ダルメシアンの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

アンチ人種差別的な白と黒のコントラスト ダルメシアン

白と黒のコントラストが目を引くダルメシアンですが、意外にも生まれたての頃は真っ白で、成長すると共に次第にスポット模様が現れてきます。

ダルメシアンの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。



ダルメシアンの歴史

ディズニー『101匹わんちゃん』のモデル

ダルメシアンはクロアチア原産で、ディズニー映画の『101匹わんちゃん』のモデルとしても非常に有名です。

ダルメシアンの歴史は非常に古く、古代ギリシアやエジプトの壁画にもダルメシアンと思しき姿が描かれています。
クロアチアにあるダルマティア地方で生まれたので「ダルメシアン」という名前がついたと言われていますが、先祖などの詳しい誕生の経緯は分かっていません。

かつては猟犬・番犬・牧羊犬・軍用犬などの様々な使役をしていたといわれ、激務に耐えうる体力と持久力があります。

交通機関の主流が馬車であったころ、消防馬車の先導・護衛として活躍した事から、 アメリカでは現在でも消防のマスコットキャラとして親しまれています。
後に貴族の家庭犬として大人気を博しましたが、ブリーダーにより近親交配がむやみに進められたことが、現在でも先天的に股関節に異常をもつ個体が誕生する原因となりました。

ダルメシアンの特徴

白地に黒またはレバー色の斑点が特徴の陽気な犬種

ダルメシアンは、均整の取れた引き締まった筋肉質な体格をしており、並外れた体力を有した大型犬です。
目は丸く、耳は垂れ耳で、尻尾は先細りです。
そして最大の特徴は何と言っても、体中にまんべんなく分布している「スポット」と呼ばれる全身の水玉模様でしょう。

被毛はシングルコートで、短いスムースコートであり、艶やかです。
カラーは、「レバー(茶色)・スポット・バラエティー」と「ブラック・スポット・バラエティー」の2種類のみです。

性格は、明るくて陽気で、非常に活発です。
家族に対しては非常に愛情深いですが、家族以外の人や犬には神経質になる事が多く、警戒心が強いです。

ダルメシアン
外見

ダルメシアンの特徴は何と言っても、白地に黒またはレバー色の無数の斑点という独特の毛並みです。
また耳は垂れ耳で、滑らかな短毛に覆われた筋肉質の体躯を持ちます。

性格

性格は明るく陽気な反面、警戒心が強く、飼い主や家族以外の他人や他犬に気を許さないところがあります。
しかし、攻撃的ではないので、社会性のしつけをすれば、とても友好的な犬種になるでしょう。

体重  27~32kg
体高  56~61cm

ダルメシアンの健康

生まれつきの「難聴」に要注意!

ダルメシアンの平均寿命は、10〜13年ほどです。

ダルメシアンは先天性聴覚障害のもっとも多い犬種で、アメリカの調査では全体の20%が「難聴」であり、片耳または両耳が聞こえないというデータもあります。
これは、毛色の白の遺伝子により起きる現象で、斑の色や性別には関係なく起こります。
ブルーアイの個体には非常に起こりやすく、パッチ(斑点の面積が大きなもの)がある個体には起こりにくいという特徴があります。

その他には、尿道や膀胱に結石が出来る事により、排尿が困難になる尿路結石症や、白内障緑内障などの眼病にも注意が必要です。

ダルメシアンの食事

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。

以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ

ダルメシアンの運動

毎日1~2時間の散歩が必要

ダルメシアンは走ることが大好き犬種で、30km程度の距離を走破できるほどの体力があります。
ダルメシアンは非常に体力があるので、毎日1~2時間の散歩が必要です。
ジョギングしながらや、自転車での伴走なども良いでしょう。

運動不足になるとストレスが溜まり、無駄吠えなどの問題行動の原因ともなりますので、毎日しっかりと運動を心掛けてあげて下さい。

ダルメシアンのしつけ

比較的しつけがしやすい?

ダルメシアンは、友好的で攻撃的でもないため、比較的しつけがしやすいと言われています。
その一方で、家族に対しても気の荒い面を見せる頑固な個体が時々いるようです。

また、警戒心が強いので、また、小さい子犬の頃から様々な人や他の犬と積極的に触れ合わせ、社会性を身に付けさせるようにしましょう。

始めのうちは、犬の気が散らないように集中できる環境を整えて上げましょう。
しつけがある程度できてから、どんな状況で対応できるようにテレビをつけてみるなど少しずつ環境を変えていきましょう。

愛犬がしつけをマスターしていくと、ついつい「できて当然」と思ってしまいがちになります。
そうなるとしつけができても全く褒めなくなってしまうでしょう。
でも、これでは犬たちもしつけを忘れてしまう可能性もありますので、毎回ご褒美を与える必要はありませんが、しつけができた時には、褒めてあげるなどの気持ちを伝え続けることを忘れないようにしてください。

子犬の頃からしっかりとしつけや訓練を行い、従順に扱いやすくなるように育てていくことが大切です。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

ダルメシアンの手入れ

毎日ブラッシングや濡れたタオルなどで

ダルメシアンはシングルコートのスムースなので抜け毛が少ないと思われがちですが、実は大変抜け毛が多いです。
ですので、ラバーブラシを使って毎日やさしくブラッシングしたり、濡れたタオルなどで拭いてあげましょう。

シャンプーは月1回を目安に行って下さい。

ダルメシアンの価格

20~30万円が目安

ダルメシアンは、ペットショップで見かける機会は多くはなく、むしろほとんど無いでしょう。
もしも家族に迎え入れるのであれば、ブリーダーさんから直接購入する方法がメインとなります。
その際の値段ですが、20~30万円が目安となるでしょう。

ブリーダーさんから直接購入する際は、必ず現地へ行き、飼育環境やブリーダーさんの人柄などを確認し、信頼できるかを見極めたうえで決定するようにしましょう。

まとめ

✔ 先天性の聴覚障害が多い犬種
✔ 非常に体力があるので、毎日しっかりと散歩を

ダルメシアンは過去に近親交配をさせられていた過去があり、生まれつき片耳や両耳が聞こえづらかったり、聞こえなかったりする事があります。
「難聴」を持つ子は、他の子に比べ臆病だったりしますので、もしも家族へと迎え入れた子が難聴であった場合、家族が愛犬の耳になってあげるようにケアしてあげて下さい。

また、ダルメシアンは非常に体力があるので、毎日にしっかりとした運動をさせてあげて下さい。
自転車の伴走などをしても、十分についていけるだけの体力があります。
愛犬のストレス解消の為にも、毎日十分な散歩を心掛けて下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA