ポーチュギーズウォータードッグの特徴

泳ぎが得意な犬 ポーチュギーズウォータードッグ

ポーチュギーズウォータードッグは、漁師の手伝いをしてきた泳ぎが得意な中型犬です。
飼い主に対して忠実ですので、中型犬の中でも飼いやすい部類の犬種と言えるでしょう。

ここでは、ポーチュギーズウォータードッグの誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。



ポーチュギーズウォータードッグの歴史

オバマ元アメリカ大統領の愛犬

ポヂュギーズ・ウォーター・ドッグ(ポルトガル・ウォーター・ドッグ)とは、ポルトガル原産で、ポーティの愛称でも知られています。
オバマ元アメリカ大統領の愛犬としても有名です。

5~8世紀頃にポルトガルに入ってきたウォータードッグが地元の犬などと交配されて誕生しました。
なぜ5~8世紀頃と年代に開きがあるかと言うと、5世紀頃に中央ヨーロッパから西ゴート族がポルトガルに連れてきたという説と、8世紀に北アメリカからムーア族が連れてきたという2つの説があるかです。

ちなみにポーチュギーズとは「ポルトガルの」という意味です。

古くから主に漁師のサポートとして活躍していました。
その仕事内容は、船から船へ泳いでメッセージを伝えたり、霧や悪天候の際には吠えて船同士の衝突を防いだり、網の設置を手伝ったり、魚の群れを発見して知らせたり、海に潜って魚を網へ追い込むなど、さまざまな活躍をしてきました。

現在では、介助犬やセラピー犬としても活躍しています。

ポーチュギーズウォータードッグの特徴

ぬいぐるみのようにまん丸で可愛らしい目

筋肉質でバランスのとれた体型のポーチュギーズウォータードッグは、水中での活動に適した体となっています。
例えば、指の間に水かきがあり、大きな垂れ耳も耳の中に水が入りにくいように進化したものです。
脚は長く、尾は付け根から先細りとなっており、特徴的です。

被毛は、抜け毛の少ないシングルコートで、「巻き毛(カール)タイプの短毛」と「波状毛(ウェーブ)タイプの長毛」の2つのタイプがあります。
毛色はブラック、ホワイト、ブラウンの単色と、ブラック&ホワイト、ブラウン&ホワイトの組み合わせがあります。

性格は、飼い主にとても忠実で、明るく活発的です。
その一方、警戒心が強く、見知らぬ人に対しては、フレンドリーとは言えません。
ただ、攻撃的ではなく、遊び好きですので、慣れさえすれば小さい子がいても安心して飼えます。
とても利口ですので、トレーニングはしやすい犬種と言えるでしょう。

ポーチュギーズウォータードッグ
外見

筋肉質で足が長く、大きめの垂れ耳に巻き気味の垂れ尾です。
目は被毛に隠れて見えづらいですが、ぬいぐるみのようにまん丸で可愛らしいです。
被毛は「巻き毛(カール)タイプの短毛」と「波状毛(ウェーブ)タイプの長毛」の2つのタイプがあり、毛は伸びやすいですが、抜け毛があまり多くありません。
カラーはチョコ、ジェット・ブラック、グリズル、ブラック・アンド・ホワイトなどです。

性格

性格は明るく活発で友好的です。
とても賢く、飼い主に対して忠実であり、仕事熱心です。
攻撃駅ではないですが、少々警戒心が強い面があります。

体重  16~25kg
体高  43~57cm

ポーチュギーズウォータードッグの健康

平均寿命は11~13年ほど

ポーチュギーズウォータードッグの平均寿命は、11~13年ほどです。

かかりやすい疾患としては、遺伝性疾患で股関節の形成に問題が生じる「股関節形成不全」と、網膜が少しずつ萎縮していき、視力が徐々の失われていき、最終的には失明してしまう「進行性網膜萎縮症」には注意が必要です。

また、垂れ耳なので、「外耳炎」にも気を付けましょう。

ポーチュギーズウォータードッグの食事

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。

以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ

ポーチュギーズウォータードッグの運動

毎日1~2時間程度の散歩

体力があり、活動的な犬種なので、たっぷりと散歩をさせてあげましょう。
目安としては、毎日1~2時間程度の散歩が必要です。

運動不足になると、ストレスが溜まり、問題行動の原因となってしまいます。
毎日、散歩に連れていく覚悟が無いのであれば、飼わない事が賢明です。

また、時には泳ぎが得意なので、安全を確認して、川や海でも泳がせてあげてください。

ポーチュギーズウォータードッグのしつけ

従順な性格なので、しつけはしやすい

賢く従順な性格なので、しつけはしやすいです。
主従関係をしっかり教えてあげてください。

また、たくさんの人や犬と触れ合わせて、社会性も身に付けさせましょう。

愛犬がしつけをマスターしていくと、ついつい「できて当然」と思ってしまいがちになります。
そうなるとしつけができても全く褒めなくなってしまうでしょう。
でも、これでは犬たちもしつけを忘れてしまう可能性もありますので、毎回ご褒美を与える必要はありませんが、しつけができた時には、褒めてあげるなどの気持ちを伝え続けることを忘れないようにしてください。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

ポーチュギーズウォータードッグの手入れ

毎日、ブラッシングを

ポーチュギーズウォータードッグは、シングルコートなので抜け毛は少ない方ですが、被毛の手入れは毎日、ブラッシングを行ってください。
特に波状毛(ウェーブ)タイプの子は、非常に毛玉が出来やすい毛質ですので、ブラッシングを怠ると体中が毛玉だらけになってしまいます。

また、垂れ耳なので、耳の入り口付近を優しく拭いて清潔を保つとともに、汚れなどがないかこまめにチェックしましょう。

ポーチュギーズウォータードッグの価格

25万円が目安

ポーチュギーズウォータードッグは、日本ではあまりお目に掛かれない犬種で、ペットショップで見かける事はまずありません。
家族として迎え入れる場合は、海外のブリーダーさんからの輸入か、数少ない国内のブリーダーさんから直接購入する事になります。

海外から輸入する場合の費用は、輸送費などの諸経費が掛かりますので、50~60万円程度になる事を想定する必要があります。
国内のブリーダーさんから直接購入する場合は、25万円程度が目安となるでしょう。
しかし、国内のブリーダーさんは数少ないので、タイミングが必要となります。

まとめ

✔ 泳ぎがとっても得意
✔ しつけはし易い
✔ ブラッシングは毎日行う事

ポーチュギーズウォータードッグは、元々は漁師のサポート役として活躍していた犬種で、足の指の間に水かきがあるなど、泳ぎが得意です。
アウトドア派で、川辺のキャンプなどによく行く方には非常に良い相性かも知れません。

飼い主に対して従順であり、賢さもあるので、しつけはし易い方と言えるでしょう。
飼い主の為に何かしてあげたいという気持ちが強い犬種ですので、色々なしつけを行えば行うほど、素敵なパートナーとなってくれるしょう。

ポーチュギーズウォータードッグの被毛は、シングルコートなので、抜け毛は少ないのですが絡まりやすく、毛玉予防の為にも毎日のブラッシングは必須です。

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