世界中で愛されているハンター犬 ジャーマンショートヘアードポインター
現在も狩猟犬として活躍しているジャーマンショートへアードポインター。
スピードとパワーを兼ね備えたその能力は、世界中で愛されています。
ここでは、ジャーマンショートヘアードポインターの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非参考にしてください。
- ジャーマンショートヘアードポインターの歴史
- ジャーマンショートヘアードポインターの特徴
- ジャーマンショートヘアードポインターの健康
- ジャーマンショートヘアードポインターの食事
- ジャーマンショートヘアードポインターの運動
- ジャーマンショートヘアードポインターのしつけ
- ジャーマンショートヘアードポインターの手入れ
- ジャーマンショートヘアードポインターの価格
- まとめ
ジャーマンショートヘアードポインターの歴史
持久力とスピードを兼ね備えた優秀なポインター犬
19世紀中期に優秀な猟犬を求めてジャーマン・ブロークンヘアード・ポインターと思しき犬種に「スパニッシュ・ポインター」、「イングリッシュ・ポインター」、「ダルメシアン」などを交配させ、ドイツのハンターによって作出されました。
持久力と粘り強さがあり、俊足で、回収作業もこなす獲物のにおいを追跡する優秀なポインター犬種を目指した賜物です。
他のジャーマン・ポインター種と同じく、獲物のにおいを追跡してポイントを行い、それをもとに主人が撃ち倒したら、撃たれた獲物を回収して持ってくるのがメインの仕事です。
現在でも実猟犬としての飼育が多く行われています。
ジャーマンショートヘアードポインターの特徴
陽気で優しく温厚なスポーツ万能犬
ジャーマンショートヘアードポインターは、バランスのとれた引き締まった体格をしており、上品な雰囲気を持っています。
筋肉質で無駄のない足は、この犬種が持つスピード感を表しています。
耳は垂れ耳で、足の指の間には水掻きがありますので、泳ぎが得意です。
ジャーマンショートヘアードポインターには、猟犬タイプとショードッグタイプの2種類が存在しますが、外見上は並べてみないと差が分かりません。
どちらも引き締まった体型は変わりませんが、筋肉の付き方に差があります。
被毛は密集した硬い毛質の短いスムースコートです。
カラーは、レバーの単色、レバー地にホワイトの斑、ダークブラウンローンなどがあります。
幼い子犬の頃は、ほとんど白色の場合もありますが、成長と共に斑やマーキングが出てきます。
性格は陽気で優しく温厚であり、家族思いで飼い主に対してはとても従順です。
興奮する事が比較的少なく、他の犬とも仲良くすることが出来ます。
外見 |
スリムで引き締まった体つきをしており、マズル・脚・胴・尾は長く、走るのが速く嗅覚に優れている。 |
性格 |
性格は家族に対して献身的で従順、陽気で優しく温厚な性格をしています。 |
体重 | 20~32kg |
体高 | 53~66cm |
ジャーマンショートヘアードポインターの健康
平均寿命は12~14年ほど
ジャーマンショートヘアードポインターの平均寿命は12~14年ほどです。
気を付けたい病気は、成長時に股関節に異常を来す「股関節形成不全」や「心臓病」、「ガン」、胃が捻じれてしまう「胃捻転」などです。
特に「胃捻転」は死に直結する恐ろしい疾患ですので、注意が必要です。
食事のドカ食いを防ぐためにも2回以上に分けて与え、食後は安静に過ごさせましょう。
胃捻転は胃が捻じれる事によって、胃の中でガスが溜まり、胃が拡張していきます。
結果、周囲の臓器を拡張した胃が圧迫してしまい、全身の血流を止めてしまいます。
ぐったりとしていたり、苦しそうにしていたら、一刻も早く病院に行きましょう。
ジャーマンショートヘアードポインターの食事
年齢や体調に合わせたフードを選びましょう
子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。
以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。
愛犬に合ったドッグフードを探す
愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ
ジャーマンショートヘアードポインターの運動
毎日2回1時間以上の散歩
寂しがり屋な犬種ですので、なるべく室内で飼ってあげてください。
運動量を必要とするので、毎日2回1時間以上の散歩や水で遊ぶことが好きなので暑い季節は安全な場所で泳がせてあげると喜びます。
寒さに弱い犬種なので体温管理には気をつけてください。
また、脱走する犬種としても知られているので、注意しましょう。
ジャーマンショートヘアードポインターのしつけ
しつけは比較的しやすい?
知性があり忍耐強いのでしつけは比較的しやすいです。
子犬の頃から色々な人や多くの犬と交流を持ち、社会性は必ず身につけさせてください。
しつけ自体は、厳しく叱らず、ほめて伸ばすことを心掛けましょう。
愛犬がしつけをマスターしていくと、ついつい「できて当然」と思ってしまいがちになります。
そうなるとしつけができても全く褒めなくなってしまうでしょう。
でも、これでは犬たちもしつけを忘れてしまう可能性もありますので、毎回ご褒美を与える必要はありませんが、しつけができた時には、褒めてあげるなどの気持ちを伝え続けることを忘れないようにしてください。
しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法
ジャーマンショートヘアードポインターの手入れ
週1回程度のブラッシング
被毛の手入れは週1回程度のブラッシングと、硬く絞ったタオルで光沢が出るように拭ってあげれば十分です。
シャンプーは月に1~2回を目安に行うようにしましょう。
ジャーマンショートヘアードポインターの価格
40万円前後が目安
ジャーマンショートヘアードポインターは、ペットショップで見かける事はまずありません。
もしも家族に迎え入れるのであれば、ブリーダーさんから直接購入する方法がメインとなります。
その際の値段ですが、40万円前後が目安となるでしょう。
ブリーダーさんから直接購入する際は、必ず現地へ行き、飼育環境やブリーダーさんの人柄などを確認し、信頼できるかを見極めたうえで決定するようにしましょう。
まとめ
✔ 運動能力が高く、飼い主に従順
均整の取れた体型のジャーマンショートヘアードポインターは、その見た目通りに運動能力が高く、それに見合った毎日の運動が必要になります。
飼い主には従順で、しつけもし易く、性格も落ち着いていますが、毎日のかなりの量の運動が必要ですので、体力と時間と覚悟が必要でしょう。
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