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犬の慢性腸炎

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 小腸と大腸の粘膜上で、繰り返し炎症が起こる状態のことです。

 「炎症」とは、体内における異物を除去するため、「炎症細胞」と呼ばれる特殊な細胞が集合して、各種の化学反応を起こすことです。慢性腸炎では、好酸球、Tリンパ球、肥満細胞(マスト細胞)、好中球、好塩基球など、様々な免疫細胞が粘膜固有層に見られることから、別名「炎症性腸疾患」(IBD)とも呼ばれます。

主な症状
☆嘔吐
☆下痢
☆口が臭い
☆水を大量に飲む
☆おしっこが増える
☆おなかが鳴る

 

犬の慢性腸炎の主な原因

  • 発症には、ジアルジア(原虫)、サルモネラ(菌)、カンピロバクター(菌)の感染が関与していると考えられています。
  • 動物性タンパク質、食品添加物、人工着色料、保存料、乳タンパク、小麦グルテンが、ある種の食物アレルギー を引き起こしている可能性があります。
  • 特定の犬種における発症率が高いことから、遺伝が何らかの関わりを持っていると推測されています。具体的には、バセンジー、ノルウェジャンルンデフンド、フレンチブルドッグボクサーアイリッシュセッターなどです。

 

犬の慢性腸炎の主な治療法

  • 別の疾病によって慢性腸炎が引き起こされている場合は、まずそれらの基礎疾患への治療が施されます。たとえば寄生虫が原因のときは駆虫薬の投与、腫瘍が原因のときは外科手術による切除、抗がん剤治療などです。
  • 一般的に慢性腸炎は完治するのが難しい疾患ですので、疾患の原因を取り除くよりも、症状の軽減を目的とした治療が施されます。具体的には腸粘膜の炎症を抑えるためステロイドが投与されたりしますが、生涯にわたって投薬治療が必要となるケースもままあります。

 

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