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犬の急性胃炎

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 胃の粘膜に突然に炎症が生じた状態のことです。慢性胃炎では症状が1週間以上続くのに対し、急性胃炎では通常1週間以内に収まります

 急性胃炎と似た症状を示すものとしては、のどや食道に引っかかったものをゲーゲーと吐き出す「吐出」(としゅつ)や、エサや水をうまく飲み込めずに口の端からこぼす「嚥下困難」(えんげこんなん)があります。これらの症状と急性胃炎を見分けるときのポイントは、おなかを大きく伸縮させながら胃の内容物を吐き出しているかどうかという点です。胃に炎症が起こっている場合は、横隔膜や腹筋を使って胃の中身を空にしようとします。
 自分の吐き出した胃酸で食道が傷つき、「逆流性食道炎」を発症することも少なくありません。

主な症状
☆よだれを垂らす
☆突然の反復性嘔吐
☆脱水症状
☆吐しゃ物の中に血が混じっている

 

犬の急性胃炎の主な原因

  • 急性胃炎の原因として最も多いのが、食べてはいけないものを食べてしまう誤飲や誤食です。具体的には、犬が食べてはいけない食物、毒物、植物などを摂取した可能性が考えられます。
  • 大小さまざまな寄生虫が胃炎を引き起こすことがあります。具体的には、回虫、フィサロプテラ(胃虫)などです。
  • ウイルスや細菌の感染が胃炎を引き起こすことがあります。具体的にはジステンパーなどです。
  • ある種の薬が胃炎を引き起こすことがあります。

 

犬の急性胃炎の主な治療法

  • 食べてはいけないものを食べてしまった場合は、犬が異物を飲み込んだ際の処置がとられます。固形物の場合は催吐剤や内視鏡と鉗子(かんし=手術用の小さなマジックアーム)を用いた除去、液体の場合は胃洗浄や吸着剤の投与などです。
  • 体力のある犬の場合、12時間の絶水と24時間の絶食を行って傷ついた胃を休めます。その後少量の水からスタートし、消化されやすい低脂肪、単一タンパク、単一炭水化物の食事が与えられます。
  • 嘔吐によって失った体液を補うため、輸液が行われます。重症な場合は点滴が施されることもあります。
  • 寄生虫や感染症などが胃炎を引き起こしている場合は、それらを体内から除去するような治療が施されます。

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