甲斐犬の特徴は?性格・外見・病気・しつけなど飼い方がここに!

「かいいぬ」ではなく「かいけん」 甲斐犬

甲斐犬は「かいけん」と呼びます。「かいいぬ」ですと、「飼い犬」と勘違いしてしまう為です。でも、「かいけん」だと「会見」と勘違いしてしまうのではないかと思うんです。
A「うちで飼っている犬は甲斐犬(かいけん)なんです」
B「え? 会見? なんか不祥事でもしたん?」
A「は? どういう事? 疲れてるですか?」
B「それはこっちのセリフじゃい!」

ここでは、甲斐犬の誕生した背景や歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方の詳細をまとめていますので、是非ご参考になさってください。



甲斐犬の歴史

天然記念物に指定される犬種

甲斐犬は日本の土着犬の1つで、昭和4年(1929年)に当時甲府地方検察庁に赴任した安達太助が発見しました。
甲斐地方(山梨県)の山岳地方に元々いた土着の中型犬をベースに、自然交配と猪や鹿の猟犬としての選択繁殖とを繰り返しながら、長い時間をかけて今の形に定まったとされています。
山岳地方の狭い地域で繁殖をされていたこと、他犬種との相性を選ぶことから、純血化したと考えられています。

昭和6年(1931年)に「甲斐日本犬愛護会」を創立、昭和7年(1932年)日本犬保存会の初代会長斎藤弘吉、獣医師の小林承吉等が中巨摩郡芦安村(現南アルプス市)や奈良田村(後の西山村、現南巨摩郡早川町)に群生していた虎毛、立耳の地犬を調査し、発見した地方に因んで「甲斐犬(かいけん)」と命名され、保存活動が開始されました。
また、本来、日本犬の名は「柴犬(しばいぬ)」や「土佐犬(とさいぬ)」のように「◯◯犬(いぬ)」という呼称が基本ですが、甲斐犬の場合は「◯◯犬(いぬ)」と呼ぶと「飼い犬(かいいぬ)」と誤解される可能性がある為、例外的に「甲斐犬(かいけん)」と命名される事になりました。

戦国時代には、「門西家文書」によれば永禄3年(1560年)11月3日に甲斐河内領の国衆・穴山信君が湯之奥郷(身延町湯之奥)の土豪で家臣である佐野縫殿右衛門尉が所有する犬3匹の保護を命じています。
これは、穴山氏が佐野縫殿右衛門尉が飼育する猟犬を保護する政策で、縫殿右衛門尉の所有する犬は甲斐犬であった可能性があると考えられています。

昭和9年(1934年)、天然記念物に指定されました。

甲斐犬の特徴

まるで武士のような一途で強い忠誠心

甲斐犬は、筋肉質で全体的に引き締まった体格をしており、しっかりとした四肢を持っています。
耳は肉厚な三角形の立ち耳で、尻尾は巻尾または差尾です。
どこか品のある端正な顔立ちも特徴です。

被毛はダブルコートの短毛で、被毛は太く真っ直ぐなオーバーコートと細くて柔らかく密なアンダーコートを有しています。
カラーは、別名で「甲斐虎」や「虎毛犬」とも呼ばれるように虎毛です。
そのバリエーションも3種類あり、黒虎毛と中虎毛と赤虎毛とに分かれます。
この虎毛が「甲斐犬」の最大の特徴と言えるでしょう。

性格は「一代一主」と言われるように、一人の飼い主のみに一生仕えるほどの非常に強い忠誠心を持っています。
その反面、警戒心は強く、見知らぬ人や他の犬に対して攻撃的になる事もあります。
ただ、信頼する飼い主に対しては結構甘えてくる可愛い犬種です。

外見

被毛は短めのダブルコートです。
毛色は虎毛で、赤虎・黒虎・中虎がいます。
年齢を重ねる毎に虎毛がはっきりしてくることもあります。
虎毛は山野で狩りをする際の保護色となります。
虎毛部分の色が美しい赤い色素を持つ個体を赤虎毛とするが、赤の色素の無い褐色の縞の黒虎毛も勇壮な虎模様を特徴とするため、「虎毛犬(とらげいぬ)」の別名を持ちます。
また、「鹿犬型」(鹿型犬)と「猪犬型」(猪型犬)の体型がありましたが、現存する甲斐犬は、「鹿犬型」(鹿型犬)であり、猪の他、カモシカも追っていたとされ、細身で体が長めで、岩場に適応して垂直に飛び上がる力に優れています。
太く長い毛オーバーコートと、細くてやわらかい短毛のアンダーコートが密集しています。
尾は差し尾、または巻尾です。

性格

甲斐犬は、現在でも猟犬として活躍していて、気性の強さも大切な要件として繁殖されている犬です。

自ら飼い主だと決めた人に対してだけに見せる純真ともいえる姿は、まるで武士のようです。
状況に敏感で見知らぬ人や犬、他の動物には警戒心を見せますが、信頼し尊敬する飼い主に対しては別犬のように甘えん坊で従順な面を見せます。

体重  12~18kg
体高  43~56cm

甲斐犬の健康

とても健康的な犬種

甲斐犬の平均寿命は、13~16歳ほどです。

長い期間をかけて行ってきた繁殖のなかで、近親交配を避けてきた経緯がありますので、遺伝疾患は比較的少ないです。

甲斐犬の食事

年齢や体調に合わせたフードを選びましょう

子犬の頃とシニア犬になった頃に必要とされるカロリーや栄養素は変わってきます。
また、食欲が旺盛な子にはカロリーバランスを考えて、低カロリーの食事を与える必要があります。

以上のように「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

愛犬に合ったドッグフードを探す

愛犬の健康を考える上で、食事の管理を大切です。
「太りすぎだな」と思ったら、低カロリーのフードにしなくてはいけません。
逆に年老いてきて、食欲が細くなったら、少ない量でもエネルギーを取れる老齢犬用のフードに替える必要があります。

下記は様々な犬用品を卸値に近い価格で提供してくれるサイトです。
参考までにどうぞ。

愛犬のフードを探す⇒外部リンク:犬の通販デパート ニコシティ

甲斐犬の運動

散歩は1回1時間程度を1日2回

十分な量の散歩や運動が必要です。
散歩は1回1時間程度を1日2回を心掛けるようにしましょう。

人間の身長程度の壁をよじ登って越えてしまうことがしばしばあるようです。
運動場を作る場合は、2m以上の高さのフェンスを用意することが安全のようです。
他の犬との相性があまり良くない個体が多いため、ドッグランの利用などはトラブル防止によく注意しておく必要があります。

運動不足になるとストレスが溜まり、無駄吠えなどの問題行動の原因ともなりますので、毎日しっかりと運動を心掛けてあげて下さい。

甲斐犬のしつけ

日々の訓練を行いながら信頼関係を

甲斐犬は気性が強い上に、ただひとりの主人に生涯仕えようとする「一代一主」の典型的な犬です。
主従関係がしっかりと構築できるように、毅然とした態度で臨みましょう。

また、小さい子犬の頃から様々な人や他の犬と積極的に触れ合わせ、社会性を身に付けさせるようにしましょう。

長く共に暮らしてから他人に譲渡することになった場合、新しい飼い主に馴染むのが大変難しい場合が多くあります。

飼う人の年齢や体力、犬の飼育経験を十分に検討した上で迎えるようにしましょう。
愛玩犬として可愛がるだけでは、気の強い甲斐犬から尊敬される飼い主になるのは難しく、しつけがしにくくなったり、言うことを聞かなくなることがあります。
生活にけじめをつけるとともに、日々しっかりと訓練を行いながら信頼を作りあげましょう。

しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法

甲斐犬の手入れ

被毛の手入れは楽

ダブルコートの短毛で、被毛の手入れは楽です。
春と秋の換毛期は、定期的にブラッシングを行ってあげましょう。 

シャンプーは月に1~2回を目安に行うようにしましょう。

甲斐犬の価格

20万円前後が相場

甲斐犬は、ペットショップで見かける事はまずありません。
もしも家族に迎え入れるのであれば、ブリーダーさんから直接購入する方法がメインとなります。
その際の値段ですが、20万円前後が相場となります。

ブリーダーさんから直接購入する際は、必ず現地へ行き、飼育環境やブリーダーさんの人柄などを確認し、信頼できるかを見極めたうえで決定するようにしましょう。

まとめ

✔ 「一代一主」の忠誠心

甲斐犬は、「一代一主」と言われる程の古来の武士のような性格をしています。
一人の主人に一生付いていくようなこの性格は、飼い主自身も愛おしくてたまらなくなります。
その反面、見知らぬ人や他の犬に対しては、警戒心が強く、敵意を見せる事もあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA