ハバニーズの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

アーネスト・ヘミングウェイも愛した犬種 ハバニーズ

人懐っこく親しみやすい性格から、アメリカやヨーロッパで人気のハバニーズ。
とても飼いやすい性格の良い小型犬のハバニーズは、非常に素敵なパートナーとなってくれるでしょう。

ここでは、ハバニーズの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。



ハバニーズの歴史

キューバの上流階級の人々に愛された

ハバニーズは、キューバまたは地中海西部を原産地とされており、16世紀に船乗りのスペイン人がキューバに持ち込んだ愛玩犬がもとであるといわれています。

キューバの上流階級の人々に愛され、高ステータスな愛玩犬としてロシアやフランスなどに輸出されたました。
ハバニーズはキューバの国犬に指定されています。

その後、革命や戦争により、個体数が激減していき、絶滅の危機に瀕しました。
絶滅を回避するため、生き残った犬たちは密かに革命から逃れた人たちによってアメリカ合衆国へ送られ、「プードル」や他の小型のビション犬種と交配され、現在のハバニーズが誕生しました。

「老人と海」などでお馴染みの作家のアーネスト・ヘミングウェイや、「二都物語」などで有名なヴィクトリア朝時代を代表するイギリスの小説家のチャールズ・ディケンズなどに著名人にも愛されていました。

ハバニーズの特徴

愛くるしい見た目どおりの甘えん坊

ハバニーズの特徴は、何と言っても滑らかで光沢のあるフサフサの長毛でしょう。
もふもふのモップのような佇まいが何とも可愛いです。
その被毛はダブルコートですが、アンダーコートは薄いので、意外と抜け毛は少なめです。
毛色は、フォーン(やや明るいブラウン)やブラウン、ブラックなど様々あり、それらの単色もありますが、マークが入った2色の子もいます。

被毛は高級感たっぷりで柔らかくウェーブがかかっており、滑らかで光沢がありますよ。ふさふさの長毛ですが、意外にも寒さに弱く完全な室内犬です。毛色は様々で、単色もありますがマークが入った2色の配色が多く見られます。

性格は、非常に穏やかで優しく、愛情深いです。
また、非常に賢く、物覚えが良いので、サーカスで芸を披露していた事もあります。
飼い主に対しては、非常に従順であり、甘えん坊ですので、長時間のお留守番はストレスとなるでしょう。ハバニーズ

外見

マズルと脚は短く、耳は垂れ耳で尾は背中に背負った巻き尾です。
全身はウエーブがかったシャギーコート(むく毛)が覆っており、モップのような雰囲気でとても愛らしいです。
被毛は柔らかくウェーブがかかっており、滑らかで光沢があります。
カラーはホワイト、ミルク、クリーム、ゴールド、シルバー、ブルー、ブラウン、ブラックの単色かそのいずれかの2色の組み合わせです。

性格

ハバニーズは、とても賢く、穏やかで優しいマイペースな性格です。
飼い主への依存が高く、寂しがり屋さんです。
また、警戒心が強いです。

体重  3~6kg
体高  23~27cm

ハバニーズの健康

平均寿命は13~16年

ハバニーズの平均寿命は13~16年で、比較的長生きです。

気を付けたい病気は「白内障」、「進行性網膜萎縮症」などの眼の疾患には注意が必要です。
物によくぶつかったり、歩くのを嫌がるようでしたら病院へ行くようにしましょう。

それ以外には、小型犬ですので、膝のお皿が通常に位置からずれてしまう「膝蓋骨脱臼」には要注意です。
高い所からのジャンプなどをさせないように気を付けましょう。

また、暑さに弱い傾向が強いです。
暑い夏などの時期などは、エアコンで温度を調節してあげましょう。

ハバニーズの食事

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。

以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

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ハバニーズの運動

一日20~30分程度の散歩

運動量は少なくても良く、一日20~30分程度の散歩でも良いでしょう。
甘えん坊な性格なので、散歩以外にも部屋の中で、一緒に遊んであげて下さい。

室内での運動だけでも十分という事を聞く事もあるかも知れませんが、それだけではストレスが溜まってしまい、問題行動の原因となってしまいます。
少ない時間でもいいので、気分転換に外へ連れ出してあげて下さい。

ハバニーズのしつけ

しつけは比較的しやすい

ハバニーズは、賢く覚えがよいため、しつけは比較的しやすいといえます。
しつけは主従関係をしっかり教えましょう。

飼い主への依存度が高い傾向があるので、お留守番は得意ではありません。
留守番のしつけ」をするようにしましょう。

また、小さい子犬の頃から様々な人や他の犬と積極的に触れ合わせ、社会性を身に付けさせるようにしましょう。

始めのうちは、犬の気が散らないように集中できる環境を整えて上げましょう。
しつけがある程度できてから、どんな状況で対応できるようにテレビをつけてみるなど少しずつ環境を変えていきましょう。

愛犬がしつけをマスターしていくと、ついつい「できて当然」と思ってしまいがちになります。
そうなるとしつけができても全く褒めなくなってしまうでしょう。
でも、これでは犬たちもしつけを忘れてしまう可能性もありますので、毎回ご褒美を与える必要はありませんが、しつけができた時には、褒めてあげるなどの気持ちを伝え続けることを忘れないようにしてください。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

ハバニーズの手入れ

毎日ブラッシングを

ダブルコートですが、抜け毛はそれほど多くはありません。
それでも、長毛で巻き毛なので毛玉になりやすいので、毎日ブラッシングしてあげてください。

シャンプーは隔週など定期的にしてあげて下さい。

また垂れ耳なので、週に1回は耳掃除を行ってください。
耳掃除を怠ると、「外耳炎」のリスクが高まります。
耳から悪臭がしたり、ドロドロの耳垢があるようでしたら、病院へ行くようにしましょう。

ハバニーズの値段

25~35万円が目安

ハバニーズはアメリカやヨーロッパでは人気犬種ではありますが、ペットショップで見かける事はまずないでしょう。
もしも家族に迎え入れるのであれば、ブリーダーさんから直接購入する方法がメインとなります。
その際の価格相場ですが、25~35万円になります。

ただ、ブリーダーさんから直接購入する際は、必ず現地へ行き、飼育環境やブリーダーさんの人柄などを確認し、信頼できるかを見極めたうえで決定するようにしましょう。

まとめ

✔ 非常に穏やかでマイペース
✔ 物覚えが良く、しつけはしやすい

ハバニーズは、とても優しい性格をしています。
とても穏やかで攻撃性はなく、小さなお子さんのいる家庭やシニア世代の方でも安心して飼う事ができます。
飼い主のそばにいる事が大好きなこの犬種は、長時間のお留守番は苦手です。
長時間のお留守番を頻繁にしてしまうような方はオススメできません。

また、ハバニーズはとても賢いので、物覚えがとても良いです。
他の犬種に比べて、しつけはしやすいでしょう。

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