被毛がべたつく

もしも愛犬の被毛がべたついたら~脂漏症などの疑いアリ~

「うちの愛犬の毛が何だかベタつくな」と感じたら、要注意です!
もしも愛犬の被毛がべたつく場合、下記の疾患が疑われます。

脂漏症

犬の脂漏症(しろうしょう)とは、皮膚の新陳代謝が異常に速くなり、全身の皮脂腺の分泌が過剰になったり、皮膚の角化が異常に亢進した状態をいいます。
「脂漏性皮膚炎」、「マラセチア皮膚炎」とも呼ばれます。
症状としては、皮脂が多く皮膚が脂っぽくなったり、逆に皮膚が乾燥したりします。
マラセチアは犬の外耳道、肛門嚢、指の間、唇、皮膚粘膜などに常在しているありふれた酵母です。
通常であれば、犬の皮脂腺から分泌される脂質を栄養分としながらのんびり暮らしていますが、何らかのきっかけによって突如病原体と化してしまうことがあります。
この変化を生み出している要因は定かではありません。
おそらく「宿主の免疫力低下」、「脂質の過剰分泌」、「皮膚表面の湿度の上昇」、「皮脂の成分の変化」、「角質層への微小ダメージ」などが複雑に絡み合って発生するのだろうと推測されています。
マラセチア属は、プロテアーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、リポキシゲナーゼといった各種の分解酵素を放出し、皮膚におけるタンパク質の分解、脂肪の分解、pHの変化を誘発します。こうした変化が炎症反応を引き起こし、様々な症状として現れます。
好発部位は、唇、耳、四肢の内側、腋の下、鼠径部(太ももの付け根)、しっぽの付け根などです。

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