プーリーの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

意外と運動神経が良く、知性も高い犬種 プーリー

特徴的なドレッドヘアの被毛が目を引く中型犬のプーリー。
外見からのんびりとしたイメージを持たれがちですが、意外にも足が速く、体力もあって体を動かすことが大好きな犬です。

ここでは、プーリーの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。



プーリーの歴史

羊の群れを統率していた“リーダー”

プーリーはハンガリー原産で、同じくハンガリー原産の「コモンドール」という大型のよく似た品種もいます。

プーリーという名前の由来はハンガリー語で“リーダー”という意味からきています。
牧羊犬として活躍していたプーリーは、羊の群れを統率していたところからきていると言われています。
「プリ」という表記も見られます。

プーリーは、1,000年以上前に中央アジアからの移民である遊牧民族のマジャール人によってハンガリーにもたらされ、牧畜犬や護畜犬として活躍していました。

一時期は戦争の影響もあり、絶滅寸前までに追い込まれましたが、1912年にエミール・ライツィツ氏がプーリーの犬種保護に乗り出し、維持する事が出来ました。

プーリーの特徴

ドレッドヘアの知的で活発な犬種

プーリーの体格は意外としっかりとした骨格を持っており、被毛に隠れて分かりづらいですが、足は比較的長いです。
モップのような被毛に覆われているので、鈍いイメージがありますが、意外と足が速く、高い運動能力を有しています。

被毛はダブルコートで、ドレッドヘアのような独特な毛質ですが、それにより紫外線や雨風、寒さから体を守っています。
子犬の頃は、ドレッドヘアではなく、カールしたウェーブヘアですが、成犬になるにつれ長く伸び、プーリーの特徴であるドレッドヘアになります。

プーリーは、好奇心が旺盛で、非常に賢く、飼い主に対しては忠実です。
もともと牧羊犬なので自己判断力に優れており、それ故に頑固な一面も見られます。

外見

“モップ犬”とも呼ばれるドレッドヘアのような長い縄状の被毛は、ほぼ完ぺきな防水力を持っています。
被毛のカラーは単色でその多くは黒一色ですが、白、グレー、クリームの子もいます。
短く刈られた被毛はそれ以上伸びない場合があり、被毛の生え換わりがほとんど見られません。

性格

プーリーは、知的で活発であり、飼い主に対して忠実です。
また、警戒心が強く、番犬として優秀ですが、頑固な一面もあります。

体重  10~15kg
体高  約40~43cm

プーリーの健康

平均寿命は12~16歳

プーリーの平均寿命は、12~16歳ほどです。

プーリーは「進行性網膜萎縮」という視力を失ってしまう病気や「股関節形成不全」になりやすい傾向があります。

また、豊富な被毛を持っており、寒さには強い反面、暑さには弱いので、暑い日はエアコンで温度調整をしてあげて下さい。

ただ、基本的には健康的で丈夫な犬種と言えます。

プーリーの食事

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。

以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

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プーリーの運動

活動的なので、毎日1時間以上の散歩

プーリーはかなり活動的なので、毎日1時間以上の散歩が必要です。
見た目とは違って、走る事が大好きなので、時にはドッグランなどで思いっきり走らせてあげて下さい。

毎日、プーリーの豊富な運動量に付き合ってあがられるだけの体力と時間を持てる自身の無い方は飼育する事を諦めたほうが良いでしょう。

運動不足になると、ストレスが溜まってしまい、問題行動の原因となりますので、注意しましょう。

プーリーのしつけ

しつけの飲み込みは早い

非常に賢いので、しつけの飲み込みは早いです。
しかし、頑固な面がありますので、根気よく行ってください。
特に服従訓練はしっかり行いましょう。

また、警戒心が強い傾向がありますので、小さい子犬の頃から様々な人や他の犬と積極的に触れ合わせ、社会性を身に付けさせるようにしましょう。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

プーリーの手入れ

ブラッシングが毎日必要

トリミングは必要ありませんが、被毛は長いので、出来ればブラッシングは毎日行ってあげて下さい。
散歩時は長い被毛に落ち葉や土が付着しますので、散歩後は綺麗に被毛を拭いてあげる必要があるでしょう。
また、水を飲み時や食事の時も口周りが濡れたり、汚れやすいので、拭き取るなどケアをしてあげて下さい。

それ以外には、寒さには強いですが、暑さには非常に弱いので、夏場はエアコンで温度管理してあげて下さい。

プーリーの値段

40~50万円が目安

プーリーはペットショップで見かける事はまずありません。
もしも家族に迎え入れるのであれば、ブリーダーさんから直接購入する方法がメインとなります。
その際の値段は、40~50万円が目安となるでしょう。

ただ、ブリーダーさんから直接購入する際は、必ず現地へ行き、飼育環境やブリーダーさんの人柄などを確認し、信頼できるかを見極めたうえで決定するようにしましょう。

まとめ

✔ 体力は豊富
✔ 被毛のお手入れは必須

プーリーは、とても体力があり、意外にも走るのが早く、毎日の散歩が欠かせません。
その為、プーリーの豊富な運動量に付き合ってあげられるほどの飼い主の体力と覚悟が必要となります。
プーリーの運動欲求を満たす自信の無い方は、飼育するのをお勧めできません。

また、その特徴的な被毛を維持するためにも、毎日のケアは必要です。
飼い主の事が大好きなプーリーにとっては、被毛の手入れをしてもらう事は、とても嬉しいことですので、スキンシップも兼ねて念入りにしてあげて下さい。

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