犬の出血性胃腸炎(しゅっけつせいいちょうえん)

犬の出血性胃腸炎~急に元気がなくなり、赤黒い下痢がみられたら~

 犬の出血性胃腸炎(しゅっけつせいいちょうえん)とは、胃や腸の炎症が悪化し、出血するまでに至った状態を言います。
2~4歳くらいの小型犬がなりやすい病気です。

 胃や腸の粘膜が急激に破壊され、水分と血液不足からショック症状に陥ります。さらに障害を受けた粘膜からは細菌や毒素が侵入し、敗血症などを引き起こします。
 さっきまで元気だった犬が突如としておとなしくなり、時に死に至るような重篤な状態にまで陥ることもあります。
「胃腸炎」と呼ばれていますが、どちらかと言えば腸粘膜の破壊に起因する症状が強く現れます。

 早期発見であれば救命率も高く3日程度で治るが、処置が遅れると致死率が高くなります。

 ここでは、犬の出血性胃腸炎の主な原因はもちろん、症状から対処法、かかりやすい犬種などをまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。


  • 犬の出血性胃腸炎の主な症状
  • 犬の出血性胃腸炎の主な原因
  • 犬の出血性胃腸炎の主な治療法

犬の出血性胃腸炎の主な症状

 犬の出血性胃腸炎の主な症状は、数時間前までは元気だったのに、急に元気がなくなり、血液の混じった悪臭のある水様性の赤黒い下痢や嘔吐が見られるようになります。
 重篤な場合は、呼吸や脈拍が速くなり、体温や血圧が下がるショック症状になるます。
 最悪の場合は、死にも至る怖い病気です。
 急性の嘔吐や脱水症状、食欲がなくなってきたりしたら注意が必要です。

主な症状
☆急に元気がなくなる
☆赤黒い血便
☆嘔吐
☆食欲不振

犬の出血性胃腸炎の主な原因

 いまだ不明な部分も多い疾患です。
 胃腸炎が何らかの理由で進行することで発症に至るのではないかと考えられています。
 また、一部免疫異常とのかかわりが指摘されています。

犬の出血性胃腸炎の主な治療法

 出血性胃腸炎の治療は、原因がわからないことが多いため、症状を軽減させるための処置が取られることが多いです。

  • 対症療法
    疾患の原因がよくわからないことが多いため、必然的に症状の軽減を目的とした治療が施されます。
    具体的には抗生物質の投与(細菌感染を防ぐ)、ステロイドの投与(ショック予防)、輸液(喪失した体液を補い、脱水症状を防ぐ)などです。

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