鼻血

もしも愛犬が鼻血を出していたら~血小板減少症や白血病などの疑いアリ~

「うちの愛犬が鼻血を出していたんだ」と感じたら、要注意です!
もしも愛犬が鼻血を出している場合、下記の疾患が疑われます。

鼻出血

鼻の中に出血が起こった状態を言います。いわゆる鼻血のことで、鼻の外側における出血とは別物です。

われわれ人間において鼻血(鼻出血)は時折見られる症状ではありますが、犬にとっての鼻血は病気以外の原因で見られることはあまりなく、病気が隠れているケースがあるので注意して下さい。
鼻から出血している場合は、たかが鼻血と軽視せず、あまり無理はせずに犬が嫌がって暴れないようであれば、鼻の穴をガーゼなどで軽く押さえて、すぐに病院に行くようにしましょう。

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血小板減少症

犬の血小板減少症(けっしょうばんげんしょうしょう)は、血液中に存在する小さな細胞である血を固める作用を持つ血小板の数が病的に減ってしまった状態を言います。
治療が遅れると重症になることもあるため、早期発見・治療が重要です。
血小板(けっしょうばん)とは、血液に含まれる細胞成分の一種で、出血が起こったときに出血した部位に集まって止血する役割を担っています。
正常な状態では、毎日作り出される血小板の数と除去される血小板の数とが釣り合っており、大きな数の増減はありません。
しかし何らかの理由によって血小板の生産量が低下したり、除去する量が増加したりすると、血液中の血小板数が病的に少なくなって様々な症状を示すようになります。

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扁平上皮ガン

犬の扁平上皮ガン(へんぺいじょうひがん)とは、生体の表面を覆っている上皮の一種である扁平上皮がガン化した状態のことです。
皮膚にできるガンには、メラニン細胞がガン化した「メラノーマ」線維芽細胞がガン化した「線維肉腫」などがありますが、「扁平上皮ガン」と言った場合は、皮膚の最上部を占めている扁平上皮細胞がガン化した状態を指します。
扁平上皮ガンは、皮膚が存在している場所であればどこにでも発生する可能性を秘めています。
しかし種によってある程度好発部位が固定されており、犬においては「鼻腔」、「副鼻腔」、「舌や歯肉」(口腔)、「扁桃」、「肺」、「爪」、「股間」などに多いとされています。

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白血病

犬の白血病は、骨髄内にある造血細胞が遺伝子変異を起こし、異常な増殖を繰り返すことで正常な細胞の生成を阻害してしまった状態を言います。
免疫にかかわる「白血球」(はっけっきゅう)の生成が邪魔されると、免疫力が低下して感染症にかかりやすくなります。
また血液凝固作用のある「血小板」(けっしょうばん)の生成が邪魔されると、すぐに血が出て止まりにくいといった易出血性という症状を示すようになります。
さらに酸素を細胞に運搬する「赤血球」(せっけっきゅう)の生成が邪魔されると、組織や器官が酸欠状態になって貧血症状を引き起こします。
このように、血液に含まれる様々な細胞成分が障害を受けることにより、多様な症状を示した状態が「白血病」です。
発症の仕方により急性白血病(きゅうせいはっけつびょう)と慢性白血病(まんせいはっけつびょう)に分かれます。

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