アメリカンウォータースパニエルの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!
アメリカンウォータースパニエルの誕生した背景・歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方などがここにあります。
- アメリカンウォータースパニエルの歴史
- アメリカンウォータースパニエルの特徴
- アメリカンウォータースパニエルの健康
- アメリカンウォータースパニエルの運動
- アメリカンウォータースパニエルのしつけ
- アメリカンウォータースパニエルの手入れ
アメリカンウォータースパニエルの歴史
非常に頭数の少ない希少種
アメリカンウォータースパニエルは、アメリカ原産の犬種で、主に鳥猟犬などとして使われており、水上で回収作業を行うこともできます。
カヌーやボートに乗り込んで主人が上空の鳥を撃ち落とし、落ちてきた鳥を本種が泳いで回収します。
生い立ちに関しては不明な点が多いですが、1860年代には独自の犬種として存在していたことが判明しています。
作出に使われた犬種は「イングリッシュ・ウォーター・スパニエル」、「アイリッシュ・ウォーター・スパニエル」、「フィールド・スパニエル」、「ウェイビーコーテッド・レトリーバー」、「スタンダード・プードル」などであるといわれています。
1920年にユナイテッドケネルクラブに公認され、1937年に犬種クラブができて保護が強化されたことにより絶滅の危機からは脱しました。
1920年代以降は他の鳥猟犬種の人気に押され、頭数は大幅に減少し、現在もその頭数は非常に少なく希少種です。
1940年にはアメリカンケネルクラブにも公認登録され、後に国際的な畜犬団体であるFCIにも公認登録されましたが、現在もアメリカ合衆国以外ではほとんど飼育されておらず、まず他の国では見ることができません。
実猟犬として飼育されるのがメインですが、性格が良いためペットとしても飼育されています。
アメリカンウォータースパニエルの特徴
知的で穏やかで従順でフレンドリー

外見 | 愛嬌のある顔つきをしていて、上唇は獲物を傷つけないようにしっかりと咥えるため、すこし長めでたるみがあります。 マズルの長さは中程度で、先は丸く、胴も少し長めであるが、脚の長さが普通であるためあまり目立とません。 引き締まった体型で、脚もすらりとしている。耳は大きめの垂れ耳、尾は垂れ尾です。 耳と尾には飾り毛があります。 コートはプードルのようにカールしたショートコートですが、二重構造になっていて寒さや冷たい水に強く、油を少し多めに含むため、水のはじきも早いです。 |
性格 | 知的で穏やか、従順でフレンドリーな性格です。 しつけの飲みこみや状況判断力はよく、ペットとして飼育するのに向いた犬種です。 感受性が豊かで家族を喜ばせることが大好きなので、コミュケーションをなるべく多く取ってあげるといいでしょう。 その一方では、知らない人に対しては無関心な態度を取る傾向が強いです。 |
体重 | 11〜20kg |
体高 | 36〜46cm |
アメリカンウォータースパニエルの健康
「白内障」や「股関節不全」には注意は必要
アメリカンウォータースパニエルの平均寿命は12年ほどです。
「白内障」や先天的な「股関節不全」には注意は必要です。
事前の遺伝子検査や定期的な検診によって早期に発見することが大切です。
しかし、他の犬種に比べると目立って多い病気は少なく、比較的健康的な犬種といえます。
アメリカンウォータースパニエルの運動
毎日1時間程度の運動
運動量は普通で、毎日1時間程度の運動が必要です。
泳ぐことが大好きで非常に得意としています。
潜水もでき、ペットとして飼っている場合もたまに水遊びをさせてあげることが必要となります。
アメリカンウォータースパニエルのしつけ
従順なため、しつけやすい
従順なため、しつけやすい犬種といえます。
猟犬らしく訓練されることを嫌がらず、飼い主のいうことを献身的に聞いてくれます。
ただ、猟犬ならではの凶暴性も時には見せますので、力で押さえつける勇気も飼い主には必要ですよ。
自立心も強いため、信頼関係を築くには幼少期からの一貫したしつけが大切です。
しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法
アメリカンウォータースパニエルの手入れ
週に1~2度はブラッシング
被毛の手入れは比較的大変な犬種で、カールしていて、油っぽく臭いもあるので、週に1~2度はブラッシングが必要です。
垂れた耳周りには巻き毛が密集しているため、汚れがたまらないようこまめに毛の処理をして清潔に保つことを心がけてください。
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