膣内から分泌物

もしも愛犬の膣内から分泌物があったら~膵外分泌不全症や慢性腸炎などの疑いアリ~

「うちの子の下腹部から何か変な物が出ているわ」と感じたら、要注意です!
もしも愛犬の膣内から分泌物が出る場合、下記の疾患が疑われます。

ブルセラ症

犬のブルセラ症とは、ブルセラ属の細菌「ブルセラ・カニス」(Brucella canis)によって引き起こされる感染症です。
ヒトにも他の動物にも感染する人獣共通感染症(じんじゅうきょうつうかんせんしょう)の1つで、1999年4月以降、日本では感染症法により四類感染症に指定されているため、診断した医師は速やかに保健所に届け出なければなりません。
2008年8月に名古屋市の動物取扱業者で犬ブルセラ症のヒトへの感染、2008年10月には関東の動物取扱業者で犬への集団感染が報告されました。
ただ、ブルセラ菌の感染力は弱く、通常の生活ではヒトへの感染はまれな例であり、またヒトからヒトへ感染することはないといわれています。

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膣炎

犬の膣炎(ちつえん)とは、メス犬の生殖器の子宮から体の外につながる道である膣内部に炎症が発生した状態のことです。
膣炎は様々な犬種でもかかります。
また、年齢にも関係なく子犬でも老犬でもかかります。
避妊手術の有無や発情のどの段階かも関係なく発症します。

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子宮内膜炎

犬の子宮内膜炎とは、子宮の内部などに細菌が侵入してしまい、子宮の内部を覆っている子宮内膜(しきゅうないまく)と呼ばれる部分に炎症が発生した状態のことです。

発情が止まっている時期における子宮は、内外の子宮口をぴったりくっつけて子宮頚管(しきゅうけいかん)を閉ざし、外部との交流をシャットアウトしています。
しかし発情前期から発情期にかけての時期だけは子宮頸管を部分的に開きます。
この時期になると、オスを受け入れて受精しやすくするため、子宮頚管を部分的に開いて精子が通りやすくします。
すると、待ってましたとばかりに膣内にいた病原菌がこの管を通って上行し、子宮内膜に取りついて繁殖を始めます。
このようにして内膜に炎症が起こった状態が「子宮内膜炎」です。
なお、子宮内膜炎が長引き、子宮内に膿(うみ)がたまってしまった状態は子宮蓄膿症と呼ばれます。

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