ジャーマンハンティングテリアの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

非常に優秀なワーキングドッグ ジャーマンハンティングテリア

ジャーマンハンティングテリアは、原産国ドイツでは「狩猟」という意味のドイツ語「ヤークト」からヤークトテリアとも呼ばれている比較的新しい犬種です。

ここでは、ジャーマンハンティングテリアの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方などの詳細をまとめていますので、是非参考になさってください。



ジャーマンハンティングテリアの歴史

ドイツ原産のとても優秀な猟犬

ジャーマン・ハンティング・テリアは、ドイツ原産の猟犬で、母国ドイツではヤークトテリアとも呼ばれています。
「ヤークト」とはドイツ語で「狩猟」を意味し、キツネ、アライグマ、カモなどの狩りに幅広く活躍しました。

第一次世界大戦終結後、 優秀な猟犬を生み出そうと、主に「フォックス・テリア」と「ブラック・アンド・タン・テリア」が使われ、「ジャーマン・ピンシャー」なども作出に使用されました。
そして誕生したのが、俊敏で攻撃的な大変優れたジャーマン・ハンティング・テリアでした。

1920年代にジャーマン・ハンティング・テリア・ブリード・クラブが設立され、1950年代にはアメリカにもヤクート・テリア・クラブが結成されました。
第2次世界大戦の影響で一時は多きく頭数が減少しましたが、戦後に繁殖を進められて復活しました。

ジャーマンハンティングテリアの特徴

つぶらな瞳が特徴の愛情深く従順な犬種

ジャーマンハンティングテリアは、スクエア型の体型をしています。
耳は半垂れ耳で、尻尾は立ち尾です。

被毛は少し固めの短毛ですが、抜け毛の量はそこまで多くはありません。
カラーは、ブラック、ダーク・ブラウン、グレイッシュ・ブラックのいずれかをベースに眉、マズル、胸、脚、尾の付け根にタンマーキングが入っています。

性格は飼い主に対しては従順ではありますが、頑固で気性が激しい面があります。
社交性はあまりないので、多頭飼いには向いておらず、ペットとしての飼育自体がやや難しいでしょう。
ただ、訓練性能は高いのでしつけはしやすく、元気いっぱいに走り回る姿は愛らしいです。

外見

少し固めの短毛で、耳は頭から垂れる半折れです。
つぶらな瞳と直立に立つ尾などが特徴です。
被毛は堅めのワイアーヘアと粗いスムースヘアの2種類があります。
毛色はブラック・アンド・タンで特徴的なマーキングがある。

性格

自分よりも大きな動物に臆せず立ち向かうほど勇敢です。
性格は頑固で攻撃的になることもありますが、飼い主には愛情深く従順です。
また、自立心が強く、協調性に少し欠けるので他のペットと一緒に室内で飼うことはあまりオススメできません。
警戒心が強く、よく吠えるので番犬向きです。

体重  7.5~10kg
体高  33~40cm

ジャーマンハンティングテリアの健康

「眼の疾患」には注意が必要

ジャーマンハンティングテリアの平均寿命は10~12年ほどです。

比較的健康な犬種ですが、膝のお皿の位置がずれてしまう「膝蓋骨脱臼」や「心筋症」、「眼の疾患」には注意が必要です。
「心筋症」は完治させることが不可能で、進行を遅らせることしかできません。

また、垂れ耳なので「外耳炎」になりやすい定期的に耳掃除をしてあげることを忘れないでください。

ジャーマンハンティングテリアの食事

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。

以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ

ジャーマンハンティングテリアの運動

毎日2時間以上の散歩

毎日2時間以上の豊富な運動が必要で、ドッグランに連れて思いっきり走らせたり、自転車と並走させたりすることもオススメです。

運動不足になるとストレスが溜まり、無駄吠えなどの問題行動の原因ともなりますので、毎日しっかりと運動を心掛けてあげて下さい。

ジャーマンハンティングテリアのしつけ

しつけはしやすい?

賢く飼い主に忠実なことから、しつけはよく入ります。

また、小さい子犬の頃から様々な人や他の犬と積極的に触れ合わせ、社会性を身に付けさせるようにしましょう。

しかし、小動物には本能的に向かう習性は外す事は難しいでしょう。

また、散歩の時はリードをしっかりと操り、飼い主の後ろか足元を歩かせるしつけもしてください。⇒犬のリーダーウォークのしつけ 完全ガイド

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

ジャーマンハンティングテリアの手入れ

週1回硬めのブラシでブラッシングを

ジャーマンハンティングテリアの被毛はダブルコートですが、抜け毛はさほど多くありません。
被毛の手入れは週1回硬めのブラシを使ったブラッシングとコーミングを行い、温めて湿らせた布で抜け毛を取り除いてあげる程度で十分です。

シャンプーは月に1~2回を目安に行うようにしましょう。

ジャーマンハンティングテリアの価格

20~30万円が相場

ジャーマンハンティングテリアは、ペットショップで見かける事はまずありません。
もしも家族に迎え入れるのであれば、ブリーダーさんから直接購入する方法がメインとなります。
その際の値段ですが、20~30万円が相場となります。

ブリーダーさんから直接購入する際は、必ず現地へ行き、飼育環境やブリーダーさんの人柄などを確認し、信頼できるかを見極めたうえで決定するようにしましょう。

まとめ

✔ 頑固で気性が激しい性格

ジャーマンハンティングテリアは、サイズ的には飼育しやすいのですが、性格的にはテリア種らしく頑固であり、攻撃的な面がありますので、決して飼いやすい犬種とは言えません。
原産国であるドイツでは、今でも猟犬として活躍している犬種であり、ペット犬として確立したわけではないので、もしも飼育するのであれば、その事をしっかりと理解をして下さい。

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