犬の有毒生物による中毒症

犬の有毒生物による中毒症~愛犬が蜂やムカデ、ヒキガエルに嚙まれたら~

 犬の有毒生物による中毒症とは、有毒生物により刺されたり噛まれたりする事があります。
 原因となる生物はハチ、カ、ブヨ、ガ、アブなど羽根を持つ飛行可能な昆虫のほか、ムカデ、ヒキガエル、ヘビなど地面を動くもの、また海ではクラゲなどの可能性も考えられます。

 ここでは、犬の有毒生物による中毒症の主な原因はもちろん、症状から対処法などをまとめていますので、是非ご参考になさって下さい。


  • 犬の有毒生物による中毒症の主な症状
  • 犬の有毒生物による中毒症の主な原因
  • 犬の有毒生物に侵された際の主な応急処置・治療法

犬の有毒生物による中毒症の主な症状

主な症状
☆患部をなめたり引っかいたりする
☆患部が腫れる
☆患部に触られるのを嫌がる
嘔吐
よだれ
☆チアノーゼ(酸欠で口の中が紫色になる)
☆最悪の場合死亡(アナフィラキシーやヒキガエル毒など)

犬の有毒生物による中毒症の主な原因

 有毒生物の中で侮れないのがヒキガエルです。犬や猫が面白半分で触っていても見過ごしてしまう危険性があります。

 耳下腺で産生される毒素には幻覚剤LSDに似た「インドールアルキルアミン」や、強心剤に似た作用を持つ成分が含まれており、粘膜から吸収されると呼吸困難や不整脈を引き起こすことがあります。
 最も危険とされるのは「コロラドリバーヒキガエル」と「オオヒキガエル」ですが、幸いなことに日本で見かけることはまずありません。
 ただしニホンヒキガエルなど、接触する機会があるカエルも生息しています。

犬の有毒生物に侵された際の主な応急処置・治療法

  • 炎症箇所を冷やす
    ミツバチの針などが体に残っている場合はピンセットや刺抜きなどで抜いてあげ、炎症を軽減するためにその箇所を氷を入れた水袋などで冷やしてあげましょう

  • 様子を見る
    何に刺されたのか分からない場合は、最低でも30分程度は様子を見ます。
     興奮して大量のよだれを流したり、呼吸が荒くなるようでしたらヘビ毒などの可能性もありますので、早急に動物病院へ直行します。
     また有毒生物に刺されたのが二回目の場合はショック状態(アナフィラキシーショック)になる危険性もありますので、ぐったりしている場合は早急に獣医さんにご相談下さい。
※アナフィラキシーショック
 ヒトを始めとする哺乳類で広く認められる急性かつ全身性の重度なアレルギー反応のことです。
 本来異物から体を守るはずの免疫系が過剰に反応することで、全身の機能が悪化してしまった状態を言います。
 ほんの僅かなアレルゲン(アレルギーの元)の摂取、皮膚への接触、注射や呼吸器からの吸入が生死に関わるアナフィラキシー反応、すなわちアナフィラキシーショックを引き起こすことがあります。

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