ソフトコーテッド・ウィートン・テリアの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

ソフトコーテッド・ウィートン・テリア

覚えづらい名前ですが、逆にこの長い名前が特徴でもあるソフトコーテッド・ウィートン・テリア。
気性が荒いとされるテリア種でありながら、とても愛情深くて穏やかな中型犬です。

ソフトコーテッド・ウィートン・テリアの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。



ソフトコーテッド・ウィートン・テリアの歴史

1700年代頃から人間と共に暮らしてきた犬種

ソフトコーテッド・ウィートン・テリアは、アイルランド原産で、正式名称は「アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリア」、愛称は「ウィートン」です。

名前の由来は毛色でもある小麦色(ウィートン)から来ています。
数百年の歴史があり、1700年代頃から農場でネズミやウサギ、モグラなどの害虫駆除や狩猟、家畜の番などの様々な仕事をして人間と共に暮らしてきました。

アイルランド原産の犬種はアイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアを含めて4つの犬種がありますが、この犬種が最も古い犬種と考えられています。

ただ、アイルランドのケネルクラブに公認されたのはかなり遅く、1937年でした。
イギリスのケネルクラブには1941年に、アメリカのケネルクラブには1973年に公認されました。

ソフトコーテッド・ウィートン・テリアの特徴

明るくて社交的であり、愛情深い性格

ソフトコーテッド・ウィートン・テリアは、正方形のスクエア型の体型をしており、がっしりしています。
耳は垂れ耳で、尻尾は立ち尾です。

被毛はシングルコートで、毛質は名前の通り絹のように柔らかく、ウェーブがかっており、放っておくとドンドン伸びていきます。
カラーは、こちらも名前の通り小麦色(ウィートン)ですが、これは成犬に限った事です。
子犬の頃は、レッド、ブラウン、マホガニー(赤褐色)などの暗色かホワイトをしています。
成長すると共にウィートンへと変化していき、その様子も魅力の一つでしょう。

性格は、元気で明るく、一般的に気性が荒いとされるテリア種とは思えない程、フレンドリーで愛情深い犬種です。
飼い主に対しても、やはり非常に従順で、賢いです。
ただ、時々頑固な一面を見せたり、はしゃぎすぎたりする事もあるかも知れませんが、とても飼いやすい犬種と言えます。ソフトコーテッド・ウィートン・テリア

外見

がっちりとしたスクエア型の体型です。
被毛はシングルコートで、他のテリア系と比べて豊富で長く絹のような柔らかい被毛で、ウェーブがかかっています。
人やプードルのように伸び続けます。
仔犬の頃は、暗色系の被毛ですが、成長するに従ってウィートン(小麦色)か淡いブラウンになります。

性格

ウィートンは、通常のテリア種とは異なり、あまり攻撃的ではなく、明るくて社交的です。
主人に対して非常に従順で愛情深く、とてもお利口な性格をしています。
一緒に過ごしやすく、誰からも親しまれる犬種です。

体重  16~20kg
体高  46~48cm

ソフトコーテッド・ウィートン・テリアの健康

平均寿命は12~15年ほど

ソフトコーテッド・ウィートン・テリアの平均寿命は12~15年ほどです。

気を付けたい病気は、筋力が衰えていく「筋ジストロフィー」です。
また、目の疾患には注意が必要で、先天的に「網膜形成不全」や「若年性白内障」を患っている場合もあります。

垂れ耳ですので、「外耳炎」にも気を付けて下さい。
綿棒とイヤーローションで耳のケアを定期的にしてあげてください。

ソフトコーテッド・ウィートン・テリアの食事

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。

以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ

ソフトコーテッド・ウィートン・テリアの運動

一日2回1時間ずつの散歩を

とても活発なので、一日2回1時間ずつの散歩をすることをオススメします。
また、ボール遊びや追いかけっこなどをして遊んであげてください。

運動不足になるとストレスが溜まり、無駄吠えなどの問題行動の原因ともなりますので、毎日しっかりと運動を心掛けてあげて下さい。

ソフトコーテッド・ウィートン・テリアのしつけ

しつけは難しくはありません

賢くで従順な性格なので、しつけは難しくはありません。
主従関係と服従訓練を幼犬の頃からしっかり教えてあげてください。
あまり厳しく叱らず、出来た時に褒めるようなしつけをしてあげてください。

始めのうちは、犬の気が散らないように集中できる環境を整えて上げましょう。
しつけがある程度できてから、どんな状況で対応できるようにテレビをつけてみるなど少しずつ環境を変えていきましょう。

愛犬がしつけをマスターしていくと、ついつい「できて当然」と思ってしまいがちになります。
そうなるとしつけができても全く褒めなくなってしまうでしょう。
でも、これでは犬たちもしつけを忘れてしまう可能性もありますので、毎回ご褒美を与える必要はありませんが、しつけができた時には、褒めてあげるなどの気持ちを伝え続けることを忘れないようにしてください。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

ソフトコーテッド・ウィートン・テリアの手入れ

週に3~4回はブラッシングかコーミングを

被毛はシングルコートなので、抜け毛は少ないです。
ですが、毛玉になりやすいので、スチームコームやワイヤー製のスリッカーブラシなどで週に3~4回はブラッシングかコーミングをしてあげてください。

また月に1度はシャンプーとトリミングをして美しい被毛とシルエットを保ってあげてください。

垂れ耳なので、「外耳炎」予防のためにも、定期的に耳掃除を心掛けましょう。

ソフトコーテッド・ウィートン・テリアの価格

海外から直接輸入する方法がメイン

ソフトコーテッド・ウィートン・テリアをペットショップで見かける事はまずありません。
もしも家族に迎え入れるのであれば、日本国内にはブリーダーさんがいないので、海外から直接輸入する方法がメインとなります。
その際の値段ですが、50~70万円程度になると思われます。

もし、国内でブリーダーさんから直接購入する際は、必ず現地へ行き、飼育環境やブリーダーさんの人柄などを確認し、信頼できるかを見極めたうえで決定するようにしましょう。

まとめ

✔ テリア種ではあるが、フレンドリー
✔ 海外からの輸入がメイン

ソフトコーテッド・ウィートン・テリアは、気性が荒いとされるテリア種ではありながら、とてもフレンドリーで愛情深い犬種です。
テリア種の中では、もっとも穏やかとも言われています。
ですので、想像しているよりも飼いやすいでしょう。

ただ、もしも家族へ迎え入れる事を考えるのであれば、海外からの輸入がメインとなります。
日本国内でのブリーダーが存在しないので、それは仕方ないでしょう。
個人的には輸入は犬の体への負担が大きく、あまりオススメはしませんが・・・。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA