チワパグの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

チワワとパグのミックス犬 チワパグ

あのチワワの愛らしさとパグの個性を合わせ持つ、魅力的なミックス犬、チワパグについて詳しく知りたくはありませんか?

世界最小の犬種であるチワワと鼻のつぶれた愛嬌のある特徴的な顔が魅力のパグとのミックス犬であるチワパグ。
明るく好奇心旺盛なチワパグは、フレンドリーながらも警戒心があり、そのアンバランスさも可愛らしいです。
チワパグは、そのコンパクトなサイズと愛くるしい表情で、多くの人々を魅了し、全世界でその人気を高めています。

ここでは、チワパグの起源から、その特性、健康管理、食事の仕方、ケア方法に至るまで、あなたが知りたい情報をすべてカバーしています。
さあ、愛犬家の皆さん、この特別な犬種、チワパグの世界へ一緒に飛び込んでいきましょう。



チワパグについて

「チワワ」と「パグ」のMIX犬

チワパグは、「チワワ」と「パグ」のミックス犬で、その起源は明確には分かっていません。
しかし、一般的に、過去20〜30年の間にデザイナードッグ(特定の2つの純血種犬を交配して作られる犬種)として人気が高まったと考えられています。
「パグチワ」や「パグチ」と呼ばれることもあります。

チワパグの祖先であるチワワとパグは、それぞれ独自の歴史と文化を持つ犬種です。
チワワはメキシコ原産の犬種で、古代の遺跡から見つかった彫像や絵画にその姿が描かれています。
対して、パグは中国からヨーロッパに広まった犬種で、その愛らしい顔つきとユーモラスな性格で長い間、人々に愛されてきました。

この2つの犬種が組み合わさることで、チワパグはチワワの活発さとパグの社交性を兼ね備えたユニークな犬種となりました。
チワパグは家族に対する深い愛情と、人懐っこい性格を持つことで知られ、その小さなサイズと手のかからない性格から、アパートや小さな住宅での生活にも適しています。

雑種犬とミックス犬を混同される場合が多いですが、ミックス犬は純血の犬種同士を掛け合わせた犬のことを指し、雑種犬は2種以上の犬種の血が入っている犬を意味します。

どんな犬種であれ、それぞれの犬が持つ個性や性格は多様です。
チワパグも例外ではありません。その特性や性格は、その祖先であるチワワとパグの特性を引き継いでいますが、その表現の仕方は個々の犬によって異なるのです。

チワパグの特徴

家族思いで陽気で活発な性格

チワパグはチワワとパグの両方から特性を引き継いでいる独自の犬種です。
以下にチワパグの特徴をまとめてみます。

  1. チワパグはチワワとパグのミックス
    その特性は両方の犬種から引き継がれています。

  2. 体型
    パグのように短く丸っこい形状が一般的で、パグ特有の短い足を持っています。
    チワパグの大きさは、世界最小と言われるチワワほど小さくはなく、かと言ってパグほどの重量感もないチワワとパグの中間くらいの大きさです。

  3. 顔つき
    目はチワワの大きな目を引き継ぐことが多いですが、それ以外の外見はパグに近い雰囲気になる傾向があります。

  4. コート
    被毛は短いスムースコートと長めのロングコートの2種類が存在しますが、傾向としてはスムースコートが多いです。
    毛色は様々で、パグらしい「ホワイト×ブラック」、チワワのような「クリーム」や「ブラウン」がいます。
    また、珍しいですが「ブラック」の子もおり、とても不思議な雰囲気をしています。

  5. 性格
    社交的で、愛情深く、人懐っこい性格を持ちます。
    元気で活発であり、定期的な運動が必要です。
    中には、チワワのように神経質な子やパグのような頑固な子もいます。
    ただ、それも個性ですので、広い心で受け入れてあげて下さい。

  6. 知性
    知性が高く、訓練が比較的容易ですが、時々、頑固さも見せます。
    適切な指導と愛情により、素晴らしい家族の一員となります。

知性も高く、訓練が比較的容易ですが、時々、頑固さも見せます。
これはチワワの特性から来ている可能性があります。
だからと言って、彼らは適切な指導と愛情により、素晴らしい家族の一員となるでしょう。

外見

・比較的パグの特徴を引き継ぎやすい傾向
・顔立ちはパグにチワワの可愛らしい「目」と「マズル」をした可愛らしい顔になる事が多い
・パグの特徴である離れた両目とつぶれ気味な鼻、眉間のしわ
・被毛はパグのような「スムースコート」が多いですが、チワワの「ロングコート」が親にいるとロングコートで生まれるチワパグもいます

性格

・ミックス犬ですので、個体差はあります
・チワパグは家族思いですが、見知らぬ人に対しては多少警戒心が強い傾向
・陽気で活発な遊びが好きな子が多い

体重  約5kg
体高  約24cm

チワパグの健康

平均寿命は12~15歳ほど

チワパグの平均寿命は12~15歳ほどです。
チワパグは、その親となるチワワとパグの両方から遺伝的な健康問題を引き継ぐ可能性があります。
そのため、飼い主としては、犬の健康状態に対する理解と注意が必要です。
以下に、チワパグが経験する可能性のある一部の主要な健康問題について詳しく説明します。

  1. 呼吸問題
    パグの鼻が短い特性を持つチワパグは、ブラキセファリック症候群に見舞われる可能性があります。
    これは、鼻の形状により呼吸が困難になる問題で、暑い環境や過度の運動は特に避けるべきです。

  2. 皮膚問題
    パグの皮膚の折りたたみは、湿度と熱が閉じ込められ、感染症を引き起こす可能性があります。
    これらのエリアは清潔に保つ必要があります。

  3. 歯科問題
    チワワのように小さな口を持つチワパグは、適切な口腔ケアが重要です。
    詰まった歯や歯周病は一般的な問題で、定期的な歯磨きと獣医によるチェックが必要です。

  4. 目の問題
    大きな目を持つチワパグは、目の感染症や傷に対して特に敏感です。
    目は日々清潔に保ち、異常が見られた場合は速やかに獣医に連絡する必要があります。

  5. 肥満
    適切な食事と運動がないと、チワパグは肥満になる可能性があります。
    これは心臓病、関節病、糖尿病など他の健康問題を引き起こす可能性があります。

これらの問題は必ずしも全てのチワパグに当てはまるわけではなく、適切なケアと定期的な獣医のチェックにより、多くの問題は予防または早期に発見・治療することができます。
適切な食事、適度な運動、愛情深いケアにより、チワパグは健康で満足した生活を送ることができます。

チワパグの食事

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

小型犬種であるチワパグの食事管理は、その健康と活力を保つために非常に重要な役割を果たします。
適切な食事は、彼らのエネルギーレベルを維持し、肥満や関連する健康問題を防ぎ、全体的な健康状態を良好に保つのに役立ちます。
以下に、チワパグの食事についての基本的なガイドラインをいくつか提供します。

  1. バランスの取れた食事
    チワパグには、適切なタンパク質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラルが含まれたバランスの取れた食事が必要です。
    これら全ての成分は、彼らの身体機能をサポートし、エネルギーレベルを維持するために不可欠です。

  2. 体重管理
    小型犬種であるチワパグは、過食による肥満になりやすい傾向があります。
    肥満は、一連の健康問題、特に関節と心臓に問題を引き起こす可能性があります。
    そのため、適切な食事量と質を維持することが重要です。

  3. 小型犬種用のフード
    小型犬種専用のドッグフードは、チワパグの栄養ニーズに最適化され、適切なサイズのクロケットが含まれています。
    これにより、チワパグが食事を楽しみ、食べやすくすることができます。

  4. フレッシュフードの提供
    可能な限り、フレッシュで自然な成分から作られたフードを提供することがベストです。
    添加物や保存料が少なく、必要な栄養素を多く含んでいます。

  5. 定期的な食事スケジュール
    定期的な食事スケジュールは、チワパグの健康を維持し、過食を防ぐのに役立ちます。
    一日に数回の小分けの食事を提供することをお勧めします。

食事はチワパグの生活の重要な部分であり、その健康と幸せに大きく貢献します。
チワパグの食事について不確かな点がある場合は、獣医に相談することをお勧めします。
それぞれの犬が個々の栄養ニーズを持っているため、適切な食事プランは犬の年齢、体重、健康状態に基づいて調整することが重要です。

チワパグの運動

毎日30分程度の散歩

毎日30分程度の散歩は健康のためにもしてあげたいです。
甘えん坊な性格なので、散歩以外にも部屋の中で、一緒に遊んであげて下さい。

激しい運動は必要ありませんが、肥満になりやすいので、毎日適度な運動を心掛けて下さい。

運動不足になるとストレスが溜まり、無駄吠えなどの問題行動の原因ともなります。

チワパグのしつけ

甘やかしすぎるのはNG

可愛いからと言って、甘やかしすぎると、わがままな子になってしまいます。
きちんと主従関係ははっきりさせるようにしましょう。

神経質で警戒心も強くなる傾向がありますので、たくさんの人や犬と触れさせて、社会性を見つけさせましょう。

また、チワワの神経質な性格を受け継ぐと、吠え癖が出てきますので、「無駄吠え防止のしつけ」を行うようにしましょう。

始めのうちは、犬の気が散らないように集中できる環境を整えて上げましょう。
しつけがある程度できてから、どんな状況で対応できるようにテレビをつけてみるなど少しずつ環境を変えていきましょう。

愛犬がしつけをマスターしていくと、ついつい「できて当然」と思ってしまいがちになります。
そうなるとしつけができても全く褒めなくなってしまうでしょう。
でも、これでは犬たちもしつけを忘れてしまう可能性もありますので、毎回ご褒美を与える必要はありませんが、しつけができた時には、褒めてあげるなどの気持ちを伝え続けることを忘れないようにしてください。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

チワパグの手入れ

しわは濡れたタオルで拭いて下さい

チワパグは、チワワとパグのミックス犬種であり、その可愛らしい外見と愛らしい性格により、多くの飼い主から愛されています。
しかし、この小さなハイブリッド犬種の手入れは特別な注意が必要です。
以下に、チワパグの適切な手入れについての重要なガイドラインをいくつか示します。

  1. 定期的なグルーミング
    チワパグのコートは通常、短くて滑らかであり、定期的にブラッシングすることで健康を維持できます。
    ブラッシングは、死んだ毛を取り除き、皮膚の健康を促進するのに役立ちます。

  2. シワのケア:
    しわは濡れたタオルなどで優しく拭いてあげ、皮膚の清潔を保つように心掛けます。
    しわの間の汚れをそのままにしておくと悪臭やひどい場合は皮膚病の原因にもなりますので、気を付けて下さい。

  3. 耳のチェックと清掃
    チワパグの耳は、感染症を引き起こす可能性のある細菌や酵母の増殖地になりやすいため、定期的にチェックと清掃が必要です。

  4. 歯のケア
    小型犬種はしばしば口腔問題を抱えがちです。
    チワパグも例外ではなく、定期的な歯磨きと獣医によるチェックが必要です。

  5. 爪の手入れ
    チワパグの爪は比較的速く成長します。
    定期的な爪切りが必要で、これにより歩行時の不快感や痛みを避けることができます。

  6. 適切な運動
    パグとチワワの両方が活動的な犬種であるため、チワパグも日々の運動を必要とします。
    適度な散歩や遊びは、健康を保つために重要です。

  7. 健康チェック
    チワパグは、親の品種から引き継いだ特定の健康問題に対して遺伝的に敏感である可能性があります。
    定期的な獣医検診は、これらの問題を早期に発見し、適切に対処するために重要です。

  8. 感情のケア
    チワパグは非常に感情的な犬種で、飼い主との強い絆を形成します。
    適切な社会化と愛情深い扱いは、チワパグが幸せで安心した生活を送るために不可欠です。

これらのガイドラインを理解し、適用することで、チワパグは健康で、活力に満ちた生活を送ることができます。
毎日のケアと愛情により、チワパグは飼い主の最良の友となり、無限の喜びを提供してくれるでしょう。

チワパグの価格

15万円前後が目安

チワパグは、ペットショップで見かける事はほとんどありません。
もしも家族に迎え入れるのであれば、ブリーダーさんから直接購入する方法がメインとなります。
その際の値段ですが、15万円前後が目安となります。

ブリーダーさんから直接購入する際は、必ず現地へ行き、飼育環境やブリーダーさんの人柄などを確認し、信頼できるかを見極めたうえで決定するようにしましょう。

まとめ

✔ ミックス犬ですので、個体差があります
✔ 定期的なブラッシング

チワパグは、チワワとパグのミックス犬種で、そのコンパクトなサイズと愛らしい性格から、多くのペット愛好家に愛されています。
元気で愛情深い性格の持ち主であり、家族との強い絆を形成します。

ミックス犬ですので、見た目や性格に個体差があります。
成長するにしたがって、自分の思っていた見た目や性格と違うからと飼育を放棄したり、愛情を注げないのであれば、そもそも犬を飼う資格はありません。
どんな子に育っても変わらず愛情を注げる広い心で犬たちを迎え入れて下さい。

彼らの特徴は、両親の犬種から受け継いだ要素の混合であり、体型、コートの質、顔の特徴は個々の犬によりますが、一般的には、小さくふっくらした体型と、大きな眼を持つ愛らしい外見を持ちます。

健康面では、遺伝的な問題が一部あり、特に呼吸問題、眼の問題、歯科関連の問題に注意が必要です。
定期的な健康チェックがこれらの問題を早期に発見し、適切に対処するために重要となります。

食事は均衡した栄養を含むものが必要で、過度の体重増加を避けるために適量を与えることが重要です。
また、チワパグは活動的な犬種であるため、適切な運動も必要です。

手入れについては、定期的なブラッシングでコートの健康を維持し、耳の清掃歯のケア、そして定期的な爪切りが重要です。

これらを考慮に入れて、愛情を持ってケアをすれば、チワパグは一家族の愛くるしい一員となるでしょう。

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