息切れ・呼吸困難

もしも愛犬が息切れしたり、呼吸困難になったら~溶血性貧血や呼吸器疾患などの疑いアリ~

「うちの愛犬が激しい運動をしたわけでもないのに、息苦しそうだな」と感じたら、要注意です!
もしも愛犬が息切れしたり、呼吸が苦しそうな場合、下記の疾患が疑われます。

鼻炎

鼻炎とは、鼻の中の粘膜に炎症が発生した状態を言います。

犬の鼻粘膜とは、鼻腔(びくう)とも呼ばれる鼻の穴の内側を、まるで壁紙のように埋め尽くしている組織のことです。
鼻腔には「鼻甲介」(びこうかい)と呼ばれる棚のような突起があり、粘膜の表面積を著しく増大しています。

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副鼻腔炎

犬の副鼻腔炎(ふくびくうえん)とは、鼻腔の一部は鼻腔とつながっているため、鼻腔内に炎症があると、小さな穴を伝って副鼻腔内に侵入してしまうことがあります。
鼻腔と副鼻腔の炎症は併発することが多いため、「鼻副鼻腔炎」(びふくびくうえん)と合体させて呼ばれることもしばしばです。

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鼻出血

鼻の中に出血が起こった状態を言います。いわゆる鼻血のことで、鼻の外側における出血とは別物です。

われわれ人間において鼻血(鼻出血)は時折見られる症状ではありますが、犬にとっての鼻血は病気以外の原因で見られることはあまりなく、病気が隠れているケースがあるので注意して下さい。

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鼻腔狭窄

鼻腔狭窄とはフレンチブルドッグのように鼻先の短い短頭種の犬に多く見られる病気で、鼻の穴とそれに続く「鼻腔」と呼ばれる空間が狭まった状態のことです。

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熱中症

犬の熱中症とは、上がりすぎた体温をうまく下げることができず、体中の機能が低下してしまった状態のことです。
平熱が37.5~39.2℃の犬においては深部体温(直腸温)が41℃を超えた場合に熱中症と診断されます。
41℃を超えると熱によって脳にまでダメージが及び始め、43℃を超えると体中の様々な器官が機能不全に陥って急激に死亡率が高まります。

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フィラリア症

犬のフィラリア症とは、「犬糸状虫」(Dirofilaria immitis)と呼ばれる線虫の一種が肺の血管や心臓の中に寄生することで発症する病気のことです。

主に蚊に刺されることで、感染します。
血管や心臓に寄生するため、治療に時間がかかる事が多く、命の危険もある恐ろしい病気です。

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異物誤嚥

犬の耳の中に異物が入ると、炎症など起こして様々な病気を引き起こしてしまう原因となります。
 犬の耳の穴は、縦方向に伸びる「垂直耳道」と横方向に伸びる「水平耳道」となっています。
ちょうどアルファベットの「L」のような形をしたこの構造は、鼓膜が容易に傷つかないというメリットを持つ反面、異物が奥まで入り込んだら取り出しにくいというデメリットにもなっています。

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ジステンパー

犬のジステンパーとは、犬ジステンパーウイルス(CDV)に感染することによって発症する感染症です。
イヌ科動物に対して高い感染性がありますが、ネコ科、イタチ科、アライグマ科、スカンク科、アザラシ科、ジャコウネコ科など、ほとんどの食肉目(しょくにくもく)の動物に感染します。
なお人間に感染することもありますが、麻疹(はしか)に対する免疫があれば症状が出ることはまずありません。

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パルボウイルス性腸炎

犬のパルボウイルス性腸炎とは、自然界に存在するウイルスの中でも最も小さい部類に入る犬パルボウイルス(CPV)によって引き起こされる感染症です。

免疫力のない子犬などが感染し発症した場合には、重篤となるケースが多いので注意が必要です。
また、犬パルボウイルスは生命力も強く、外の環境でも数ヶ月間生存する事ができると言われています。

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イヌヘルペス感染症

犬のイヌヘルペス感染症とは、イヌヘルペスウイルス(CHV)によって引き起こされる感染症です。
イヌヘルペスウイルスは世界中の犬で普通に見られるありふれたウイルスで、オオカミやコヨーテなど、他のイヌ科動物にも感染することが確認されています。
成犬ではほとんど無害ですが、体温調整能力や免疫力が未発達な生後間もない子犬に感染した場合は、腎臓、肺、肝臓などの壊死により大半が死に至ります 。

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ダニ麻痺症

犬のダニ麻痺症とは、マダニは種類によって唾液中に毒性物質を産生するものがおり、犬の体から吸血する際に分泌した唾液によって、筋肉が麻痺してしまった状態のことです。
唾液腺から強力な神経毒を出すダニの多くは、アメリカとオーストラリアに集中しています。

これらのダニは、哺乳動物から吸血する際、置き土産として唾液腺から分泌される神経毒を注入します。
この神経毒は、神経と筋肉の接合部において分泌される「アセチルコリン」という物質の放出を阻害し、結果として運動機能の障害を引き起こします。

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ボツリヌス中毒

犬のボツリヌス中毒とは、クロストリジウム属の細菌である「クロストリジウムボツリヌス」(Clostridium botulinum)が産生する神経毒素によって神経が障害を受けた事によって発症する中毒です。
ボツリヌス菌はA~Gまでの7種類に分類されており、人間の中毒症状を引き起こすタイプとしては「A・B・E・F」の4型、犬の中毒症状引き起こすタイプとしては「C型」が確認されています。
主に腐った食品に含まれるボツリヌス神経毒を摂取すると、神経筋接合部におけるアセチルコリンの放出が抑制され、筋肉の収縮障害と自律神経障害が引き起こされます。

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心臓疾患

現在、犬に限らずペットの高齢化が進んでいます。
それに伴い犬たちの心臓病も非常に増えています。
心臓は全身に血液を送ってくれる非常に重要な臓器です。
目立った症状が無くても心臓病になっている場合も多く、気付かずに病気を進行させてしまう事もあります。
最悪の事態にならないよう定期的な検診はとても大事です。

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溶血性貧血

犬の溶血性貧血(ようけつせいひんけつ)とは、何かしらのきっかけによって犬の免疫機能に異常がおこり、血液中の赤血球が破壊されることにより、全身へ酸素が行き渡らなくなってしまった状態を言います。
溶血(ようけつ)とは赤血球が破壊されることを意味します。

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悪性リンパ腫

犬の悪性リンパ腫とは、血液のがんに分類される全身性のがんです。
全身のいたるところに存在しているリンパ組織がガン化した状態を言い、リンパ肉腫とも呼ばれます。
リンパ組織とは感染症や腫瘍の広がりから体を守る免疫作用をつかさどる組織であり、具体的にはリンパ節、扁桃腺、胸腺、骨髄、腸内のパイエル板などが含まれます。

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血管肉腫

血管肉腫(けっかんにくしゅ)とは、血管を構成している細胞がガン化した状態のことです。つまり、血管のガンです。
血管を断面にすると、外側から「外膜」、「中膜」、「内膜」という構造になっており、一番内側の層は「血管内皮細胞」という細胞によって埋め尽くされています。
血管肉腫とは、この血管内皮細胞がガン細胞になってしまった状態のことです。

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代謝性アシドーシス

犬の代謝性アシドーシスとは、血液中の酸性濃度が高くなりすぎた状態を言います。
生体内における血液の酸塩基平衡はpH(7.4)になるように常に一定に保たれています。
しかし何らかの理由によりこのバランスが崩れ、血液が酸性側に傾いた状態をアシドーシス(acidosis)といい、逆に塩基側に傾いた状態をアルカローシス(alkalosis)と言います。

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呼吸器疾患

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有毒物質による中毒

われわれ人間にとっては、特に影響のない食物でも、犬たちにとっては劇薬となるものが存在します。
食物以外でも、薬品や金属類など、犬たちの健康を害する物質は意外に多く存在します。

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肥満

犬の肥満とは、体内に脂肪がたまりすぎた状態を言います。
消費カロリーよりも摂取カロリーの方が多い場合、余ったエネルギーはまず肝臓や筋肉の中に「グリコーゲン」という形で貯蔵されます。そしてそれでもなお過剰エネルギーがある場合は、全身に存在しているエネルギー貯蔵庫ともいえる「脂肪細胞」(しぼうさいぼう)の中に、中性脂肪(ちゅうせいしぼう, トリアシルグリセロール)という形にエネルギー転換(てんかん)して蓄えていきます。
そしてこの「中性脂肪」こそが、ぜい肉の正体であり肥満の原因なのです。

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