ブリタニー・スパニエルの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

運動神経抜群のブリタニー・スパニエル

原産国であるフランスでは、中型犬の中では人気の犬種です。
欧米では実用犬としても活躍しており、家庭犬としても素敵なパートナーとなってくれます。

ここでは、ブリタニー・スパニエルの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。



ブリタニー・スパニエルの歴史

スパニエル種の中で最も古い犬種

ブリタニー・スパニエルは、フランスのブルターニュ地方原産で、主にフラッシング(追い出し)とリトリービング(獲物の回収)を行っていました。
正式名から「スパニエル」を削除し、「ブリタニー」とする国もあります。

17世紀頃から存在していたと推定されており、「セター」や「ウェルシュ・スプリンガー・スパニエル」との交配によって、作出されたと考えらています
スパニエル種の中では最も古い犬種と言われています。

19世紀に「イングリッシュ・セッター」や「イングリッシュ・ポインター」との交配によるとの見解もあります。
20世紀初頭までに犬質が低下し、頭数も減って絶滅寸前までになりましたが、アルチュール・エノーという愛好家の手によって復活しました。

1907年には原産国であるフランスで、1934年にはアメリカンケネルクラブに公認犬種として登録されました。
現在では、フランスではもちろんの事、アメリカやカナダでも人気の高い犬種となっています。

ブリタニー・スパニエルの特徴

愛情も深く、陽気で温厚

体高と体長の長さがほぼ同じでスクエア型と呼ばれる正方形の体型をしています。
運動能力が高く、スピードや持久力、跳躍力に優れています。
筋肉質な体で、足はスラリと長く、耳は垂れ耳です。
尻尾は生まれつき生えている場合と生えていない場合があり、生えている場合は狩猟時のケガ防止のため、断尾する習慣があります。

被毛は毛先に緩いウェーブがかかっており、滑らかなショートコートです。
毛色はホワイトをベースに、オレンジ、ブラック、パイボールド(暗い赤茶色)、ホワイトに色のついた毛が混ざっているローンがあり、単色の被毛は認められていません。

性格は、フレンドリーで温厚であり、飼い主に対してはとても従順です。
子供や他の犬とも仲良く出来るので、家庭犬としても素敵なパートナーとなってくれます。ブリタニー・スパニエル

外見

ブリタニー・スパニエルは垂れ耳で、筋肉質な長い足を持っています。
尻尾は生まれつきない子と、ある子がいますが、けが予防を目的として断尾も行われています。
被毛は、ダブルコートで、毛先にゆるいウェーブがかかっています。
カラーはホワイトをベースに、オレンジ、ブラック、パイボールド(暗い赤茶色)、さらにホワイトに色のついた毛が混ざっているローンと呼ばれる毛色があります。
色の組み合わせとしては、ホワイト&オレンジ、ホワイト&ブラックなどのバイカラー以外に、タンが入ったトライカラーもあります。
ブレーズがある場合は細いものが好ましく、単色の被毛は認められていません。

性格

ブリタニー・スパニエルは自立心がありますが、飼い主への愛情もとても深く、陽気で温厚な性格をしています。
神経質なところはなく、我慢強いです。
温厚でフレンドリーな性格なので、子供や他の犬とも問題なく接する事ができます。

体重  約15kg
体高  49~50cm

ブリタニー・スパニエルの健康

体も丈夫で、遺伝性疾患が少ない犬種

ブリタニー・スパニエルは非常に体も丈夫で、遺伝性疾患が少ない犬種です。

ただ、スパニエル種の中型犬に発症しやすい「突発性激怒症候群」というものがあります。
この病気の症状は、突然性格が変わり、何度も激しく噛みつくようになるというものです。
脳神経系の疾患であり、何の前触れもなく発症し、残念ながら現在のところは治療法が見つかっておりません。

ブリタニー・スパニエルの食事

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。

以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ

ブリタニー・スパニエルの運動

最低でも1日1~2時間の散歩

スタミナが多く、たくさんの運動量を必要とし、最低でも1日1~2時間の散歩が必要です。
時には、ボール遊びやフリスビーなどのゲームを行ってあげると良いでしょう。

運動不足になると、ストレスを溜めてしまい、無駄吠えをしたり、自傷行為などの問題行動にも繋がりかねませんので、気を付けましょう。

ブリタニー・スパニエルのしつけ

自立心が強いため、毅然とした態度で

ブリタニー・スパニエルは温厚な性格ですが、自立心が強いため、毅然とした態度でしつけをきちんと行いましょう。
非常に訓練性能が高いため、ドッグスポーツも向いています。

また、小さい子犬の頃から様々な人や他の犬と積極的に触れ合わせ、社会性を身に付けさせるようにしましょう。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

ブリタニー・スパニエルの手入れ

週2~3回のブラッシング

ダブルコートですが、短毛で抜け毛も少ないため、お手入れは比較的楽です。
週2~3回のブラッシングで十分です。

垂れ耳なので、定期的に耳の掃除を行ってください。
耳掃除を怠ると、「外耳炎」になりますので、注意して下さい。

ブリタニー・スパニエルの価格

価格は25万円前後が目安

ブリタニー・スパニエルは、ペットショップで見かける事はまず無いと思います。
もしも家族に迎え入れるのであれば、ブリーダーさんから直接購入する方法がメインとなります。

その際の価格は25万円前後が目安となります。

ただ、ブリーダーさんから直接購入する際は、必ず現地へ行き、飼育環境やブリーダーさんの人柄などを確認し、信頼できるかを見極めたうえで決定するようにしましょう。

まとめ

✔ 性格も良く、素敵な家族となってくれます
✔ 急に性格が変わったら要注意

飼い主に対して従順であり、明るく温厚な性格をしています。
決して神経質ではなく、我慢強いので、子供や他の犬とも問題なく接する事ができます。
小さなお子さんのいる家庭や多頭飼いにも向いています。

そんな温厚でフレンドリーなブリタニー・スパニエルですが、なんの前触れもなく攻撃的になる可能性があります。
「突発性激怒症候群」と言ってスパニエル種の中型犬に発症しやすい疾患によるものですが、残念ながら治療法が現状です。

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