サモエドの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

性格も良く真っ白な天使のような サモエド

思わず抱きしめたくなるような真っ白でフワフワの被毛が魅力的な大型犬のサモエド。
表情も愛らしく、性格も良いところが、ガンダムで言うところのミライさんのようでもあります。どことなく顔もミライさんに似ている気が…。

ここでは、サモエドの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさってください。



サモエドの歴史

シベリアでカモシカ狩りやそり引きなどに従事

サモエドは、ロシア北部のシベリア原産の犬種で、典型的なスピッツ系の体型をしており、「シベリアン・スピッツ」とも呼ばれます。

ロシア・ネネツ自治管区を中心としたサモエード族が旧くから共生してきた土着犬との見解が広く知られており、3000年以上にわたって飼育されてきた原始犬に近い犬種で、犬種の由来でもあります。

中央シベリアのツンドラ地帯で暮らすサモエード族のもと、トナカイの番やカモシカ狩り、そり引きなどに従事していました。

サモエドは元々は、ブラックやブラウンの毛色も存在していましたが、20世紀初頭からイギリス人繁殖家による本格的な改良が始まり、輝く純白な毛色になっていきました。

日本において、戦後の混乱期から高度経済成長期にかけて爆発的に流行した日本スピッツは、サモエドに「ジャーマン・スピッツ」を交配して、小型化したものであるとする説があります。

1912年にイギリスケネルクラブで正式に公認されました。

サモエドの特徴

微笑んでいるような表情をした優しく温和な犬種

サモエドは、アーモンド形のつぶらな瞳とまるで微笑んでいるように口角が上がった表情が「サモエド・スマイル」とも呼ばれ、親しまれている少し小さめの大型犬です。
耳は立ち耳で、体は筋肉質で逞しいです。

被毛は極寒の地でも耐えられる厚いダブルコートで、上毛は硬めの毛質ですが、下毛は柔らかく密生しています。
カラーは、ピュア・ホワイト、クリーム、ビスケットがありますが、薄いブラウンは認められていません。

性格は優しく温和で辛抱強く、遊び好きでフレンドリーです。
辛抱強さもあるので、小さな子供のいるご家庭でも安心して飼う事ができます。
ただ、あまりにも社交的ですので、番犬として向かないでしょう。サモエド

外見

極寒に耐えるのに適した皮下脂肪と豊富な体毛を備えており、優れた耐寒性と激しい作業に耐えうる強靭な体力・持久力を持っています。
体高より体長がやや長い体型は筋肉質で骨量に富んでいるが、動きは機敏です。
被毛は厚いダブルコートであり、立った上毛とやわらかく密生した下毛で、耐寒性に優れており、毛色は、純白、白、ビスケット、クリームなどがある。
ピンと立ち上がった耳、適度な長さの鼻筋、微笑んでいるかのような黒目の顔立ちが魅力的で、まるで微笑んでいるようなその表情をサモエドスマイルと呼び、親しまれています。

性格

サモエドは優しく温和で辛抱強く、社交的なので見知らぬ人や犬にもフレンドリーに接してくれます。
訓練性能が高く、人間を信頼し、甘えん坊で、ボール遊びやひっぱりっこなどが大好きです。
また、落ち着いて辛抱強いため、子供の遊び相手としても申し分ありません。

体重  16~30kg
体高  54~60cm

サモエドの健康

平均寿命は12〜13歳ほど

サモエドの平均寿命は12〜13歳ほどです。

気をつけなくてはいけない病気は死に至る事もある「胃捻転」です。
食事はドカ食いに注意し、食後は興奮させず落ち着いて過ごしましょう。

また、大型犬ですので、成長時に股関節に異常を来す「股関節形成不全」も注意しなくてはいけません。
若いうちからしっかりと運動をさせ、関節周りの筋肉を付けましょう。

サモエドの食事

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。

以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ

サモエドの運動

毎日1時間以上の散歩が必要

サモエドは体力が豊富なので、毎日1時間以上の散歩が必要になります。
寒い季節はもちろん、夏でも暑さにはやや弱いものの、辛抱強く体力があるため、若い犬なら朝晩の涼しいうちにしっかりと運動をさせましょう。

運動不足になるとストレスが溜まり、無駄吠えなどの問題行動の原因ともなりますので、毎日しっかりと運動を心掛けてあげて下さい。

サモエドのしつけ

大変従順なので、しつけはしやすい?

大変従順でしつけはしやすく、自立心があるため留守番も可能ではありますが、遊び好きであまりに退屈するといたずらをすることがあります。

とても力が強いので、興奮した際などに思わぬ事故を防ぐため、子犬の頃からしっかりとトレーニングを行いましょう。
行動をコントロールできるようにしておくことが大切です。

愛犬がしつけをマスターしていくと、ついつい「できて当然」と思ってしまいがちになります。
そうなるとしつけができても全く褒めなくなってしまうでしょう。
でも、これでは犬たちもしつけを忘れてしまう可能性もありますので、毎回ご褒美を与える必要はありませんが、しつけができた時には、褒めてあげるなどの気持ちを伝え続けることを忘れないようにしてください。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

サモエドの手入れ

できれば毎日ブラッシングを

サモエドはダブルコートで、春・秋の換毛期になると抜け毛が非常に多くなります。
抜け毛をそのままにしていると体温の放熱を妨げてしまいます。

毛量が多いので、皮膚病予防のためにも、できれば毎日ブラッシングをして、アンダーコートに空気を入れてあげてください。

シャンプーは月に1~2回を目安に行うようにしましょう。

サモエドの価格

40~45万円程度が目安

サモエドは、ペットショップで見かける事はまずありません。
もしも家族に迎え入れるのであれば、ブリーダーさんから直接購入する方法がメインとなります。
その際の値段ですが、40~45万円程度が目安となるでしょう。

ブリーダーさんから直接購入する際は、必ず現地へ行き、飼育環境やブリーダーさんの人柄などを確認し、信頼できるかを見極めたうえで決定するようにしましょう。

まとめ

✔ 大型犬としては、とても飼いやすい犬種

サモエドは、大型犬の中でも小柄な部類に入ります。
その性格は、とても温厚であり、誰とでもフレンドリーに接する事ができるので、飼いやすい犬種と言えます。
我慢強さもあるので、小さな子供の遊び相手としても適しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA