子宮の内部を覆っている子宮内膜(しきゅうないまく)と呼ばれる部分に炎症が発生した状態のことです。
発情が止まっている時期における子宮は、内外の子宮口をぴったりくっつけて子宮頚管(しきゅうけいかん)を閉ざし、外部との交流をシャットアウトしています。しかし発情前期から発情期にかけての時期だけは別です。この時期になると、オスを受け入れて受精しやすくするため、子宮頚管を部分的に開いて精子が通りやすくします。すると、待ってましたとばかりに膣内にいた病原菌がこの管を通って上行し、子宮内膜に取りついて繁殖を始めます。このようにして内膜に炎症が起こった状態が「子宮内膜炎」です。なお、子宮内膜炎が長引き、子宮内に膿(うみ)がたまってしまった状態は子宮蓄膿症と呼ばれます。
主な症状 |
☆下腹部の痛み |
☆微熱 |
☆膣からのおりもの |
☆不正出血 |
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犬の子宮内膜炎の主な原因
- 各種の細菌が子宮内膜で増殖することで炎症が起こります。炎症を起こす原因菌の大部分は、膣に常在している細菌叢や大腸菌など、ありふれた菌ばかりだとされます。その他、呼吸器や消化器から血液やリンパにのって子宮内に到達するものもいます。
- 発情期が近づいたメス犬の卵巣からは、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが分泌されます。このホルモンの役割は、子宮内膜に作用して分厚く変化させ、受精卵が着床しやすくすることです。しかしこの子宮内部の変化は、受精卵のみならず病原菌にとっても住みやすい環境を作ってしまいます。ですから、女性ホルモンが間接的に病原菌の増殖を助長しているとも言えるでしょう。
犬の子宮内膜炎の主な治療法
- 炎症を引き起こしている細菌を特定し、最も効果が高いと思われる抗生物質を投与します。
- 繁殖を計画していない犬においては、卵巣と子宮の摘出手術を行うこともあります。卵巣を取ることで子宮内膜の肥厚を起こすエストロゲンの分泌を抑制し、子宮を取ることで炎症が起こるそもそもの土台をなくしてしまいます。
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