ドッグ界の「千鳥の大吾」と「DAIGO」!? アメリカンエスキモードッグ
名前に「エスキモー」と入っていますが、アラスカやイヌイット族とは全く関係のないアメリカンエスキモードッグ。
「千鳥の大吾」にウィッシュ!でお馴染みの「DAIGO」、そしてメンタリストの「DaiGo」はそれぞれ全く関係ありません。
それと同じ話ではないでしょうか。。。。。違いますか‥‥
ここでは、アメリカンエスキモードッグの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさってください。
- アメリカンエスキモードッグの歴史
- アメリカンエスキモードッグの特徴
- アメリカンエスキモードッグの健康
- アメリカンエスキモードッグの食事
- アメリカンエスキモードッグの運動
- アメリカンエスキモードッグのしつけ
- アメリカンエスキモードッグの手入れ
- アメリカンエスキモードッグの価格
- まとめ
アメリカンエスキモードッグの歴史
実際はエスキモーとは全く関係ありません
アメリカンエスキモードッグは、アメリカ原産の犬種です。
「エスキモー」という名前が入っていますが、実際はエスキモーとは全く関係ありません。
19世紀後半に多くのドイツ系移民がアメリカに渡ってきました。
その際に、ドイツ人の作業犬として活躍していたのが、祖先犬であるジャーマンスピッツと呼ばれる犬種でした。
「スピッツ」という名はもともとドイツ語由来の「尖った」、「炎」という単語に由来しているため、この頃にアメリカ国内で起こっていた反独感情を刺激して人気が下落するのを防ぐために「スピッツ」の部分が「エスキモー・ドッグ」に置き換えられました。
なぜエスキモー・ドッグに置換されたのかははっきりしませんが、雪が好きであることから北国のスピッツ犬種の名から拝借したものではないかという一説もありますが、当時この犬種をしていたオハイオ州の犬舎の名前から来たものとされています。
ちなみに、この頃同じような理由で改名された犬種がもう一種あり、現在ドイツ原産犬種として「ダックスフント」と共に最も著名な存在である「ジャーマン・シェパード・ドッグ」です。
現在はこのオリジナルの名前に直されたが、戦時中はアルサシアンという名に改名されていました。
戦後は再び人気を博し、1985年に犬種クラブが設立され、現在ではFCIにも公認され、米国外にも多く輸出されてペットやショードッグとして多く飼育され人気を得ています。
日本では正式な国内登録は行われていないものの、既にブリーダーが存在しています。
アメリカンエスキモードッグの特徴
穏やかで陽気でフレンドリーな性格
アメリカンエスキモードッグは、真っ白な姿が美しいスピッツタイプの中型犬です。
マズルは特徴的な尖った形をしており、耳は立ち耳、尻尾は巻き尾になっています。
目は黒くて大きく、まるでぬいぐるみの様です。
被毛はダブルコートで、ふさふさした厚めのロングコートをしています。
アンダーコートは短く密集して生えています。
カラーは、ほとんどの場合はホワイトですが、稀に「ビスケット」とも呼ばれる薄黄色のマーキングが入る場合もあります。
性格は、活発でありフレンドリーでもあるので、他の犬や子供とも仲良くできます。
飼い主に対しては従順であり、飼い主と一緒に過ごす事を好みます。
また、警戒心が強く、縄張り意識も高いので、番犬としても優秀です。
ただ、吠える傾向もあるので、マンションや住宅密集地では注意が必要です。
外見 |
・マズルは尖っている |
性格 |
・穏やかで陽気 |
体重 | スタンダード:9~18kg |
体高 | スタンダード:38~48cm、ミニチュア:30~38cm、トイ:23~30cm |
アメリカンエスキモードッグの健康
平均寿命は、13〜15年ほど
アメリカンエスキモードッグの平均寿命は、13〜15年ほどです。
比較的健康な犬種ですが、成長時に股関節に異常を来す「股関節形成不全」、「レッグパーセス病」などの遺伝疾患に注意が必要です。
「レッグパーセス病」は病気の進行を止めることはできないため、外科手術で壊死した大腿骨(だいたいこつ)を切除することになります。
また、「白内障」や「進行性網膜萎縮症」などの目の疾患にも注意が必要で、最悪の場合は失明の恐れがあります。
アメリカンエスキモードッグの食事
年齢や体調に合わせたフードを選びましょう
子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。
以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。
愛犬に合ったドッグフードを探す
愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ
アメリカンエスキモードッグの運動
毎日1時間程度の散歩
ストレス解消の為にも、毎日1時間程度の散歩はさせてください。
飼い主のそばに常にいることを好み、屋外飼育や留守番の時間が長いと不安が募って、ストレスを感じてしまいます。
幼犬の頃は常に動き回っているほど活発な犬ですが、十分に運動をする機会を与えてあげれば室内で大人しく過ごすこともできます。
運動不足になるとストレスが溜まり、無駄吠えなどの問題行動の原因ともなりますので、毎日しっかりと運動を心掛けてあげて下さい。
アメリカンエスキモードッグのしつけ
しつけや訓練などに苦労することはない
知能はとても高く、しつけや訓練などに苦労することはないでしょう。
大声でよく吠える性格をしつけることから初める必要があります。⇒犬の無駄吠えをしつけ直す 完全ガイド
愛犬が吠えたら目をみつめ、表情を固くしてアイコンタクトを取ります。
根気よく犬の顔をこちらに向けさせ、吠えるのをしばらく我慢できたらおもいっきりほめてあげます。
また、知らない人に対する警戒心が強く吠えてしまいがちなので、幼犬期に初対面の人と触れ合う機会を作って社会性を身につけさせることも大切ですよ。
可愛らしい見た目をしていますが、飼い主が吠え方をコントロールできないと無駄吠えの多い猛犬になってしまいますよ。
しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法
アメリカンエスキモードッグの手入れ
春と秋の換毛期は毎日ブラッシング
普段は週に1~2回ほどブラッシングとコーミングをしてあげてください。
被毛は豊富なダブルコートなので抜けやすく、春と秋の換毛期は特に抜け毛が多くなるので、その時期は毎日ブラッシングして下さい。
シャンプーは月に1~2回を目安に行うようにしましょう。
アメリカンエスキモードッグの価格
海外のブリーダーさんから輸入する方法がメイン
アメリカンエスキモードッグをペットショップで見かける事はまずありません。
もしも家族に迎え入れるのであれば、海外のブリーダーさんから輸入する方法がメインとなります。
その際の値段ですが、諸経費込みで50~70万円ほどになります。
ただ、海外からの輸入となると、犬の体に大きな負担が掛かります。
ましてや子犬となると、そのストレスは心身共に非常に大きなものとなるでしょう。
海外から輸入してまでの飼育はあまり考えない方が良いでしょう。
まとめ
✔ 飼い主の事が大好き
アメリカンエスキモードッグは、飼い主に対しては従順です。
また、飼い主と遊ぶことがとても大好きな非常に可愛い犬種です。
警戒心が強く、番犬としても向いている一方で、フレンドリーさもあり他の犬とも仲良く出来る素敵な性格を持っています。
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