おなかが鳴る

もしも愛犬のおなかが鳴ったら~膵外分泌不全症や慢性腸炎などの疑いアリ~

「いつもよりもお腹が鳴る回数が多いな」、「いつものお腹の鳴る音が大きいな」と感じたら、
要注意です!
もしも愛犬のお腹が鳴る場合、下記の疾患が疑われます。

膵外分泌不全症

膵外分泌不全症は、内分泌と外分泌とに分かれた膵臓の機能の内、外分泌機能が損なわれた状態のことです。
膵外分泌不全にかかると、その消化酵素の分泌がほとんどされなくなってしまい、痩せていきます。

慢性腸炎

犬の慢性腸炎とは、小腸と大腸の粘膜上で、繰り返し炎症が起こる状態のことです。
 急性腸炎では、比較的激しい症状が突然発症しますが、治療すればすぐに回復していきます。
 慢性腸炎は基本的に自然に治ることはありません。
 急性胃腸炎の治療をしてもなかなか治らず、症状が軽減してもすぐに再発し長期的な経過をたどるものです。

小腸性下痢症

犬の小腸性下痢症(しょうちょうせいげりしょう)とは、小腸に原因を持つ下痢のことです。

腸管は、水分の分泌と吸収を繰り返すことで、管内を通過する消化物の水分含量を一定に保とうとします。
しかし、分泌機能と吸収機能のどちらか一方でもおかしくなると、腸管内における水分バランスが崩れてグジュグジュの下痢が発生します。
例えば、吸収力は正常だけれども分泌量が多すぎるだとか、分泌量は正常だけれども吸収力が低下しているなどです。
前者は「分泌性下痢」とも呼ばれ、小腸性下痢においてよく見られます。

犬の小腸性下痢症の主な症状は以下です。3週間以上続く場合は小腸性の「慢性下痢症」とも呼ばれます。

鼓腸

胃、小腸、大腸に余分なガスがたまった状態のことです。胃のガスが口から出た場合は「げっぷ」、腸のガスが肛門から出た場合は「おなら」と呼ばれます。「犬の鼓腸症(こちょうしょう)」は、 正式には胃拡張・捻転症候群(いかくちょう・いねんてんしょうこうぐん)と言う病気です。胃拡張は大腸の中の細菌・微生物の働きで、穀物などが発酵してガス、つまりおならが発生する状態です。 もう一つは、犬の胃が拡張して捻転を起こし、胃の出入り口が閉まるのと同時に、血液が胃に行かなくなって壊死してしまう状態です。

 犬のおならには臭くないものと臭いものとがあります。前者は全体の9割以上を占め、窒素、酸素、水素、メタン、二酸化炭素といった空気と同じ成分で構成されています。後者は残りの1割弱で、成分はアンモニア、硫化水素、インドール、スカトール、揮発性の短鎖脂肪酸など、鼻にツンと来るものばかりです。中~大型犬が悪臭付きのおならを頻発すると、時として人間との共同生活に支障をきたすような問題にまで発展します。

アレルギー

犬のアレルギー症状が最近増えてきています。代表的な例では、チョコレートやネギ類を食べてしまい発症する食べ物由来と、散歩中に誤ってチューリップなど球根植物を口にしてしまい発症する事例が多くみられます。

っこでは犬がアレルギーを発症しやすい食べ物と、家庭でできる対策をお伝えします。

そもそも食品アレルギーとは、ある特定の食材に含まれる成分に対してアレルギー反応を示してしまうことです。

「アレルギー」とは、免疫反応が激しすぎて、本来守るべき生体に害を及ぼしてしまう状態のことです。アレルギーを引き起こす原因物質は「アレルゲン」と呼ばれます。アレルギーには様々なタイプがあり、食品アレルギーには「I型」と「IV型」が関わっていると考えられています。
前者は、アレルゲンとの接触から30分程度で現れる即時型のことで、アトピー性皮膚炎が代表格です。
後者は、アレルゲンとの接触から24時間以上かけて緩やかに現れる遅延型のことで、接触性アレルギーが代表格です。食品アレルギーにおいては、これら2タイプのうちのどちらか、もしくはその両方が関わって発症すると考えられています。
アレルゲンが腸管に局所的に作用した後、血流に乗って散らばることで全身症状を示すようになります。「I型アレルギー」が主体の場合は、比較的短時間で現れて短時間で消えますが、「IV型アレルギー」が主体の場合は、数日たってから症状が現れ、それが数週間持続することもしばしばです。