パグの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

愛嬌たっぷりで優しい小型犬 パグ

愛嬌のある表情やフレンドリーな性格からとても人気のある小型犬のパグ。
人懐っこく、攻撃的な面もないので、どんなご家庭でも安心して飼う事が出来る犬種です。

ここでは、パグの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。



パグの歴史

古代アジアからいて、当時は大型犬?

中国原産であるパグは、最も古い犬種のひとつであり、祖先犬は紀元前2000年頃の古代アジアにいたとされています。
当時はまだ大型犬であったと考えられています。
紀元前400年の中国では既にペットとして可愛がられていたと言われています。

名前の由来は諸説あり、ラテン語で「握り拳」を意味する「pugnus(パグナス)」から、または、中国語で「いびきをかいて眠る王様」を意味する「覇歌(パー・クー)」から、そして古い英語で「優しく愛されるもの」からきていると言われています。

その後、世界初の株式会社と言われるオランダの東インド会社が中国からパグを持ち帰った事により、ヨーロッパ各地で知られるようになりました。
特にオランダの王族では寵愛を受け、貴族の間でも愛されていました。

16世紀オランダでは「ダッチマスティフ」・「ドワーフマスティフ」と呼ばれていました。

さらに後にアメリカにも渡り、1885年にアメリカンケンネルクラブに公認されています。

パグの特徴

鼻が短く、しわくちゃの顔がかわいい

パグの特徴は、鼻の潰れたぺちゃんこのシワシワの愛嬌のある顔でしょう。
耳は垂れ耳ですが、その中でも2種類あり、前に垂れた「ボタンイヤー」と短く巻いた「ローズイヤー」があります。
尻尾はお尻の上で巻いています。
スクエアな体型で、筋肉質な体格をしています。

被毛はダブルコートで、短毛で滑らかな毛質をしています。
毛色は、フォーン(やや明るいブラウン)、ブラック、シルバー、アプリコットの4色です。
ブラック以外のカラーの場合は、マズルやマスク、耳などにブラックが入る事が多いです。

パグの性格は、明るく陽気で、のんびりとしていて温厚です。
攻撃的な面もなく、とてもフレンドリーですので、小さなお子さんのいる家庭や多頭飼いにも向いています。
ただ、頑固な一面もありますので、しつけ根気よく行う必要があります。パグ

外見

パグはがっちりしていて筋肉質な体型です。
鼻が短く、しわくちゃの顔が特徴です。
耳は垂れ耳ですが、前に垂れたボタン耳と、短く巻いているローズ耳の2種類があります。
目は丸く、巻き尾です。
被毛は滑らかな毛並みの短毛でダブルコートです。
カラーはフォーン、ブラック、シルバー、アプリコットの4色です。
なお、黒以外の毛色の場合は鼻から口の周辺及び耳は黒い。フォーンのパグは背中に沿って黒のトレースがあります。

性格

性格は明るく陽気で、素直でいて落ち着いています。
その反面、頑固でマイペースな面もあります。
警戒心が少なく、無駄吠えも少ないので、都心のマンション飼いなどには最適です。

体重  6~9kg
体高  25~28cm

パグの健康

パグ脳炎と呼ばれる「壊死性髄膜脳炎」に要注意!

パグの平均寿命は、12〜15年ほどです。

かかりやすい病気としては、パグ脳炎と呼ばれる「壊死性髄膜脳炎」は要注意です。
突然、けいれんを起こして倒れ、重症化すると死に至ります。
原因は解明されておらず治療法がないため、ステロイドや抗けいれん薬などの投与を対症療法的に行うことになります。

その他には、マズルが短い短頭種ですので「鼻腔狹窄」など、呼吸器の疾患が起こりやすいです。

また、暑さと寒さ両方に弱いので、気温に沿った対応をしてあげて下さい。

パグの食事

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。

以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ

パグの運動

毎日30分程度の散歩

パグは食欲が旺盛な事もあり、太りやすいため、毎日30分程度は散歩に連れ出しましょう。
運動不足になるとストレスが溜まり、無駄吠えなどの問題行動の原因ともなりますので、毎日しっかりと運動を心掛けてあげて下さい。

しかし、暑さと寒さには弱いので、夏は散歩を控え、冬場は洋服を着せるようにしましょう。

また、パグは呼吸器の疾患が起こりやすい犬種です。
首輪を使用すると、呼吸器に負担を掛けてしまうので、ハーネスを使用する事をオススメします。

リード・ハーネス・首輪のこだわりについて

リードやハーネス・首輪は適当に選ぶよりも愛情を持って、愛犬の為に選んでください。
そうする事によって、散歩に対しての飼い主のモチベーションも上がりやすくなるし、
それはきっと愛犬にも伝わります。
飼い主と愛犬の絆とはそういうものだと思います。

下記に手頃な価格でおしゃれな散歩グッズを扱っているサイトです。
参考までにどうぞ。

首輪・リード・ハーネスを探す⇒外部リンク:ペット用品 ニコシティ

パグのしつけ

しつけは根気よく

あまり賢い方ではないので、しつけは根気よく行いましょう。
人懐こい性格で比較的飼いやすい犬種ですが、甘やかし過ぎると、頑固でわがままな子になってしまう事があります。
ただ、叱ると拗ねてしまう傾向があるので、褒めて伸ばしましょう。

始めのうちは、犬の気が散らないように集中できる環境を整えて上げましょう。
しつけがある程度できてから、どんな状況で対応できるようにテレビをつけてみるなど少しずつ環境を変えていきましょう。

愛犬がしつけをマスターしていくと、ついつい「できて当然」と思ってしまいがちになります。
そうなるとしつけができても全く褒めなくなってしまうでしょう。
でも、これでは犬たちもしつけを忘れてしまう可能性もありますので、毎回ご褒美を与える必要はありませんが、しつけができた時には、褒めてあげるなどの気持ちを伝え続けることを忘れないようにしてください。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

パグの手入れ

顔や体のしわは、こまめにふき取ってあげましょう

パグは短毛ですが、ダブルコートですので、抜け毛は結構ありますので、ブラッシングは定期的に行ってあげましょう。

また、顔や体のしわには汚れがたまりやすく、皮膚病の原因にもなりますので、こまめにふき取ってあげましょう。

月に1~2回程度、定期的にシャンプーを行うようにしましょう。
パグには、「パグ臭」とよばれる特有のニオイがありますが、それによりだいぶ軽減できます。

パグの価格

25~35万円程度

パグはペットショップでも見かける事はあると思います。
その際の価格相場ですが、25~35万円程度になります。

ペットショップ以外でもブリーダーさんから直接購入する方法があります。
その場合は、ペットショップでの店頭価格よりも割安になる場合もあります。
その際の相場ですが、20~30万円程度になります。

ただ、ブリーダーさんから直接購入する際は、必ず現地へ行き、飼育環境やブリーダーさんの人柄などを確認し、信頼できるかを見極めたうえで決定するようにしましょう。

まとめ

✔ 明るく陽気で、のんびりとしていて温厚
✔ 日頃のケアを大事に

パグは人懐っこく、攻撃的ではないので、性格的には飼いやすい犬種ではあります。
また、明るくて遊び好きではありながら、のんびりとしたマイペースな姿にも癒されるでしょう。

ただ、少し体が弱い所があるので、注意して下さい。
被毛は短いので、手入れはいらないと思われがちですが、抜け毛は比較的多いので、こまめにブラッシングは必要です。
体や顔のシワの間には、ほこりやゴミが溜まりやすいので、こちらも定期的に拭いてあげる必要があります。
また、呼吸器が弱いので、散歩時は首輪ではなく、ハーネスの装着をオススメします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA