ペットショップで見かける事はまずありません。

もしも家族に迎え入れるのであれば、ブリーダーさんから直接購入する方法がメインとなりますが、その純血種ではない可能性もありますので、注意して下さい。
純血種が望みであれば、海外からの輸入に頼る事になります。
その際の値段ですが、100万円以上と高額になります。

国内のブリーダーさんから直接購入する際は、必ず現地へ行き、飼育環境やブリーダーさんの人柄などを確認し、信頼できるかを見極めたうえで決定するようにしましょう。

まとめ

✔ 純血種は非常に希少
✔ 値段は非常に高額

チベタンマスティフは、全てのマスティフ種の基礎になったと言われる犬種です。
ただ、その純血種となると、世界全体で見ても200頭に満たないと言われており、希少種です。

また、その値段はとても高価で、以前に中国で2億円で取引された事もあります。
現在でも100万円を超える値段であり、1000万円を超える事も十分あり得ます。

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