歯の変色

もしも愛犬の歯の変色していたら~歯根腫瘍やエナメル質形成不全などの疑いアリ~

「うちの愛犬の歯が黒っぽくなっているな」などと感じたら、要注意です!
もしも愛犬の歯の変色している場合、下記の疾患が疑われます。

歯根腫瘍

犬の歯根膿瘍(しこんのうよう)とは、歯の根元に当たる「歯根部」(しこんぶ)に炎症が生じ、局所的に膿が溜まってしまった状態のことです。
歯根の先端のことを根尖(こんせん)というので、歯根膿瘍は根尖膿瘍、根尖周囲膿瘍とも呼ばれます。
犬の歯は、表に出ている「歯冠部」(しかんぶ)と歯茎の中に埋まっている「歯根部」とから成り立っています。
通常であれば、最外層にある硬いエナメル質が保護しているため、歯根部に炎症が生じる事はありません。
しかし歯に大きな力が加わってヒビが入ったり折れてしまったりすると、そこから病原菌が入り込み、一番奥にある歯根部で炎症を引き起こしてしまうことがあります。

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虫歯

虫歯とは、口の中で細菌が繁殖し、産生した酸などで歯が削られてしまった状態のことです。
正式名称は「齲蝕」(うしょく)と言います。
歯そのものが黒ずんでいる場合は虫歯が疑われます。
虫歯はまず歯垢(しこう, 細菌の塊)が歯の表面に付着することから始まります。
歯垢の中にいる細菌は食事中に含まれる炭水化物(主にショ糖)からエネルギーを作り出し、その代謝産物として酸を放出します。

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エナメル質形成不全

犬のエナメル質形成不全とは、歯の表面にあるエナメル質という層の形成が阻害され、発達が不十分な状態を言います。
犬の歯は外側からエナメル質→ゾウゲ質という順番で構成されています。
エナメル質は96%の無機質と4%の水+有機質でできており、哺乳動物の体内では最も硬い組織です。

歯の最外層に当たるエナメル質が、何らかの理由で形成されず、始めから欠けている状態のことです。

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