イビザンハウンドの誕生した背景・歴史、性格や外見、手入れ方法や散歩の頻度、性質から見るしつけ方などがここにあります。
イビザンハウンドの歴史
イビザンハウンドは、西暦前8世紀にエジプトと地中海とを往復していたフェニキア商人が、スペイン領のイビサ島に持ち込んだ犬種と言われています。
イビザンハウンドが持ち込まれた当時のイビサ島は、食糧が少なくてかなり過酷な生活環境でした。生き残るために、イビザンハウンドは有能な狩猟犬に必要な能力である視覚や聴覚、嗅覚や狩猟能力を向上させていきました。さらに能力が高まっていくよう優秀な個体同士を交配させていったため、より嗅覚と聴覚も研ぎ澄まされ、昼夜問わず狩りをできるほどの能力を身に着けました。
この犬種が世界で知られるきっかけとなったのは、イビサ島の近くにあるマジョルカ島在住のドッグショー審査員がイビザンハウンドに興味を抱いたことが始まりだったと言われています。この審査員が熱心に繁殖計画を進めた結果、イビザンハウンドは1950年頃にはヨーロッパや北アメリカに広がって知られるようになりました。
イビザンハウンドは、野ウサギ狩りをしていた狩猟犬だったので、非常に俊敏でジャンプ力が優れており、助走なしの垂直飛びでもかなりの高さを飛べることが知られています。嗅覚と聴覚も非常に優れているので、昼夜を問わず狩りをすることができるほどの高い能力を持っています。
外見 |
イビザンハウンドは、優美な弓形を描く長い首と大きく直立した耳が特徴で、鹿のような美しさとスマートな体型を有しています。日本でなかなか見かけることができないのが残念なほど、気品溢れるとても美しい犬です。 |
性格 | おとなしく清潔好き。遊び好きでお行儀がよく、分別があり敏感です。やさしく、しつけやすいのですが、わがままで飽きやすい傾向があります。やや独立心が強くよそよそしいところがありますが、たいていは人なつこい犬です。防衛本能が強く、他の犬、特に同性のイビザン・ハウンドにやや攻撃的になる傾向があります。 はじめて犬を飼う初心者が迎える犬種としては、難しい面があると思われます。 |
体重 | 20~30kg |
体高 | 55~75cm |
イビザンハウンドの健康
イビザン・ハウンドは頑健で強いのですが、殺虫剤やノミ取り粉などの薬品にアレルギー反応を示すことがあります。被毛が防寒に役立たないので、寒さに非常に敏感です。発作に見舞われがちな血統があるようです。遺伝的に、神経軸索ジストロフィーという神経や筋肉の病気にかかる傾向があります。
イビザンハウンドの運動
元気いっぱい走り回ることが大好きでな犬種ですので、都会生活にはやや不向きです。自転車引きや、ノーリードが許される安全な広場やドッグランのような場所での自由運動の時間をとってあげたいところです。
暑さには強い犬種ですが、寒さに弱いので、冬場は暖かい寝床を用意してあげましょう。
大切なペットの具合が悪くなり、動物病院へ行くと、
かなりの請求金額になる事はよくあります。
ケガや病気で手術が必要となった場合、
「入院費+手術代で200,000円」ですとなったら、
どうしますか?
いざという時の為にも人間と同様に保険には加入を検討してみて下さい。
保険料よりも補償内容をきちんと比較する必要があります。
保険料の安さだけで選んだら、いざ、病院に行ったら、
「こちらは保険外です」なんて事にならないように、
ワンちゃんの為にも、飼い主様の為にも、しっかりと各社を比較して、
ご自分と愛するペットに最適な保険を選びましょう!
大切なペットの保険選びの前にたったの55秒で「無料資料請求」はこちら ⇒ かわいいペットの急な病気に備えて!!
イビザンハウンドのしつけ
イビザン・ハウンドは、完全に休止した状態から非常に高く跳び上がることができるので、ほとんどの塀は軽々と跳び越えます。ですから、この犬の安全を確保するためにも、かなり高い塀で囲うか、または、屋根付きの飼育場を用意してください。
しつけの基本は必ず確認しましょう⇒犬のしつけの基本理論 完全ガイド
「おすわり」や「待て」など行動別のしつけ方法はこちら⇒犬の行動別しつけ方法
イビザンハウンドの手入れ
スムースヘアードの方であれば、汚れた時に雑巾などで拭くか、まれに獣毛ブラシでブラッシングする程度で十分です。ワイヤーヘアードタイプは毛が絡まってしまうので、時々ブラシをかけて無駄な毛を処理しましょう。
コメントを残す