頭を振る

もしも愛犬が頭を振る仕草を見せたら~異物混入や耳疥癬(じかいせん)などの疑いアリ~

「うちの愛犬が頭を振るような仕草をするなぁ」と感じたら、要注意です!
もしも愛犬が頭をしきりに振る場合、下記の疾患が疑われます。

異物混入

犬の耳の中に異物が入ると、炎症など起こして様々な病気を引き起こしてしまう原因となります。
犬の耳の穴は、縦方向に伸びる「垂直耳道」と横方向に伸びる「水平耳道」となっています。
ちょうどアルファベットの「L」のような形をしたこの構造は、鼓膜が容易に傷つかないというメリットを持つ反面、異物が奥まで入り込んだら取り出しにくいというデメリットにもなっています。

異物に気づかないまま綿棒などで耳掃除をすると、入り口付近にあった障害物が垂直耳道の奥に入り込み、さらにその奥にある水平耳道にまで侵入してしまうこともありますので注意です。

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耳疥癬(じかいせん)

犬の耳疥癬(みみかいせん)とは、耳の中でダニが繁殖した状態を言います。「耳ダニ症」とも呼ばれます。

犬の耳に寄生するのは主としてミミヒゼンダニと呼ばれる体長0.3mm~0.5mmのダニです。
紛らわしいものとして疥癬を引き起こすイヌセンコウヒゼンダニがいますが、こちらが全身に寄生するのに対し、ミミヒゼンダニは主に耳の中に寄生するという特徴があります。
栄養源は耳の中の耳垢や傷ついた皮膚のカサブタ、リンパ液、血液などです。イヌセンコウヒゼンダニのように皮膚を食い破って中に侵入することはないものの、耳垢を分泌する腺組織を刺激するため、耳の中が次第に耳垢とダニの排せつ物で埋め尽くされていきます
かゆみを引き起こしているのは、ダニが血を吸うときに付けた小さな傷と、その傷口に集まってきた免疫細胞が放出する各種の化学物質です。

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