犬の高窒素血症(こうちっそけっしょう) ~愛犬の飲む水の量が増えたら~
腎臓の機能が低下することで窒素を含む老廃物の排出がうまくいかず、血中の窒素濃度が高まってしまった状態を言います。
腎臓内では糸球体と呼ばれる血管網に血液を通し、血圧によって老廃物をろ過します。
しかし腎臓を通る血液の量が減少したり、血圧が弱まると、糸球体でのろ過能力が悪化したり、全くの機能不全に陥ることがあります。
その結果、本来尿として体外に排出されるはずであった老廃物がやがて血中に蓄積していき、血液の組成を大きく変えてしまうというわけです。
たまった老廃物が窒素を含む場合が高窒素血症であり、さらに悪化すると尿毒症へとつながります。
尿毒症はとても危険な病気ですので、下記の症状がある場合は、速やかに病院へ行きましょう。
- 犬の高窒素血症の主な症状
- 犬の高窒素血症の主な原因
- 犬の高窒素血症の主な治療法
犬の高窒素血症の主な症状
主な症状 |
☆尿の減少 |
☆水をたくさん飲む |
☆食欲不振 |
☆四肢のむくみ |
☆運動を嫌がる |
☆ぐったりして元気がない |
飲む水の量がいつもよりも明らかに増えているにも関わらず、トイレに行っても少ししか出ないといった症状が見られたら、高窒素血症を疑いがあります。
そのような症状と並行して、ぐったりと横たわったまま、動こうとせず、元気がないといった症状も見られます。
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