ティーカッププードルの特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

いつまでも赤ちゃん犬のような ティーカッププードル

2㎏以下のとても小さい個体のプードルであるティーカッププードル。
しかし、その小さな体はリスクが多く、ブリーディングも大変難しい個体でもあります。

ここでは、ティーカッププードルの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。



ティーカッププードルの歴史

トイプードルの小さい個体?

ティーカッププードルは、2000頃にアメリカの雑誌において掲載された一枚の写真から話題となりました。
その写真は、ティーカップの中にすっぽりと納まったとても小さいプードルでした。

元々の犬種であるプードルはフランスが原産地とされていますが、その出自ははっきりしていません。
フランスで人気を博したことから、フランス原産とされていますが、有力な説ではロシアまたは中央アジア北部の土着犬が、ヨーロッパを渡りながら各地の土着犬と結びつきながらドイツを経由して、フランスへと渡ったと考えられています。

プードルは現在、FCI(国際畜犬連盟)基準では、スタンダード、ミディアム、ミニ、トイの4サイズのみです。
ティーカッププードルは規定されておらず、「トイプードル」のサイズの1つになっています。

しかし、サイズの矮小化による遺伝病など身体的な弊害や時にはトイプードル並みの大きさまで成長してしまう場合があるなど大きさが決して安定していない事などが解決されていないことから、FCI加盟国の多くや、非加盟国のアメリカ、イギリスでも、ティーカップサイズを独立した犬種としては認めておらず、トイプードルの中の規格外サイズとしての扱いにとどまっています。

しかしながら、現時点ではFCIやJKCでは公認されてはいないものの、アメリカなどでは愛好家によって団体が設立されたりしているので、将来的には別犬種として正式に認められる可能性は0ではありません。

ティーカッププードルの特徴

飼い主さんへの依存度が高い犬種

ティーカッププードルは、正式に認められた犬種ではないので、基準はないのですが、一般的に体重が2㎏以下の個体を指します。
トイプードルの中の非常に小さい個体としての扱いなので、子犬を販売する場合は、生後6~7週目の体重が400~500gの個体をティーカップとしていることが多いです。

被毛は独特のカールしたシングルコートです。
カラーは人気のアプリコットやレッドの他に、ブラック、ホワイト、ブルー、グレー、ブラウン、カフェオレ、クリーム、シルバー、シルバー・ベージュなど様々なバリエーションがあり、2色以上のパーティ―カラーもあります。

性格は、基本的には、賢くて好奇心が強くて社交的です。
サイズが小さい犬ほど神経質になりやすく、飼い主への依存度が強くなる傾向があるため、「甘えん坊」と言われることがあります。
他の動物や小さなお子さんがいる家庭でも安心して飼う事ができ、良い遊び相手になってくれます。

ティーカッププードル
外見

ぬいぐるみのような可愛らしい外見が人気であり、カールした被毛が特徴的です。

毛色は、人気のアプリコットやレッドの他に、ブラック、ホワイト、ブルー、グレー、ブラウン、カフェオレ、クリーム、シルバー、シルバー・ベージュなど様々なバリエーションがあり、2色以上のパーティ―カラーもあります。

性格

賢く人懐っこいです。
体が小さい分、飼い主さんへの依存度が高くなり、甘えん坊になるといわれており、神経質で臆病な性格に育つ傾向があります。

体重  1.5~2kg
体高  23cm以下

ティーカッププードルの健康

病気になりやすい?

ティーカッププードルの平均寿命は12~15年ほどと言われています。

気を付けたい疾患としては、コルチゾールとよばれるホルモンが体の中にたくさんある状態が長く続き、その結果、全身にいろんな症状が現れる「クッシング症候群」があります。
脱毛や肥満、疲れやすく元気がなくなったら病院に行きましょう。

ミニサイズの犬種は「骨折」がしやすいので、段差からの飛び降りやフローリングの床に絨毯を敷いて、滑りづらくするなど注意をしてあげて下さい。

また、膝のお皿が本来の場所からずれてしまう「膝蓋骨脱臼」や「外耳炎」」、「糖尿病」、「てんかん」にも注意が必要です。

ティーカッププードルの食事

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。

以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ

ティーカッププードルの運動

散歩は様子を見て

体力的に個体差が見られますので、元気な個体は、十分な散歩と遊びが必要ですが、虚弱体質な場合、散歩はほどほどにするのが良いかもしれません。
ただ、基本的にはトイプードルの運動能力と変わらないので、あまり過保護にならずに、ぜひ外でも遊ばせてあげて下さい。

運動不足になるとストレスが溜まり、無駄吠えなどの問題行動の原因ともなりますので、毎日しっかりと運動を心掛けてあげて下さい。

ティーカッププードルのしつけ

賢いので、しつけはしやすい?

賢いのでしつけやすい犬種ですが、主従関係はきちんと教える必要があります。
また、小さい子犬の頃から様々な人や他の犬と積極的に触れ合わせ、社会性を身に付けさせるようにしましょう。

始めのうちは、犬の気が散らないように集中できる環境を整えて上げましょう。
しつけがある程度できてから、どんな状況で対応できるようにテレビをつけてみるなど少しずつ環境を変えていきましょう。

愛犬がしつけをマスターしていくと、ついつい「できて当然」と思ってしまいがちになります。
そうなるとしつけができても全く褒めなくなってしまうでしょう。
でも、これでは犬たちもしつけを忘れてしまう可能性もありますので、毎回ご褒美を与える必要はありませんが、しつけができた時には、褒めてあげるなどの気持ちを伝え続けることを忘れないようにしてください。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

ティーカッププードルの手入れ

週に2~3回はブラッシングを

被毛の手入れは、シングルコートですので抜け毛は少ないですが、毛玉になりやすい毛質ですので、毛玉の予防のためにも、少なくとも週に2~3回はブラッシングを行いましょう。

ティーカッププードルの価格

30万円程度が相場

ティーカッププードルは、ペットショップで見かける事は時々見かける事はありますが、その機会は多くはありません。
もしも家族に迎え入れるのであれば、ブリーダーさんから直接購入する方法がメインとなります。
その際の値段ですが、30万円程度が相場になります。

ただ、ブリーダーさんから直接購入する際は、必ず現地へ行き、飼育環境やブリーダーさんの人柄などを確認し、信頼できるかを見極めたうえで決定するようにしましょう。

まとめ

✔ トイプードルの非常に小さい個体
✔ デリケートな一面も

ティーカッププードルは、トイプードルの中の極端に小さい個体であって、独立した犬種ではありません。
ですので、ティーカッププードルと思って家族に迎え入れたつもりが、トイプードルくらいの大きさに育ってしまう事もあります。
ですので、もしも家族に迎え入れるのであれば、その事も覚悟したうえで、迎え入れて下さい。

ティーカッププードルは、基本的にはトイプードルと同様に活発で、賢く、フレンドリーな性格です。
ただ、トイプードルよりも神経質な面もあり、飼い主への依存度が高く、甘えん坊な子が多いです。

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