ワイルドな雰囲気がカッコいい 土佐犬・四国犬
最もオオカミに似ていると言われている四国犬。
一般に土佐犬と言われると土佐闘犬をイメージされる方が多いですが、実際は土佐犬は四国犬を指します。
土佐犬(四国犬)は、日本の歴史に根ざした伝統的な犬種であり、その勇敢な姿や忠誠心にあふれた性格は世界中の犬好きを魅了しています。
長い歴史を持つ彼らの力強さや知性に触れることで、独自の魅力に惹かれること間違いなしです。
一度この素晴らしい日本の犬種の世界に足を踏み入れてみませんか?
ここでは、土佐犬・四国犬の誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。
土佐犬・四国犬の歴史
「ヤマイヌ」と呼ばれた野犬が祖先?
外見 |
・外見はオオカミに似ている |
性格 |
・主人には異常なまでに忠実 |
体重 | 15~25kg |
体高 | 46~55cm |
土佐犬・四国犬の健康
「アレルギー性皮膚炎」には注意
四国犬の平均寿命は、10~12歳ほどです。
一般的に健康で丈夫な犬種ですが、いくつかの健康上の注意点があります。
以下に、四国犬の主な健康上の注意点を挙げます。
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遺伝的疾患:
四国犬は他の犬種と同様に、一部の遺伝的疾患にかかりやすい傾向があります。
例えば、「股関節形成不全」や膝のお皿が本来の場所からずれてしまう「パテラ脱臼」などの関節疾患が見られることがあります。 -
アレルギー:
「皮膚アレルギー」や「食物アレルギー」に悩まされることがあります。
アレルギーが疑われる場合は、獣医師と相談し、適切な対処法を見つけることが重要です。 - 神経痛:
土佐犬・四国犬特有の「神経痛」は原因不明で治療をする事は難しく、対症療法がメインとなります。
子犬の頃から発症し、成犬になると共に自然治癒する場合が多いです。
程度も様々で少しびっこを引く程度の者から全く体を起き上がらせられなくなる事まであります。 -
体重管理:
適切な食事量と運動量を維持して、肥満を避けることが大切です。
肥満は関節や心臓に負担をかけ、健康寿命を縮める原因となります。
定期的な健康チェックと予防接種を行い、獣医師と密に連携して、四国犬の健康管理に注意を払うことが大切です。適切なケアを行うことで、四国犬は長寿で健康な生活を送ることができます。
土佐犬・四国犬の食事
年齢や体調に合わせたフードを選びましょう
以下に、土佐犬・四国犬の食事に関する留意点を詳しく分かりやすく説明します。
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栄養バランス:
どちらの犬種も、筋肉質で活発なため、良質なタンパク質を十分に摂取することが重要です。
また、ビタミン、ミネラル、脂質、炭水化物などのバランスも大切です。
高品質のドッグフードを選ぶか、獣医師と相談して手作り食を検討してください。 -
適切な量:土佐犬・四国犬は運動量が多いので、適切なエネルギー摂取が必要です。
しかし、与えすぎると肥満になり、健康に悪影響を与えるため、適切な量を見極めることが大切です。
犬の年齢、体重、活動レベルに応じて食事量を調整してください。 -
アレルギー対策:
土佐犬・四国犬もアレルギーを持つことがあります。
食物アレルギーが疑われる場合は、獣医師と相談してアレルゲンを特定し、適切な食事に切り替えてください。 -
成長期の注意:
子犬の成長期には、カルシウムやリン、タンパク質などの栄養素が十分に必要です。
成長期専用のドッグフードを選ぶか、獣医師に相談して栄養バランスに配慮した食事を提供してください。 -
高齢犬のケア:
年齢とともに活動量が減り、消化機能も衰えるため、高齢犬用のドッグフードや消化しやすい食事を提供することが大切です。
また、関節の健康や腎臓機能をサポートする栄養素を含む食事が望ましいです。
土佐犬・四国犬の食事に関する留意点を守り、適切なケアを行うことで、愛犬の健康を維持し、長寿につなげることができます。
また、定期的に獣医師に健康チェックを受けさせ、適切な食事管理を行ってください。
健康な体を維持することが、土佐犬・四国犬が快適な生活を送る上で非常に重要です。
最後に、土佐犬・四国犬は運動量が多いため、食事と一緒に十分な運動も心がけてください。
適切な食事と運動がバランスよく組み合わさることで、土佐犬・四国犬は元気で健康的な生活を送ることができるでしょう。
土佐犬・四国犬の運動
散歩は毎日1時間以上の散歩を2回
かなりの運動量が必要で、散歩は毎日1時間以上の散歩を2回、自転車を使った並走運動やジョギングなどを交ぜながら行うと効果的です。
ただ、狩猟本能が強く、子犬の頃から完璧にしつけていたとしても、他の犬を襲ったりケンカしたりすることがあるので、ドッグランなどで遊ばせるのはオススメできません。
四国犬は中型犬とは言え、力が強く、スタミナも豊富なので、体力に自信の無い方には飼育は難しいでしょう。
運動不足になるとストレスが溜まり、無駄吠えなどの問題行動の原因ともなりますので、毎日しっかりと運動を心掛けてあげて下さい。
土佐犬・四国犬のしつけ
主人に従順なのでしつけしやすい
土佐犬・四国犬は賢さがあり物覚えが良く、主人に非常に従順なのでしつけしやすい犬種といえます。
しかし、気の強さを除くことは難しく、飼い主以外のいうことは聞かないことが多いため、子犬の頃から充分に信頼関係を構築してから主従関係を教えてあげることがポイントです。
また、小さい子犬の頃から様々な人や他の犬と積極的に触れ合わせ、社会性を身に付けさせるようにしましょう。
しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法
土佐犬・四国犬の手入れ
週2~3回ブラッシングを
四国犬は短毛ですがダブルコートですので、抜け毛は多いです。
週2~3回ブラッシングをして、汚れた時にタオルで拭いてあげましょう。
シャンプーは月に1回程度で十分です。
土佐犬・四国犬の価格
15万円程度が目安
四国犬はペットショップで見かける事はまずありません。
もしも家族に迎え入れるのであれば、ブリーダーさんから直接購入する方法がメインとなります。
その際の値段ですが、15万円程度が目安となるでしょう。
ブリーダーさんから直接購入する際は、必ず現地へ行き、飼育環境やブリーダーさんの人柄などを確認し、信頼できるかを見極めたうえで決定するようにしましょう。
まとめ
✔ 飼い主以外の人に心を許さない
✔ 都心での飼育は避ける
四国犬はオオカミに最も似ていると言われているだけあって、友好的な性格ではありません。
飼い主に対しては非常に忠実ではありますが、それ以外の人や動物に対しては心を開いてくれません。
もしも家族に迎え入れるのであれば、子犬の頃から小さい子犬の頃から様々な人や他の犬と積極的に触れ合わせ、社会性を身に付けさせる事が必須となります。
また、狩猟本能も残っており、他の犬に吠えられたりすると攻撃してしまう可能性があります。
また、ドッグランなどに連れて行くと、走り回っている他の犬を追いかけて噛んでしまう恐れがあります。
このように都心など人や他の犬が密集している地域では、トラブルになる可能性が高くなります。
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