犬のトイレにしつけは極めて重要です。間違った方法ですと、逆効果にもなります。ここで正しい方法を確認し、決して焦らず、額実に、根気良くがんばりましょう。
トイレのしつけの注意点
NG例:●「間違った場所で用を足した→大きな音など不快感(罰)を与えた」
この方法では、犬は「用を足した=叱られる」と解釈してしまう危険があります。
その結果、飼い主に隠れておしっこをしたり、自分の便を食べる食糞症(しょくふんしょう)になる可能性があります。
NG例:●かなり昔から、「粗相をした場所に犬を連れて行き、鼻先を押し付け、お尻を叩く」という方法があります。
しかし、これは間違いです。犬は数分前の出来事と現在受けている罰を結びつけることが出来ません。
この方法は、犬からしたら、単純にいじめられているという事になります。
犬のトイレのしつけについて
しつけに入る前に「犬のしつけの基本理論」を理解しておいてください。⇒犬のしつけの基本理論
トイレの場所について
犬は、寝床や休息場所などから離れた場所で用を足すのが一般的です。
犬のトイレは寝床や食事場所からなるべく遠い場所に置きましょう。
またドアのそばなど落ち着かない場所は避けるようにしましょう。
犬のトイレサインを読み取る
犬が便意を催しやすいのは、寝起き、えさを食べた後、運動の後です。
犬の主なトイレサイン |
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犬がいつトイレをしたかという排泄記録をつけておくと、トイレのタイミングを把握しやすくなります。
犬種によって前後はしますが、子犬の基本的なトイレの間隔は以下の通りです。
子犬のおしっこの間隔 | |
8~10週齢未満 |
1時間 |
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2時間 |
3月齢 |
3時間 |
4ヶ月齢 |
4時間 |
5ヶ月齢 |
5時間 |
6ヶ月齢以上 |
6時間以上 |
トイレのしつけ手順
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- 犬のトイレサインが出たら、犬をトイレに連れて行きましょう。
- トイレで用を足せたら、「いいこ」などのほめ言葉を与えましょう。トイレに失敗したときの対処法○⇒そっと犬を隔離→粗相した場所をきれいに掃除→消臭犬は自分のおしっこやうんちの匂いのある場所に、再び用を足そうとする習性がある為、消臭スプレーを掛けておきましょう。
- もし犬がトイレ以外の場所に粗相をしてしまったら、飼い主はまず犬をその場所から隔離します。犬から見られない状況になったら、汚れた場所をキレイに拭きとりましょう。
注意:トイレをした後に犬をハウスに閉じ込めてしまうと、これは犬にとっての罰になる可能性があります。結果として、「トイレで用を足してはいけない」と記憶してしまう可能性があるので、気を付けましょう。
※よくある間違い
○甲高い声で「あらー何やってるの!」などとしかる事です。犬にとっては注目を受け、飼い主が喜んでいると思ってしまいます。
○飼い主が粗相の処理している姿を見せるのもNGです。なぜなら「おしっこをしたら、飼い主さんが来て、構ってくれる」と思ってしまう可能性があります。
トイレを変える時の注意
ペットシーツを変える時
急にペットシーツを変えると、匂いが変わって犬がトイレとして認識してくれない可能性があります。
- 新しいペットシーツを1/3程度にカットして今まで使っていたペットシーツの端っこに置く。
- 犬が匂いや見た目に慣れてきたら、シーツの大きさを1/2→2/3と少しずつ大きくしていきます。
- 1週間程度かけて、ゆっくりと移行していきましょう。 トイレのトレー自体を変えると、犬が警戒して入りたがらなくなる可能性があります。
トレーを変える時
- 新しいトレーを部屋の中央に置き、犬に匂いを嗅がせ、警戒心を解きましょう。
- 新しいトレーを今まで使っていたトイレのそばまで移動し、犬が新しいトイレの存在を気にせずトイレできるようにしましょう。
- トイレと交換してみましょう。それでも使ってくれない場合は、犬のおしっこを軽く塗りつけ、臭いを付けてみましょう。
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