犬の水腎症(すいじんしょう)

犬の水腎症~食欲が無くなったり、水を大量に飲んだりしたら~

 犬の水腎症(すいじんしょう)とは、尿を排出する管の通りが悪くなり、腎臓内部におしっこがたまってふくらんでしまった状態を言います。
 尿は、腎盂(じんう)と呼ばれる部分に集められます。
 その後、尿は尿管を通って膀胱に溜まり、尿道を通って体外に排泄されます。
 この尿の一連の流れが何らかの原因で止まり、腎盂に尿がたまってしまい大きく広がってしまった状態を水腎症といいます。
 より正確には、尿管、膀胱、尿道までのどこかで尿の流れが閉塞された状態(尿路閉塞症)と、血流障害により腎臓が部分的に萎縮してしまった状態を合わせて水腎症と称します。

 ここでは、犬の水腎症の主な原因はもちろん、症状から対処法などをまとめていますので、是非ご参考になさってください。


  • 犬の水腎症の主な症状
  • 犬の水腎症の主な原因
  • 犬の水腎症の主な治療法

犬の水腎症の主な症状

犬の水腎症は、特に症状を示さないこともあります。
主な症状としては、食欲が無くなったり、水を大量に飲んだりなどがあげられます。

主な症状
☆血尿
☆食欲不振
☆おなかがふくらむ
急性腎不全
慢性腎不全

犬の水腎症の主な原因

 犬の水腎症には、先天性のものと後天性のものがあります。
 先天性の場合は、腎臓や尿管の奇形などによって起こります。
 後天性の場合は、結石や腫瘍などによる腎臓や尿管の閉塞したものが多くみられます。

  • 先天的な奇形
    先天的な奇形により尿路が閉塞してしまう
    ことがあります。
    具体的には尿管と膀胱の移行部が先天的に狭くなっているなどです。
    多くの場合、子犬の頃から症状を示します。

  • 後天的な原因
    後天的な理由により尿路が閉塞してしまうことがあります。
    具体的には結石による目詰まり、腫瘍による圧迫、炎症による周辺組織の腫れ、避妊手術による不慮の尿管結紮などです。

犬の水腎症の主な治療法 

 犬の水腎症の治療は、原因となっている疾患や腎不全を起こしているかどうかによって決まってきます。
 いずれにしても、早期に閉塞が解除できれば、腎臓の機能は回復することができ、予後は良好です。

  • 腎臓の摘出
    水腎症が片側だけに生じている場合は、片方の腎臓を摘出する外科手術が行われることがあります。

  • 腎臓を摘出
    水腎症が両方の腎臓に発生している場合は、腎不全と似た症状をきたしますので、主に急性腎不全に準じた治療法が施されます。

  • 基礎疾患の治療
    別の疾病によって水腎症が引き起こされている場合は、腫瘍などそれらの基礎疾患への治療が合わせて施されます。

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