シーズーの誕生した背景・歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方などがここにあります。
シーズーの歴史
シーズーは、ラサ・アプソとペキニーズを交配し、作出された犬種です。
19世紀に誕生したと推定されており、中国語で「獅子」を指しますが、「ペキニーズ」同様に獅子狗とされ、守り神として王侯貴族の家庭内で大切に飼われてきました。
19世紀後半の第二次アヘン戦争により、清朝・西太后は英仏軍によって城を追われ、城に残されていた犬たちは、英仏軍に略奪されたり殺されたりしました。この時、生き残ってイギリスにわたった犬たちの一部は、犬好きな英国王室の手によって保護されたと伝えられています。
チベットが中国宮廷に聖なる犬として短吻の犬たちを贈ったのと同様に、アヘン戦争以前には、中国からも英国の王侯貴族に対して聖なる犬たちが贈られていました。中国皇室の厳しい規則と異なり、イギリスではこれらの聖なる犬たちも、家庭犬として少しずつ一般家庭にも広まっていたと推定されています。
これらの生き残った犬たちを土台として、シーズーは改めて繁殖の道をたどることになりました。しかし、戦時の混乱で、「シーズー」と「ラサアプソ」や「ペキニーズ」と混同されてしまったため、一時はこれらのミックスをひとつの犬種とみなされていたことがあったようです。
20世紀前半の1920~30年頃になってようやく、それぞれの犬種の特徴で分類された犬たちにより計画繁殖されることになり、1935年、イギリスにシーズークラブが設立され、犬種として公認されました。
外見 | シーズーはマズルが短く垂れ耳で、体高より体長がわずかに長く、筋肉質な体をしており、しっかりとした四肢を持っています。 落ち着いた足取りで、少しだけ体を揺らしながら歩く様はとても愛らしいです。 長毛の豊かなダブルコートで、いろいろな毛色があります。 大きな瞳とあちこちに跳ねた鼻の周りの毛が特徴で、菊の花のように見えることから、「クリサンセマム・ドッグ」とも呼ばれる事もあります。 |
性格 | シーズーは遊び好きで活発な反面、穏やかで落ち着いた一面も併せ持ちます。フレンドリーな性格で見知らぬ人や他の犬にも問題なく接してくれます。 家族思いで愛情深い、愛すべき犬種です。 多少プライドの高い面もありますので、内向的に育ってしまうと人見知りを他の犬に対しても吠えたてるようになってしまいます。 |
体重 | 4~7kg |
体高 | 20~28cm |
シーズーの健康
シーズーの皮膚は、日本の高温多湿に特に弱く、厚いアンダーコートによって湿気を含んでマラセチアなどの菌が繁殖しやすくなっています。これにより「脂漏性皮膚炎」を発症していきます。
短吻種であるため、「鼻腔狭窄」など、呼吸困難の原因となる症状が起きることがあります。これらの可能性により、手術時の麻酔や飛行機での輸送が制限されることがあります。
また、シーズーは「白内障」が比較的起こりやすい犬種とされています。
シーズーの運動
太りやすい犬種ですので、夏季以外は毎日30分ほどの散歩と、スキンシップも兼ねて遊びながら室内運動の時間をとってあげましょう。
大切なペットの具合が悪くなり、動物病院へ行くと、
かなりの請求金額になる事はよくあります。
ケガや病気で手術が必要となった場合、
「入院費+手術代で200,000円」ですとなったら、
どうしますか?
いざという時の為にも人間と同様に保険には加入を検討してみて下さい。
保険料よりも補償内容をきちんと比較する必要があります。
保険料の安さだけで選んだら、いざ、病院に行ったら、
「こちらは保険外です」なんて事にならないように、
ワンちゃんの為にも、飼い主様の為にも、しっかりと各社を比較して、
ご自分と愛するペットに最適な保険を選びましょう!
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シーズーのしつけ
しつけは、人懐こく聞き分けは良いので、難しくはありません。ただ、頑固な面があるため、一貫した態度で臨みたいたいですが、あくまでも愛情を持って、優しく行いましょう。
しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法
シーズーの手入れ
抜け毛が少ないものの、毛が長く皮膚にとどまることで絡みやすく、また汚れやすくなります。ブラッシングはできるだけ毎日行ってあげましょう。少なくとも隔日で行ってください。
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