瞬膜(透明・半透明の膜)が飛び出ている

もしも愛犬の眼から透明または半透明の膜が飛び出ていたら~チェリーアイやキー・ガスケル症候群などの疑いアリ~

「うちの愛犬の眼から透明な膜が飛び出ているな」、「うちの子の瞬膜が出てきてしまっているわ」と感じたら、要注意です!
透明もしくは半透明の膜は瞬膜と呼ばれるものです。
もしも愛犬の目から半透明の膜が飛び出ている場合、下記の疾患が疑われます。

チェリーアイ

犬のチェリーアイとは、第三眼瞼(だいさんがんけん, 瞬膜とも)の裏側にある腺が炎症を起こし、赤く腫れ上がり、飛び出してしまう病気のことです。
正式には「第三眼瞼腺脱出」と言いますが、外に盛り上がった状態がさくらんぼに似ていることから「チェリーアイ」と呼ばれます。

普段は目頭の中に隠れているため見えることはありません。
第三眼瞼の根元の付け根がゆるむことによって起こり、ほとんどは1歳未満の子犬で発症します。

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ボツリヌス中毒

犬のボツリヌス中毒とは、クロストリジウム属の細菌である「クロストリジウムボツリヌス」(Clostridium botulinum)が産生する神経毒素によって神経が障害を受けた事によって発症する中毒です。
ボツリヌス菌はA~Gまでの7種類に分類されており、人間の中毒症状を引き起こすタイプとしては「A・B・E・F」の4型、犬の中毒症状引き起こすタイプとしては「C型」が確認されています。
主に腐った食品に含まれるボツリヌス神経毒を摂取すると、神経筋接合部におけるアセチルコリンの放出が抑制され、筋肉の収縮障害と自律神経障害が引き起こされます。

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ホルネル症候群

ホルネル症候群とは、脳の視床下部から眼球まで走行する頸部交感神経路の周辺で異常が発生し、眼やその周りに現れるさまざまな症状の集まりの事を言います。
ホーナー症候群とも呼ばれます。
交感神経(こうかんしんけい)は瞳孔を開いたり、発汗を促したりしますので、この神経が障害を受けると、逆に瞳孔が縮小したり無発汗が生じたりします。

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キー・ガスケル症候

犬のキー・ガスケル症候群(Key-Gaskell syndrome)とは、原因不明の自律神経失調症のことです。
自律神経とは交感神経と副交感神経が対となって機能している神経系のことで、胃や腸といった消化器の運動や発汗などのように、生活をしていく上でに必要な働きをする重要な神経です。

根本的な治療法がいまだ見つかっていませんが、だからと言って、軽視して様子見などをしていると、どんどん症状が悪化していくことになります。

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