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もしも愛犬の尿の臭いがきつかったら~腎盂腎炎や前立腺炎などの疑いアリ~
「いつもよりも愛犬の尿の臭いがきついな」と感じたら、要注意です!
もしも愛犬の尿がいつもよりも臭い場合、下記の疾患が疑われます。
レプトスピラ症
犬のレプトスピラ症とは、レプトスピラ属(Leptospira)の細菌の中で病原性を持った病原性レプトスピラによって引き起こされる感染症です。
レプトスピラは、らせん状の体を特徴とした「スピロヘータ」と呼ばれる細菌の一種で、体の両端がフックのように曲がりくねっています。
人を含めさまざまな哺乳類に感染する人獣共通感染症(ズーノシス)の1つでもあります。
感染症法では四類感染症に指定され、また家畜伝染病予防法では届出が義務化されています。
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膀胱炎
膀胱(ぼうこう)とは腎臓から送られてくる尿を一時的に溜める袋状の器官であり、左右の腎臓から尿管を通して尿を受け取り、尿道を通して体外に排出します。
膀胱炎は、おもに尿道から入った細菌が尿管を伝って逆行し、膀胱に達して炎症を引き起こした状態のことを指します。
膀胱は通常、伸縮性があるのである程度の尿を溜めておくことが可能ですが、膀胱炎になると膀胱が硬くなってしまい、尿を溜めることが難しくなります。
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腎盂腎炎
犬の腎盂腎炎(じんうじんえん)とは、腎臓の中の腎盂と呼ばれる部分に炎症が発生し、腎臓が機能不全を起こした状態を言います。
腎盂(じんう)とは、腎臓と尿管の接続部で、漏斗状に広がっている部分のことです。
腎盂で炎症が起こると、ほとんどの場合は周囲に炎症が波及し、腎臓全体が機能不全に陥ります。
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膀胱結石
犬の膀胱結石(ぼうこうけっせき)は、尿をためる袋とも言うべき膀胱に結石を生じた状態を言います。
または、腎結石や尿管結石が移動して膀胱に入ると、膀胱結石になります。
結石は石のように固くて丸く、大きさは数 mmから数 cmで、時には膀胱と同じくらいの大きさまで巨大化することもあります。
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前立腺炎
犬の前立腺炎(ぜんりつせんえん)とは、前立腺に細菌が感染し、激しい痛みを伴う炎症を引き起こしてしまった状態を言います。
前立腺とは、オスの膀胱の根元にある副生殖腺で、尿道を取り囲むかたちで存在しているオスにのみある生殖器です。
主な働きは前立腺液を分泌し、精嚢(せいのう)から分泌された精嚢液を、精巣で作られた精子と混合して精液を作ること、および射精時における収縮や尿の排泄を補助することなどです。
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前立腺腫瘍
犬の前立腺膿瘍(ぜんりつせんのうよう)とは、前立腺が化膿して膿(うみ)がたまってしまった状態を言います。
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