レークランドテリアの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

いつも元気で負けん気の強いレークランドテリア

レークランドテリアは、自分よりも大きな犬へも立ち向かっていく勇敢さがある小型犬です。
とても明るい性格で、いつも元気で走り回っているような活発な犬種ですので、家の中を明るくしてくれるでしょう。
その分、気が強くて、頑固な性質があるので、しつけは少し手こずるかも知れません。

そんなレークランドテリアの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方などがここにあります。



レークランドテリアの歴史

作業犬テリアの中で最も古い犬種

レークランドテリアはイギリス原産で、レークランテリアと名付けられる前は「バターデール・テリア」や「フェル・テリア」などと呼ばれていました。
数百年前のイギリス北西部の湖水地方(レイクランド)で、農作物や農家の羊を襲う害獣であったキツネなどの駆除で活躍していました。

しかし、猟が娯楽として発展すると、「ペドリントンテリア」や「フォックステリア」などを交配して、猟犬としての性質をさらに高められることになりました。

また、同じ時代に生まれた「ウェルシュテリア」は、「レークランドテリア」と非常に多くの類似点があり、近縁種であると考えられています。

20世紀になってからは犬種として固定化が計画され、1912年に改めて「レークランドテリア」という犬種名が与えられました。

レークランドテリア

レークランドテリアの特徴

小さいながらも勇敢で活発でエネルギッシュ

レークランドテリアは、体高と体長がほぼ一緒なスクエア型の体型をしたテリア種の小型犬です。
小型犬ではあるもののヨークシャテリアのような華奢さはなく、むしろ逞しさを感じさせる筋肉質な四肢を持ちます。

小型犬ながら、自分よりも大きな犬へも立ち向かっていく勇敢さがあります。
普段は明るい性格で、いつも動き回るような活発な犬種で、家の中を明るくしてくれるでしょう。

外見

平らな頭頂部とわずかなストップ、幅の広いマズルで目の間隔が開いている特徴的な顔立ちをしています。
短めの背中と筋肉質な長めのがっしりとした四肢のバランスの良い体型です。
目の色はダークまたはヘーゼルで、小さめの耳は高めにあり、V字型に折れています。

被毛はダブルコートで、外側の毛は硬いワイヤーヘアーに覆われており、内側には柔らかい毛が生えています
カラーはブルー、ブラック、レバー、ブラック&タン、ブルー&タン、レッド、ウィートン、レッド・グリズルなどがあります。

性格

性格は明るくて非常に活発で、勇敢であり、警戒心も強いので、番犬に最適です。
また、テリア種らしく、気が強くて頑固な一面があります。
飼い主に対しては、とても従順です。

体重  7~8kg
体高  約37cm

レークランドテリアの健康

丈夫な体質ですが、眼病には注意

平均寿命は13~15歳で、平均的です。

レークランドテリアは遺伝的疾患が比較的少ない犬種ですが、「水晶体脱臼」、「緑内障」、「白内障」などの眼病には注意する必要があります。
よく物にぶつかったり、怯えるようにして歩くのが遅かったりしたら、要注意です。
日々の変化に気付けるように、たくさんコミュニケーションを取るようにしましょう。

その他では「肘関節形成不全」、「レッグ・パーセス症」などにも気を付けましょう。
こちらはどちらも足の疾患ですので、歩き方が不自然であったら、すぐにでも病院に連れて行ってあげましょう。

また、遺伝性の血液疾患である「フォン・ヴィレブランド病」が起こる可能性がある犬種です。

レークランドテリアの食事

散歩の量などその日の運動量で食事量を調製

餌は体型、年齢に合わせたものをチョイスするのが基本ですが、レークランドテリアは運動量が多いので散歩の頻度や時間に合わせて量を調節することも考えると良いでしょう。
筋力維持のためにも、タンパク質多めのものがおすすめです。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ

レークランドテリアの運動

とても活発なのでしっかりと運動させましょう

とても活発なので、多く運動量を必要とします。
散歩は1回30分~1時間くらいで1日2回程度連れ出してあげましょう。
時には、ドッグランなどで思いっきり走らせてあげると良いでしょう。

運動不足になるとストレスが溜まり、無駄吠えをしたり、部屋の中の色々なものを噛んでしまったりするので、そうならないようにケアしてあげましょう。

雨の多い梅雨時や時間が取れないなどした際は、部屋の中で思いっきり遊んであげて下さい。

ただ、狩猟本能が強い傾向もあるので、小動物などを追いかけてしまう事があります。
散歩の際は、必ずリードは持つようにしましょう。

レークランドテリアのしつけ

しつけは簡単ではない

気が強く頑固な面があるので、しつけは簡単ではないかもしれません。
ですので、根気よくしつける必要があります。
われわれ飼い主があきらめてしまったら、わがままな犬となってしまいます。
一歩ずつ少しずつ進めるつもりで頑張りましょう。

また、ダメなものはダメと、一貫した態度で接しましょう。

警戒心が強いところがあるので、小さい子犬の頃から様々な人や犬たちと触れ合わせて、社会性を身に付けさせましょう。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

レークランドテリアの手入れ

手入れはこまめに

脱け毛は多く、特に季節の変わり目はアンドーコートが抜け替わるため脱毛がさらに多くなります。
古い被毛が上手に抜けずに体に残ってしまうと皮膚炎を起こすことがありますので、こまめにブラッシングをしましょう。

週3回程度のブラッシングやコーミングをしてあげましょう。
ただ、硬いワイヤーヘアのブラッシングは慣れも必要ですので、もしも絡まってしまって自分では難しいようであれば、トリマーさんにお願いすると良いでしょう。

また、毛が伸びて乱れますので、定期的にトリミングに出してあげましょう。

まとめ

✔ キツネなどの駆除で活躍したもっとも古い作業犬のテリア種
✔ 勇敢で活発な明るい性格
✔ 頑固な面があるので、しつけは根気が必要

レークランドテリアはイギリス原産で、レークランテリアと名付けられる前は「バターデール・テリア」や「フェル・テリア」などと呼ばれていました。
数百年前のイギリス北西部の湖水地方(レイクランド)で、農作物や農家の羊を襲う害獣であったキツネなどの駆除で活躍していました。

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